【日にち】2025年4月12日(土)晴れ
【メンバー】S藤(L)、M野、N西(感想)
【コースタイム】
8:42大山口-青ガレー10:00金糞峠-10:55八雲が原-12:20コヤマノ岳12:50-13:05中峠-ヨウトウゲ谷入口分岐-14:05金糞峠-前山-14:35北比良峠15:00-ダケ道-15:30カモシカ台-16:00大山口
距離13.1km 標高差1140m
【感想】
久しぶりのイン谷からのハイキング。駐車場には多くの車が駐車して、警察官が安全登山を呼びかけている。十分な装備もせず、GPSも持たずに比良を登るハイカーが多くおられるようだ。熊鈴も持参しましょう。S藤さんは歩荷トレーニングとのことで重装備だ。桜とタムシバが見頃でとってもきれいだ。長袖シャツ1枚でちょうどいい気温。
青ガレからで金糞峠に向かう。雲一つない青空でとっても気持ちがいい。金糞峠から八雲が原はテープもあり雰囲気もいいが、なんだかわかりにくくて苦手なところだ。沢の水も勢いよく流れ、思った以上に残雪もある。八雲が原には人はおらずひっそりとしている。コヤマノ岳分岐への登り坂はなかなかきつい。こんなにいいお天気なので、武奈ヶ岳まで行きたいという気持ちもあったが、今日は武奈ヶ岳は拝むだけにして、予定通りコヤマノ岳に向かった。琵琶湖を眺めながらコヤマノ岳で昼休憩とした。
コヤマノ岳から中峠へ向かう道は渡渉の連続だ。沢の水が勢いよく流れていて、滑ったら・・・と思うと躊躇してしまう。私は渡渉が苦手なのだ。ただ、この辺りは自然林の景観がよく雰囲気はとってもいい。14時過ぎに金糞峠に戻り、前山を経由して北比良峠でゆっくり休憩。今晩から天気が崩れるからか北比良峠には誰もいない。ダケ道で下山した。
ちょっと行かなかったり、季節が違うと景観も変わり、あれっ?以前、こんなところ歩いたかな?と思ったりもして、地図とコンパスで方向を確認しないと迷いそうな場所もある。距離13kmなので、そんなにしんどくないと思っていたが、バリエーションに富んだルートで歩きごたえがあった。春のお花を愛でながら、新緑を中をとても楽しい比良山行でした。S藤さんのガッツにアッパレです!お様でした。
日にち 2025年年3月30日
メンバー T.田 他一名
コースタイム
6.00高峰高原ビジターセンター着~6.30車坂峠~8.30槍が鞘~8.50トーミの頭~9.00黒斑山~10.00蛇骨岳~10.40黒斑山
~11.00槍が鞘~11.50高峰高原ビジターセンター
記録と感想
まだ雪の残るこの時期、長野と群馬の県境にあるガトーショコラのような浅間山を見ようと黒斑山へ大津から400キロ、早朝5時に高峰高原ビジターセンター駐車場に到着、この時間は外のトイレは閉まってるのでホテルのトイレを借りる、10本爪のアイゼンを装着するが久しぶりなので時間がかかり笑、出発は6時。気温は➖6°、ヘッドランプはつけなくていい明るさだが薄曇り、風はないが空気は冷たかった、寒がりなのでかなり着込んでからの表コースからスタート、踏み跡があるのでわかりやすいが踏み抜き穴もたくさんあるのでよく見て歩く、新雪はさらさらして太陽に当たるとキラキラ光っていた、徐々に空が明るくなると周りの景色も変わってくる、雪景色が360°見渡せたが今回はご来光は見えなかった、最初の目指すピークは槍が鞘、実は『やりがさや』と読めなかった笑、ここからは浅間山から煙が出てるのがよく見える、焦茶色の山肌に白い雪が粉砂糖のように見えるからガトーショコラだと、うまく表現されたものだと思った、まだ早い時間帯なので山頂には人はいなかった、登山道はまあまあ急登もあるが踏み跡があるので迷わないが踏み抜き穴が本当にたくさんあった、動物の足跡もいくつか見つけた、次のピークは『トーミの頭』2309m、標識があるが岩がゴツゴツしてすぐ崖になっている、とにかくここは風が強く寒くて次のピークの黒斑山山頂へ急ぐ、黒斑山の標識は半分以上雪で埋まっていた、ここまで来るといつのまにか人が増えてた笑、ガトーショコラな浅間山を見ながらガトーショコラではなくチョコのフィナンシェを食べる、ほかの人たちもお菓子を食べていた、そしてここからが正念場、次のピークまでの稜線歩きが私には難関だ。細い尾根歩きは右は切り立った崖、左は踏み抜き穴が多く風を受けると体が揺れるので緊張が続く、稜線を抜けると樹氷の樹林帯へ、ここは真っ白な神秘的な空間。そしてここを抜けるとまたあの同じようなデンジャラスゾーン(泣)、やっと四つめのピークは今年の干支がつく蛇骨岳2366m、ここから見る浅間山はもっと間近に感じた、この先に仙人岳、鋸岳と続くが下山の体力と雪の岩を乗り越える勇気がないからここでピストンして下山、トーミの頭から分岐で中コースからの下山、ここから登ってくる人もいた、下りの凍ったところはアイゼンでも不安なくらいだ、ゆっくり慎重に確かめながら歩く、とにかく雪の浅間山は素晴らしくずっと見ていられる山。煙が出てるってことは山も生きてるんだと思った、もちろん登山はできないが登山道は肉眼でも見えた、このあとは温泉につかり売店で山バッチも購入、あ、今回は足はつらなかった(笑)
今回も天気にも恵まれ遠征日帰り登山は大成功!
【日 程】 2025年3月23日 (日)
【天 気】 晴れ
【参加者】 H川(CL)、 K口(SL)、 K藤 (調整・記録)、 F井(天候)、
T田、 N西、 M代、 I野、 N堀、 K山、
【コースデータ】 約11km 約9時間
【行 程】
7:05奥余野森林公園駐車場324m → 7:20三馬谷渓谷入口420m → 7:55~8:10油日岳691m → 8:20加茂岳701m → 8:30忍者岳720m → 8:45~9:00三国岳715m → 9:20三国山686m → 10:35~11:30那須ケ原山 799m → 12:30~12:45三国山 → 12:50~13:05三国岳 → 13:20倉部山 688m → 13:40 ぞろぞろ峠 555m
→ 14:10~14:35北打山671m → 14:50~15:00 旗山 649m → 16:10 駐車場
【山行報告】
滋賀県甲賀市と三重県伊賀市にまたがる油日岳~那須ケ原山に強者10名で挑んだ。
南北に長く連なる鈴鹿山脈の最南端に位置し、両山頂をつなぐ県境稜線ルートには幾つものピークがあり、ピークハンターには魅力的だが、急登・ロープ登り返し多数・キレット・ザレ場・やせ尾根を含む起伏を幾度も越え緊張を強いる山行である事を各自が覚悟。
集合・出発地の奥余野森林公園駐車場は、余野公園から奥へ2km進んだあたり。10台くらいの駐車スペースと和式の水洗トイレがあり整備されていて有難い。 急斜面での登り下りの時間ロスを考慮して計画よりも早くスタートした。雪は消え、暑くもなく (ヒルに出会うことは無さげ)、丁度良い季節だが、三馬渓谷の登りは急登で暑くなってきた。衣服調整・水分補給し、尾根に出ると心地よい程度に風が吹く。甲賀方面が多少見えるが、展望いまいちの場所で先頭のリーダーが木陰で腰を下ろし休憩。位置確認したら既に油日岳の山頂にいた。簡単に登頂できたようで得をした気分になる。 稜線の道を南東に進み約10分で加茂岳に到着。さらに10分で三角点も展望もない忍者岳(甲賀と伊賀の境だから命名されたらしい) の山頂に到着。標識に従い再び稜線の道を進んで行くと急斜面の下りと登りの連続で三国岳に到着。次の三国山との間の崖はほぼ垂直でしかもロープなので不安定さがある。ここが本日最大の難所“キレット”のようだ。三国山を過ぎても急なアップダウンでザレていて滑りやすい道は続く。崩落気味で非常に狭い所やロープを伝わないと登り下りできない難所/悪路。これから向かう那須ケ原山が聳えて見えても目先は長い下り。稜線からは三重県側・滋賀県側の展望が見られた。急な斜面を登りきって分岐点に到着。体力は消耗したが心地よい風が嬉しい。そこから那須ケ原山は直ぐだった。小屋と椅子もあり杉の木々に囲まれているが強風はなく多少展望あり。ランチにはバッチリのロケーション。ついつい寛いで計画より30分も長居してしまった。もと来たアップダウンの道は慣れてきたのと帰る方向なので気持ちは軽め。三国山から三国岳へ向かう難所は今度は登り。三国岳からぞろぞろ峠へは歩きやすい道に感じた。計画より早く出発したのに那須ケ原山頂でゆっくりし過ぎた為、ぞろぞろ峠到着は計画よりも遅れてしまったが駐車場までのショートカットを選ばずに計画通り、あと2山行く周回コースを選択。そろそろ山頂かなと思って進んでも進んでも意外と北内山の山頂は遠いが、北打山の山頂直下からは那須ヶ原山や伊賀方面の眺めが良い。本日最後の9番目のピーク”旗山”を踏破したら駐車場まで戻るのみ。 ヤマップ通りの道だと確実だが距離が長くなる。それでヤマップに道の記載が無いが、ヤマレコには線があり、テープも散見できるバリエーションルートを選択する事となった。テープを頼りに木の枝に注意しながら道っぽい所を下っていく。河の向こうに林道らしいのが見えた気がした。視界が開けて道に出た時はすごくホッとした。杉花粉に悩まされつつも大勢で念願の山々を堪能でき有意義な山行だった。
この度、引率を快諾してくださったリーダー・サブリーダーに大感謝です。ご同行いただいた皆様、楽しい時間を共有していただき誠にありがとうございました。
記: K藤
【感 想】
・次から次へと九つものピークを踏める楽しい山行でした。アップダウンもそれぞれが適度に短く、ザレもそれほどではなかったのでよかったです。那須ヶ原山の山頂や休憩時にはH川さんが山技を伝授してくださり今後大変役立ちそうです。初春のさわやかな天候の中、緊張感がありつつも朗らかに山行でき感謝いたします。 (N堀 )
・油日岳・那須ケ原山、楽しかった。じわじわ感謝! ( I野 )
・まだまだ登山ビギナーの私にとって、今回の山行でカラビナとかスリングなんて初めて聞く単語と物品から始まり
いったいどんなアトラクションが待ってるんだ?と思いながら参加しました。
いきなりハシゴから始まって揺れる橋、滑る地面、崩れる岩、全身使う場面も多く3点確保⚠️の意味も知りました。
とにかくしんどさを上回る楽しさで、童心に返ってしまいました。帰りのルート外れたのも 「え?バリエーションルート言うの?」 とにかく初めてが多すぎて目まぐるしい一日でした ( K山 )
・滋賀山友会での最後の山行で、リーダーさせて頂きました。もっとも発案、計画は元締めのK藤さん。
油日岳から那須が原山の間に難所が数ヶ所あり、かつ総時間9時間距離10kmとその中にピークが10ヶ所程あり登り下りで結構な勾配。 風化した花崗岩のザレた面が多く転倒の可能性が高く、痩せ尾根が多いルート
メンバーは10人で初めましての方もおられたが、皆さん歩き方も安定していてペースも良く安心して歩けました。
後半暑くなりそうなので出来るだけ涼しいうちに進めるだけ前に進みたいと休憩も少なめで少し無理をしたと思います。
下山時は少しバリエーション的なルートを歩き、久しぶりにドキドキ^_^
想定外で花粉が凄くその為に気が散ったり花粉症の症状がキツく出る方もおられました。
そんな中で皆さん無事に下山することが出来ました。
下山後はコーヒーとチョコを頂きワイワイガヤガヤ、パーンと賑やかに終えることが出来、凄く感謝です。
また一緒に山に行きましょう^_^
お別れは言いません。またいつでも行けるのですから^_^ ( H川 )
【感想】
4月5日に実施される近畿ブロック搬出技術講習会の事前練習会に参加させていただきました。2年前に参加させていただきましたが、ロープワーク等はすっかり忘れていて、事前に資料を見て少し復習をして参加しました。
まず、シートベント、エイトノット、クローブヒッチなどのロープワ-クを復習していただきました。時間が経つと少しずつ忘れていき、あれ?左右どっちだったかな?という風になってしまいます。定期的に復習をすることが大事ですね。シートベントのポイントは広がっている方を掴んでくるっと回して、結び目が三つ巴のようになれば正解です(*^-^*)
以前、参加させていただいたときは、既にカラビナスルー用のロープは木に括り付けていただいていたので、それを使ってカラビナスルーの練習をしましたが、今回はそのロープの括り方も教えていただきました。クローブヒッチを使った括り方で新しい結び方のようで、丁寧に教えていただきました。セルフビレイの取り方なども、ちょっとしたことで安全性が大きく違うことも教えていただきました。なるほどと思うことがたくさんありました。
その後は、ネットを使っての搬送です。今日はストックではなく、木の枝を使って搬送用ネットを作りました。木の枝は至るとこに落ちていますが、ネット搬送に使えるような枝はなかなかないものですね。搬送用ネットができたら、ネットで運ばれる負傷者が少しでも楽な体勢になるようにスリングで補助します。そして、運びやすいようにスリングで輪っかを作って肩にかけて運びます。6人で運びましたが、それでも重くて途中で交代が必要ですね。登山道が狭くなっているところもあるので、搬送時には先導者がいると安心ですね。ある程度の人数がいなければネット搬送は難しいですね。
最後は空のザックとカッパの上着を使って徒手搬送です。背負ってもらう役と背負う役の両方をさせていただきました。実際にやってみないとわからないものですね。負傷者のお尻が下がっているとずっしり体重がかかり、とてつもなく重くなりますね。ザックの大きさ、肩紐の長さなど、背負う人の体型に合わせて作ることが大事ですね。とても勉強になりました。ありがとうございました。
【日時】 2025.3.9(日)晴れ
【参加者】H井(CL).S藤(SL).A見、Y森、K山、Y村、Y田比、S井、M田、T内、S田、S田、N堀、A隅、Nま、Hま、
H田、H田、T田、K藤、A成
コースタイム
京都駅9:37〜城陽駅9:59〜水度神社10:30〜鴻巣山11:00〜五里五里公園11:45〜昼食〜12:20〜青谷梅林13:00〜山城青谷駅14:19 解散
【報告]
久しぶりのいいお天気に恵まれ、今回はゆるゆる山行で、のんびりハイキングでした。
総勢21人で、鴻巣山、梅の花は咲いてるであろうことを期待して青谷梅林へと出発した。
城陽駅を出たところの薬局にちょっとわかりにくいが観光案内所があり、下見にきたときにパンフレットをゲット。
道路には、山のマークがあり、それに従って進める道案内をしてくれる。
いいお天気に浮かれながら、水度神社でお参りをして、鴻巣山に向かって、ボチボチ歩く。途中、大きな石で作られた案内図があり、すごいなぁって、みんなで撫でながら通り過ぎて、あっという間に頂上へ到着。そこには、三角点は設置されていない。梅の花がきれいに咲いていた。展望もよく、みんなで展望台に上り、写真を撮った。
その後、鴻巣山公園に向かって歩いていると、子供達の賑やかな声がしてくる。
日曜日とあって、人はいっぱい。バーベキューをしている人たちの匂いだけいただき、通り過ぎ、五里五里公園で、ランチタイム。
ちょうどこの日は、城陽市のマラソン大会があり、一緒に応援しながら昼食をとった。
その後、青谷梅林へ再出発。長池駅の構内を抜け、山背古道といえど、商店街もあり、車も通る。注意しながら進み、いよいよ梅林へ。
咲いているだろうか?うぅーん?まだ、つぼみ?極端な寒さが続き、開花がずっーと遅れている。
この木が咲いている!ここで写真を撮ろう。梅の花より、みんなの笑顔で、パッと素敵な花が咲いた。
キッチンカーも来てて、ライブもあり、いろんなお店が出店されてた。私は、梅羊羹を買った。えへへ。
山背古道は、まだまだ続くので、今回はこの辺りまでで、次回に続けやすい道を通り、山城青谷駅へ向かった。ここで、解散をして、予定より、一本早い電車に乗れた。
駅近くのお饅頭屋さんにも観光案内所があり、また違うパンフレットをゲット。
たまには、のんびり山行もいいかなって思う。
【日時】 2025年3月8日(土)
【天気】 曇り
【参加者】K本 他1名
【コースタイム】約18㎞ 約8.5時間
鳥越林道入口8:00~白谷口8:50~小森口9:40~連状口10:40~坂内村登山道分岐点11:35~12:25金糞岳13:00~白倉岳13:20~奥山14:45~鳥越林道16:30
【活動内容】
■反時計回りルート
定番の時計回りルートは、下山の林道が長くつらいとコメントが多数みられる。登山口~連状口までの車道が積雪で通行止め、この分も歩かざるをえない。反時計回りルートは最初から緩やかな山道が続く。八草トンネルからルートもあるが、雪が深そうでスキーエリアぽい。
■登山口からスタート。雪が無くなりかけアイスバーン化している。頑丈な雪山靴でも滑るので要注意。まだそんなに急坂でもない。
白谷口から雪道になり、数日前のトレースが消えたり残ったりしている。このルートは長丁場、トレースも頼りにした方が良い。辺り一面雪が真っ白では、時間がよりかかってしまう。小森口では、いきなり崖が目前。最近のトレースがここで止まっている。地形図では「つ」形をしている。小森口の左右に移動して確認した。これは無積雪の金糞岳、経験がなく仕方がない。雪の崖口へ斜めに上がると道があった。奥に進み、1m程雪壁がある、雪山靴で蹴って足乗せ場を作り上がる。
尾根に出ると伊吹山、奥伊吹のスキー場(ブンケン)が見える。シュカブラ、雪庇がよくみられた。時計回りに降りてきた一組、ソロの二人ともすれ違いをした。ソロの方に、上の方で風が強い、急登でアイゼンがあれば良いかもと教えてもらう。風の向きが北西→北東と事前確認済み。
相棒と、横山岳、金糞岳まであともう少し等々話をして、金糞岳へ到達。
■相棒に雪庇に近づかないように話して、雪庇から距離を置いて歩いた。自分の左側、雪の上に青白いひび割れが入っていることに気がついていた。刺激を与えて右に流されてしまうような想像をしてしまう。
■琵琶湖方面の風を避けるべく、金糞岳より北の方で休憩。これまたモノクロの山、風で揺れる樹氷が見られる。奥に、白山がみえるようだ。ダウンジャケットを追着して暖まってきたが長居しないよう昼御飯をすぐに済ませる。
■白倉岳へ道中、結構な急登に出合う。陽射しで急登の雪面がカチコチではない。雪山靴で蹴ってジグザグに上がったが、ここでもアイゼン、ピッケルの出番はなかった。ただ相棒は初めてだったようで、先に導いてみると上がれるようでばっちりでした。
■奥山前後から、遮る樹木もあり、雪が緩み、踏み抜きで苦労する。そうならないように努めたが、相棒は関節が痛そう、こちらは足首が痛くなってきている。森林に入って間もなく下山も、二時間を要する。残雪の踏み抜きに注意して鉄塔に到着。一休みしてつづら折りに下山。ワカンもこの雪の状況では出番なし。
■備考
反省点は、うっかり朝寝坊。起きてすぐ出発(汗)
相棒の力量を理解しつつ、不可であればピストンにするか相談して決行した。
金糞岳の由来、いろいろな説がある。鉱山、地名など。
金糞岳を楽しむには、個人的には積雪シーズンがおすすめ。
【日にち】2025年3月8日(土)曇りのち晴れ
【メンバー】T田(L)、S本、N西(感想)
【コースタイム】
7:45JR膳所駅-8:10日本電気硝子保養所横登山口-8:25諸子川源頭部-左俣沢-8:45登山道350m地点-8:50火の用心分岐-縦走路-9:10東谷筋下降点-音羽山の屏風岩-10:00相模川(休憩)-10:25石丸大明神南西400m左岸支沢取付き―11:20縦走路-11:35音羽山12:10-火の用心分岐-18番鉄塔-13:00池の里公園-13:30JR膳所駅
距離12・3km 登り888m 下り891m
【感想】
日をあけずして再び音羽山バリ山行。先週と同じようなルートを行ったり来たり。しかし1本沢が違えば景色もがらりと変わる。諸子川源頭部左俣沢を忠実に歩く。大量の落ち葉。フカフカの落ち葉どころではない。落ち葉によるツボ足に注意しないといけない。下手すると落ち葉で膝まで埋まってしまう。動物でさえも踏み入れた形跡がなさそうだ。静寂の中に啄木鳥のドラミングだけが響いている。静かでなんともいい雰囲気だ。落ち葉に埋もれた石や枝に注意しながら登ると、30分ほどで火の用心分岐についた。
縦走路を少し進んで東谷筋を下降する。ここを下降すると音羽山の屏風岩に辿り着く。先週登った時は急登に感じたが、下りはそれほど急坂に感じないのは、私がこのようなルートに慣れたせいだろうか。ただ、斜面は崩れやすく、こちらも落ち葉が多い。同じ屏風岩でも、登りで見るのと下りで見るのとではまた違ったものに見える。今日は屏風岩奥の8m程の隠れ滝も水が勢いよく流れている。オーバーハングした屏風岩に隠れ滝、パワースポットのように感じる。
相模川で小休止し、次は石丸大明神南西の左岸沢から取付く。ここは未踏ルートだ。最後まで登り切れるか。行く手を拒まれたら尾根にでるしかない。スギの枯れ葉がいっぱいの斜面をどんどん直登していく。地形を見ながら進んでいく。景色も変わらない、ずっと同じような斜面を300m程登る。途中から朴の木と小石ゾーンになり歩きにくい。以前にも音羽山では似たような場所があった。鹿の踏み跡を頼りに登る。空が見えて縦走路が近くなり嬉しくなる。1時間ほど歩いて縦走路に出た。縦走路には雪が少し残って霜柱もあった。15分ほど歩いて山頂に到着。雪冠の比良がきれいだ。山頂でたっぷり休憩し、火の用心分岐まで戻り、18番鉄塔をから巡視路に沿って下山した。充実の音羽山山行でした。ありがとうございました。
記録と感想
天気予報ではこの日は快晴ということで滋賀から400キロ先の静岡県伊豆の達磨山へ朝日を見に行こうと深夜出発。静岡の山は角度によってはどの山からも
富士山が見えるということでワクワクする。春になると春霞で霞んで見えにくいのでまさに今でしょー笑
戸田駐車場には車はなくひっそりしてた、風もなく寒くない、早朝5時の暗い中戸田峠登山口を出発、少しぬかるんだ道を歩くが5分後にまさかの転倒、おニュウの手袋がドロドロになり一気にテンションが下がる、空がだんだん明るくなり朝日は確実に見れるから間に合うで!と、あおられて膝も泥がついたまま地味な木道の階段をひたすら上がった。背後には富士山が見え背中を押してくれる。車道の伊豆スカイラインを横断しさらに登って山頂へ。日の出時刻の6時15分丸いオレンジが出てきた。富士山と朝日のダブルが見れるって贅沢な朝!!山頂には後から4人ほどが来た程度。太陽が出るとやはりあったかく感じる。向こうには駿河湾の海、南アルプスの山々まで見えた。富士山の眺めもサイコーだ。朝食を食べたあと来た道を下って戸田峠に戻り次の金冠山へ、金冠山というから金柑でも取れるのか、と思ったが違うようだ笑、アスファルトの道とあせびの道を30分ほど歩くと金冠山登頂!空はどこまでも青くフジヤマブルー。祠もあり山頂は狭いけどこっちの山の方が登山者が多かった、下山後は時間があるので伊豆の河津桜を見に行きその土地の美味しい食べ物と温泉もお楽しみのひとつ。
雪が少ないようにも思えた富士山を見る山行は遠距離だったが天気に恵まれて充実したハイキングだった。
【日にち】2025年2月26日(水)晴れ
【メンバー】T田(L)、Nま、N西(感想)
【コースタイム】
7:40JR膳所駅-8:25御用池南西左岸沢取付-谷筋遡行-8:50音羽山の岩壁又の名は音羽山の屏風岩-9:30音羽山大津ルート430m地点-10:10音羽山10:50-11:10火の用心分岐-膳所ルート390m北方向谷筋下降点-諸子川源頭部-11:45BBC横登山口-JR膳所駅 距離 10.5km 登り 552m 下り 550m
【感想】
音羽山に岩壁があると聞き、音羽山探検隊としては確認せずにはいられない。御用池南西左岸沢取付から沢沿いに歩く。和田神社所有地との表示がある。ちょっとお邪魔させていただきにそこから入山。明治45年建と刻印された「餅九蔵植林記念碑」がある。江戸時代の植林功労者加藤九蔵氏の功績を顕彰するもののようだ。九蔵氏の篤行を称える木札を膳所藩主が建て、古くなると更新されていたが、廃藩後は更新されなくなったので、地元の有志が協力して明治45年に石碑を建て、九蔵氏の業績を永く伝えることとされたようだ。
そこから僅かに進むと、何やら見たことがあるような洞窟ができてきた。もしやこれはマンガン採掘跡ではなかろか。あれ、すぐ近くにまた採掘跡が。ここでもマンガンの採掘が行われていたのか。探すと他にもありそうだが、本日のメインミッションは採掘跡探しではないので、この辺りで前に進むとする。鹿の骨が散乱している。大きな音がして、見るとキジではないか。猪クンの堀跡もいっぱいだ。動物たちの住処にお邪魔させてもらう。林道もあり昔の生活の名残を感じる。谷筋を遡行していく。沢は水もよく流れている。音羽山バリ山行ではもう珍しくも何ともない倒木祭り!わーい、跨いで潜っての連続だー!鳴滝不動尊からの沢筋遡行とは雰囲気が違う。沢筋がちょっと違うとこんなにも雰囲気が変わるものなのか。楽しすぎるっ。
走行していると音羽山の岸壁が見えてきた。高さは優に15mはあるだろう。思っていた以上の岩壁が反り立っている。下には大きな石がゴロゴロしている。クライミング練習にもってこいの岩壁だが、いつ崩れるかわからない岩でクライミング練習は危険すぎる。待っていたかのようにちょうど陽が差し込んできた。音羽山の屏風岩と名付けても誰も文句は言わないくらい立派な岩だ。音羽山は期待を裏切らない。
ここからはルートファインディングで430m地点を目指して登っていく。源頭部の水は涸れている。いつもの如くどこにも道はなく、地図と地形を確認しながら、歩きやすそうなところを登っていく。敷き詰められた朴の葉を上を、生きた木を頼りにキックステップで登っていく。めちゃくちゃ楽しい!登っている時は気づかないが、振り返ると結構な急斜面だ。登山道が見えていても、敢えて最後までバリを楽しむ。これがリーダーのこだわり。登ったルートは下ってみないと気が済まない。いつの日か、近いうちにこのルートを下ることになるだろ。これもリーダーのこだわり。
ほぼ予定通りの時間に430m地点に出た。登山道には雪もまだ残っている。火の用心の分岐を少し上がったところなので、山頂まであと半分くらいある。10時過ぎに音羽山到着。平日のせいかハイカーも少ない。山頂から少し下ったところで、たっぷり休憩し下山。最後にもう一つ楽しみが残っている。火の用心の分岐を尾根に下り、そこから沢過ぎに急下降するバリルート。これもなかなかの急斜面だ。下りは登りよりも気を遣う。大股にならないように注意して、慎重にくだる。下った斜面を振り返って、次はどこから登ろうかと、TさんとNさんが話している。どれだけ音羽山を歩き倒したら気が済むのか。きっと、彼らは全ての尾根と沢を歩き尽くすのだろう。アッパレだ!今日も音羽山を十二分に楽しませてもらった。音羽山の神様ありがとうございました。また、よろしくお願いいたします。
【日 程】2025年2月24日(月) 天気雪時々曇り
【参加者】Ts本(L)、F井、N堀、S藤
【山 名】 鈴鹿山系 高室山
【行 程】駐車場(8:10)・・・高室山登山口(8:20)・・・本丸櫓跡(09:05)・・・林道登山口(10:45)・・・高室山頂上(11:15)[35分休憩]・・・林道分岐(12:10)・・・本丸櫓跡(13:20)・・・登山口(13:40)・・・駐車場(13:45)
【報 告】
湖北の己高山への山行を予定していたが今季最強寒波で朝から北陸道も国道8号も通行止め、登山口まで行ける高室山へと変更した。朝8時前に佐目の駐車場に到着。道路は除雪してあるが雪が降り続いてうっすらと雪が積もっていた。登山口駐車場は積雪のため中まで入れなかったので除雪してある入口付近に駐車、トイレは使うことができた。
出発の準備をしている間にもわさわさと雪が降り続く。メンバーの一人が「こんな雪でも登るの?」と心配そう。ともあれ装備を整えて8時過ぎに出発。踏み固められたトレースをたどって順調に登っていく。45分ほどで佐目トンネルの真上の「本丸櫓跡」のピークに到着。ここで一服。樹林の中に入ると雪はそれほど降りかかってこないが、周りはガスで見通しがきかない。そこから二つほどピークを下り登りして高度を上げていく。一人はスノーシューで、他の3人はワカンで登っていく。
10時過ぎに周回コースの林道分岐に着くが、無雪期の2倍ほどの時間がかかった。このあたりから気温が下がってきて、風も冷たく積雪もパウダースノーになってきた。林道登山口から最後の登り、30分ほどで山頂に到着した。
山頂は積雪はそれほど多くはなかったが、周りはガスで景色は見えず、記念写真を撮ってから風の当たらない場所に移動してお昼の休憩。周りの木々がたっぷりの雪を抱えて時々雪の煙を降らす中で昼食をとった。
下山は雪道なので早いが、ワカンの足の置き場所が難しかったり、スノーシューの長さが下りの邪魔になって外してツボ足で下ったりと、下りならではの問題も実感した。下山の途中で登ってくる他の登山者とすれ違った、合計10名ほど。やはり人気のある山だと思った。結局休憩も含めて2時間弱で無事下山。寒波の中たっぷりの積雪を大いに楽しんだ山行だった。
(一口感想)
高室山登山口横の駐車場に着いた時は、雪がこれでもかと言わんばかりの勢いで降っていたので、登山ができる気がしませんでした。
しかし、気丈なリーダーの「行けるところまで行こう」の言葉で出発。雪は深く、ワカン歩行でしたが、急斜面のアップダウンが多く、ワカンの刃を効かせるための雪面への置き方を考えながら歩くのに難儀しました。そんな中、青空もチラ見えして、ところどころ陽の光が樹林帯に差し込み、美しい。やっとの思いで着いた山頂は、広いスペース。周囲は真っ白でしたが、諦めずにここまで登った達成感で大大満足。帰路も慎重に下りた割には早いペースの下山となりました。(S藤)
ワカンを斜面で使用するのは初めてで、積雪量も程よく、非常に貴重な経験となりました。登りではキックステップにもかなり慣れてきましたが、下りの急斜面では滑りそうで、思うようにコントロールするのが難しかったです。頂いたアドバイスを元に、工夫をして再挑戦したいと思います。快晴の雪山も素晴らしいですが、雪降る山の情景もまた格別で、敢行してくださったリーダーと仲間の皆さんに感謝したいと思います。(N堀)
【日程】 2025年2月24日(月)
【参加者】K原(L)、Nま、T中、M田、N西、H川、M代(記録)
【行程】 7:30天神川林道迎え不動 - 9:30 中澤晶洞 - 11:20 不動寺 - 11:40 太神山 (599.6m)
- 12:00 不動寺(昼食)- 13:50 駐車場
【記録と感想】
・山行日は昼過ぎまで雪予報。歩き始めは3.5kmの林道歩き。歩きやすい道のため、軽アイゼン無しで展望箇所で写真を撮りつつ分岐点へ。林道の終点からは藪漕ぎ。藪にも雪が積もり、幻想的なバリエーションルート。徐々に傾斜がきつくなるが、ピンクテープを見逃さないように20分程登っていくと、中澤晶洞へ到着。三角形の洞窟の入り口は何か潜んでいそうでドキドキ。真っ暗な中、入っていくと壁はキラキラと光っている。黒雲母等のようなものが小さく光るが、洞窟が発見された当初は美しい鉱産物がびっしりだったとか!?
太神山へ歩を進める中、天狗岩も見えてきた。左の岩が天狗の鼻かな…でも右の岩がビーグル犬の鼻先みたい。雪をかぶって寝そべる犬のような岩で映え写真を撮って、11時過ぎに不動寺へ到着。改築されたお寺の清々しい匂いに包まれながら参拝。太神山山頂へ到着する頃には、かなり雪が降ってきた。急いで不動寺へ戻り、屋根のある場所で昼食。降雪でかなり寒さも募って来たため、早々と下山。皆さん、疲れを見せることもなく14時前には駐車場へ。今回は洞窟探検や雪道歩行でワクワク一杯の山行だった。参加された探検隊の皆さま、ご一緒させていただいて、ありがとうございました!
【日にち】2月16日(日) 曇りのち晴
【参加者】Nま(L)、I田(SL)、Mり(SL・記録)、N野、Y森、T井、Y田、A元、
A井、N堀、A口、H井、Y村、K藤、O本和、O本紀、S井、Y口、A見、T田、M田、F田(善)、福田(真)、明隅、福井、濱
【コースタイム】
9:15 宇治市観光センター前出発-10:05白山神社10:30-紅葉谷-11:20天ケ瀬吊り橋-11:40天ケ瀬ダ
ム(昼食)12:00-2:40興聖寺前-13:00仏徳山(大吉山131.8m)-13:15仏徳山展望台-14:00宇治上神
社-14:20平等院入口・解散 距離約12km 約5時間
【報告】
明け方まで降り続いた雨がやみ、26名の参加で予定通り例会を実施。宇治市観光センター前から出発、住宅街を通り、文化会館前で衣服調整し、白山神社を目指す。神社本殿横には日清、日露戦争での戦勝記念碑としてか砲弾2本がひっそり祀られ、モニュメントのようである。神社境内横渓流沿いの紅葉谷を暫く進むと宇治川へ出、天ケ瀬吊橋、天ケ瀬ダムを目指す。
天ケ瀬ダムは、1964年完成の琵琶湖を源流とする関西のまちを守る淀川本川に設けられた唯一のダムである。受付で「60周年記念ダムカード」を頂戴し、ちょっぴり得した気分でダム提を散策、昼食休憩とした。白虹橋を渡るとその畔には、戦争で犠牲となった国内外の人々への哀悼の石碑「記憶と和解の碑」があった。興聖寺前から山道を登り、暫くすると大吉山(仏徳131.8m)頂上に到着。
山頂で小休止後下山、途中には宇治市内を一望できる展望台が設けられているが風景を愛でるより人馴れした鳩とヤマガラを呼び寄せ、手の平に乗せる参加者の微笑ましい光景を見つつ小休憩とした。休憩後、世界遺産宇治上神社へお参りし、宇治川にかかる朝霧橋を渡り、平等院入口前で解散した。2月とは思えないくらい気温が上昇し暑さを感じながらの例会でした。
【日 程】2025年2月13日(木) 天気曇り時々雪
【参加者】Ts本(L)、T中h、M田、K西、H場
【山 名】 高見山地 三峰山(みうねやま)
【行 程】 みつえ青少年旅行村(08:40)・・・不動滝(09:20)[休憩 5分]・・・五本杉避難小屋(10:35)[休憩10分]・・・三畝峠(10:50)・・・三峰山(11:00)[休憩 5分]・・・八丁平(11:10)・・・三畝峠(11:20)・・・五本杉避難小屋(11:30)[休憩35分]・・・林道十字路(13:05)・・・みつえ青少年旅行村(13:30)
【報 告】
強い寒波の後に雨が降るなど天候がめまぐるしく変わる中、運が良ければ樹氷が拝めるかと高見山地の三峰山山行を実施した。朝8:30頃駐車場は3台ほどの駐車だったが、下山時には10台ほどになっていた。道路にはうっすらと雪が積もっていたが溶け始めていた。天気は曇りで上空の雲が早く流れていた。
登山口から大タイ林道を歩き始めて40分ほどで不動滝入口に到着。トイレはあるが冬期凍結のため閉鎖中だった。林道から登山道に進んでしばらくで不動の滝。滝の両側には凍った大きなつららが縁取っている。しばし勇壮な滝を楽しんでから急坂を登る。雪はそれほど積もっていないが、凍った登山道にあられが降り積もってアイゼンなしでも歩きやすかった。
不動の滝から1時間ほどつづれ織りの坂を登って稜線に出ると登リ尾コースとの合流点にある五本杉避難小屋に着いた。数人の登山者が休憩していた。ここでアイゼンを装着して山頂をめざす。
山頂稜線は風が強く固まった積雪が凍っていて、アイゼンを効かせながら慎重に登っていく。この付近から木々の枝に霧氷がついてだんだんと白くなり、霧氷のトンネルをくぐってまもなく山頂に到着。冬型の気圧配置が強まり山頂は暴風の中、風に飛ばされそうになりながら記念撮影。空が晴れかけて青空や景色が見えたかと思うとまた雲に覆われて雪が舞ってくる。不思議なことにこの強風にあおられているところほど霧氷が成長していた。前日この山に登った方の報告では霧氷が全く見られなかったとのことで、今日の山行はとてもラッキーだったと皆で喜んだ。
風に追い立てられるようにして八丁平に向かった。南斜面は風が遮られて先ほどの爆風が嘘のようだが木々に霧氷はついていない。広々とした八丁平で展望を楽しみ、風に逆らって避難小屋へ戻った。
小屋の中で昼食休憩。我々を含めて4組がゆったりと休める広い小屋だった。温かいものを食べて12時過ぎに下山開始。凍り付いた登山道を慎重に下る。林道十字路の少し手前積雪が緩んできたところでアイゼンを外す。林道付近の展望小屋は2階建ての立派な小屋だったがあまり使われていない様子。その下の休憩小屋もなかなか立派な小屋、ここでトイレを済ませ一息で青少年旅行村まで下山した。駐車場付近では日差しも出てきて春の風情。みつえ旅行村の霧氷まつりも次の日曜日が最終日とのことだった。霧氷(樹氷)の真冬と春を行き来した楽しい山行だった。
【日程】2025年2月11日(火)
【参加者】K口(L)、S口、M成、M代(記録)
【山名】 伊吹山系
【行程】 9:40飯福寺登山口 - 13:00 765m地点 - 15:30 飯福寺登山口(8.2km)
【報告と感想】
滋賀の最高峰・伊吹山の北西15km程に位置する、山中にも山岳信仰寺院群がかつてあった己高山。神様がいる…神秘的な山へ積雪期に挑むのですが、今回のリーダーの山を選択した理由は、夕刻の某会議に間に合いそうな高速道路出口から程近い山であるからとのことでした。
草津方面から向かう際、途中で雪が中々に降っている箇所もありましたが、長浜市に入ると晴天の模様。駐車場で雪山装備の準備をし、飯福寺登山口へ。己高山は近隣の名の知れた山程知れ渡っていないため、動物(鹿?)のトレース以外無い中、ラッセルしながら頂上方面を目指しました。
恥ずかしながら、雪山2回目の私はラッセルすることに憧れていましたが、先頭を歩かせてもらい存分に体験することが出来ました。最近入会された方も、メンバーから装備を借りて、リーダーからスノーシュー山行の講習を受けて、各メンバーのスキルアップが図れる山岳会の良さをしみじみ感じました。ちなみにスノーシュー派、ワカン派…色々な角度からの考察が聴けて、大変勉強になりました。
また、ホイップクリームみたいなふっかふかの雪の中にダイブして人型を作るメンバーを見て、大のおとなが子どもに戻っちゃう瞬間を垣間見られて幸せな気分になれました。
シュカブラ(風雪紋)は美しく、雪庇の怖さも少し体験しながら、時間は思いのほか早く経っていきました。時計と反対周りでの周回ルートを想定していましたが、標高765mあたりで午後1時となり、日も陰っていたため、温かい昼食を掻き込み下山開始。
時間制限の中、山頂は踏めなかったですが、最高の雪質の中で貴重な山行が出来ました。帰りは寄り道で、つるやパン(滋賀県が誇るサラダパンのお店)でパンやみそ味ラスク等を調達。ご一緒していただいたメンバーの皆さまに、大感謝!
日にち 2月11日
メンバー N堀 Hま T田 他一名(CL)
距離 14.7キロ
コースタイム 6.30 さわんど温泉発〜6.50中の湯バス停着 釜トンネル - 8.05焼岳上高地側登山口 - 8.20西穂高上高地側登山口
- 9.30河童橋 - 9.50小梨平野営場 - 11.50上高地ビジターセンター - 11.20河童橋 - 13.10大正池 - 13.40大正池ホテル
- 14.30中の湯バス停着
記録と感想
厳冬期の上高地へ!
山を登らずにこの時期ならではのスノーシューを履いての雪山ハイキングを楽しむ。前日の夜10時半に長野県さわんど温泉の山小屋に到着し素泊まり。11日早朝5時起床6時半に予約してたタクシーで中の湯まで行く。空は曇ってて小雪が降ってる、気温は➖5℃。釜トンネルより向こうは車は通行止めなのでトンネル内を歩く。ここがスタート地点。ゆるい登りの上高地トンネルも抜けるとそこは完璧の雪景色!からまつ橋から梓川右岸を河童橋目指して歩く。田代橋からはスノーシューを装着。誰も歩いてない雪の上を歩く感触がたまらない。河童橋に予定より早く到着した。ここから穂高連峰が見えるはずなのに雲が、、(あの雲じゃまや〜)でも天気は徐々に晴れ間が出てきた、小梨平キャンプ場まで進み手頃な場所でぜんざいタイム〜リーダーはノコギリ持参でイグルーでも作ろうと思ってたらしい。結局のんびり陽だまりの中でぜんざいを食べた、そしてふわふわの新雪を見るとついやりたくなるのがアレ!3人でスノーエンジェル作り。後ろ向きに倒れて手足をバタバタさせて起き上がると雪上には天使の羽に見えるやつ、出来上がったのを見ると、、、うーん私のはビミョー(笑)
河童橋まで戻ると人が増えていた、みんな写真撮っている。名残惜しいが梓川沿いを歩いて次は大正池目指す、池のすぐ際まで立ち穂高連峰をみると一瞬雲の間から頂が見えた気がした。やはり3000m級の山は目線は見上げるほどだ。比良山系の山とは格が違う(気がした)ここからの焼岳の眺めも素晴らしい。登ったことないけどいつか行きたいと思った、スノーシューはここで外し軽アイゼンでトンネルまで歩く、ツアーの団体や薄着でスニーカーの若者とすれ違う。冬でも人気の場所だと実感。トンネルの中に大津市では見かけない大きな除雪車があった、下りなので早足で歩ける。バスの時間には余裕で間に合いゴールの中の湯バス停に到着。スタートした釜トンネルは青空だった。帰りは平湯温泉であったまる、700円でお得感あり。滋賀まで300キロ.4時間半かかったが道の凍ってる箇所も安全運転だったし渋滞もなく帰路につく。今回企画してくれたリーダーに感謝します(T田)