個人山行〔南アルプス〕甲斐駒ヶ岳 

 【実  施  日】2024年8月18日(日)~19(月)

【  天 気  】快晴

【参  加  者】I 野(CL)、K藤(SL)、H場(記録)

【コースデータ】 約9.4km  約8時間

 【  行 程  】

1日目: 戸台バスセンター駐車場(10:30) → 戸台バスセンター(12:10)~南アルプス林道→北沢峠(13:05) → 長衛小屋キャンプ場(13:20)

 2日目: 長衛小屋キャンプ場(5:20) → 仙水小屋(5:45-55) → 仙水峠(6:25-35) → 駒津峰(7:50-8:15) →六方石(8:35) → 甲斐駒ヶ岳山頂(9:30-10:30) → 摩利支天分岐(10:50) → 摩利支天 (11:05) → 六方石(11:30) → 駒津峰(11:55) → 双児山(12:30-50) → 北沢峠(13:40) → 長衛小屋テント場(13:50) テント撤収 → 北沢峠バス停(14:40) → 15:00のバスで 戸台バスセンター/仙流荘駐車場

 

【報告と感想】

憧れの南アルプスの甲斐駒ヶ岳に登ることができました! 当日のお天気が微妙であったので前日まで山行先を変更しようかⅠ野さん、K藤さんが慎重に検討して計画してくださっていました。そして前日の夕方に当初予定していた甲斐駒ヶ岳に行くことになりました。私は初めてのテント泊をすることになっていたのでテントの設営と撤収の練習をしたり、大飯食いなので山ごはんは何を食べようかなど出発まえからワクワクでした。

18日は彦根を朝7時に出発して11時過ぎに仙流荘に到着しました。駐車場は400台は停められる広い駐車場がありました。仙流荘のある戸台パークを12時過ぎに出発して北沢峠まで45分ほどで到着しました。重たい荷物を膝の上に乗せてチケット代は往復で¥2740円でした。そこから10分ほど歩くとテント場のある長衛小屋に到着しました。ここのテント場はテント代も¥1000と割安でおまけにトイレも男女別で6箇所は設置してありました。外には水場もあり飲み水として24h流れている水がありました。そして。其々のおうち(テント)を張りました。自分のテントはやっぱり可愛いです。やっぱり生ビールで乾杯して夜ご飯にはカレーを食べて早めに就職しました。

19日いよいよ甲斐駒ヶ岳に挑戦する日です。朝5時に長衛小屋を出発して仙水峠~駒津峰~(摩利支天)~甲斐駒ヶ岳~駒津峰~双児山~北沢峠~登山口~長衛小屋のルートで行きました。

標高は2967mもあり見るからに鋭く尖った山容で花崗岩質の山肌は白っぽく容姿も何とも男らしいかっこいい山でした。花崗岩を飛ぶように歩くところや、急登、鎖場、隕石のような大きな岩がでてきたりと本当に登れるのかと思いましたが2967mの頂上にたどり着くことが出来ました。また頂上では想像以上の好天に恵まれて北岳や富士山もしっかりと見ることができました。今まで生きていた中で1番高いところからの景色、空、雲が最高に美しかったです。

その絶景と話に夢中になっていると下山のバスの時刻が迫っておりピッチを上げてテン場まで向い素早く撤収して15時のバスの時刻に間に合いました臨時バスも運行するほどの人混みでした。無事に仙流荘に戻りお風呂に入りご当地料理のみそカツ丼と高遠蕎麦を賞味して長野県伊那市を堪能しました。計画と同行してくださったI野さんとK藤さんありがとうございました。

 

 (記: H場)


個人山行〔八ケ岳連峰〕天狗岳、硫黄岳、横岳 

 

 

 

【実  施  日】2024年8月11日(日)~12日(月)

【  天 気  】晴れ

【参  加  者】I 野 (CL)、M 野(車)、K 藤(記録)

【コースデータ】 (約23km 約18時間 (2日合計)

 

【  行 程  】

1日目:

桜平駐車場(下)(7:15)→ 桜平ゲート(8:30)→ 夏沢鉱泉(8:55 - 9:25)→ オーレン小屋・テント場(10:10 - 11:20)→ 箕冠山(12:10 - 25)→ 根石岳(12:30 - 45)→ 東天狗岳(13:00 - 10)→ 西天狗岳(13:30 -40)→ 東天狗岳(14:00 - 10)→根石岳(14:40)→ 根石山荘(14:45 - 55 )→ 箕冠山(15:05)→オーレン小屋テント場(15:40)

 

 

2日目:

オーレン小屋テント場(5:30)→ 夏沢峠(6:00)→硫黄岳(6:55 - 7:00)→硫黄岳山荘(7:45 - 8:05)→台座の頭(8:30)→ 横岳<奥の院> (9:10)→ 横岳<無名峰> → 横岳<三叉峰> (9:30 - 40)→ 横岳<無名峰> → 横岳<奥の院> →台座の頭(10:15)→硫黄岳山荘(10:40 - 11:05)→硫黄岳(11:30 - 35) → 赤石の頭 (12:00 - 12:05)→オーレン小屋テント場(12:40 - 14:00)→ 夏沢鉱泉(14:30 - 14:50)→ 桜平ゲート(15:10)→ 桜平駐車場(中)(16:25)

 

 

【報告と感想】

お盆休み期間は山も人で賑わう。駐車場やキャンプ場の確保がなんとかなりそうな八ヶ岳に向かった。1日目に天狗岳へ、2日目は午後から雨予報だった為、午前中に硫黄岳、横岳までをピストンしテント撤収して帰路に向かう計画で進めた

 

 

1日目は早朝に滋賀を出発(大津 2時、八日市 2時半、彦根 3時)諏訪インターから桜平登山口に向かった。桜平には上、中、下3箇所の駐車場があるが登山口までに相当な距離があるので誰しも少しでも上の駐車場に停めたいと考えるもの。予想以上に多い車で辛うじて下の駐車場が空いてる状態。計画に対して車道歩きが1時間以上もプラスされ足が重いスタートとなった。夏沢鉱泉で少し休み、その先から登山道。桜平ゲートを通過。オーレン小屋までは緩やかな登り。受付してテントを張り再出発。箕冠山までは緩やかな傾斜の樹林帯を進み、眺望はないが苔むした雰囲気も心地よい。

 

箕冠山を過ぎると突然樹林帯が消え開けた場所に出た。根石岳まではガレ場の急登。山頂から振り返ると明日の予定の硫黄岳、横岳、さらに奥に赤岳が見える。明日は赤岳まで行って2泊にするのか横岳までにして1泊で帰るのか天気次第となり決め切れない思いで山々を眺めた。目の前には東西の天狗岳とその間で美しい弧を描く稜線がきれいに見える。

根石岳から下って東天狗岳に登り返し。山頂手前にかけられた橋は右手が深く切れ落ちていて足がすくむ。東天狗岳山頂は狭いが360℃開けていて賑わっている。北八ヶ岳や遠くアルプスまで望める。

東天狗岳から西天狗岳までは綺麗な稜線を進む。なかなかの急登。山頂から東天狗岳と天狗岩の眺めがいい。来た道を戻る。朝早かった事や駐車場からの車道歩きが長かったので疲れているから根石小屋で休もう。テントまで戻って一日目終了。夕食はオーレン小屋で取り風呂に浸かった。

 

 

2日目、 朝5:30に出発。夏沢峠までは樹林帯の緩やかな登り。夏沢峠からはつづら折りの登りが続く。樹林帯を抜け森林限界、視界が開けてくる。稜線に出ると眼下に爆裂火口跡が現れた。

 

硫黄岳山頂へガレ場を登る途中でヘルメット着用。風が強い。晴天で硫黄岳山頂からの眺めが素晴らしかった。三角点まで行きたかったが危険なので通行止め。硫黄岳山荘まではガレ場の下り。硫黄岳山荘で景色を楽しみながら、ゆっくり朝食。

 

横岳に向けて出発。ガレ場の登りが続く。台座の頭辺りには高山植物が咲いていた。横岳山頂に辿り着いたが、そこは奥の院、横岳は未だ先に2つもピークがある。更に進むと鎖場と梯子の難所で緊張の連続で、なかなかのスリル。横岳山頂は晴天で風もなく富士山が見えて気分上場。更に1時間かけて赤岳まで行ってしまう?など冗談話も出たが、そうなると帰れなくなる。天候が悪くなる前にテント撤収せねば。引き返して硫黄岳山荘で休憩すると硫黄岳まで登り返す。硫黄岳山頂から、登って戻ったばかりの横岳の眺めが素晴らしい。下りは赤岩の頭に寄り、長い樹林帯を下る。オーレン小屋に戻ってテント撤収。満杯だったテント場も殆ど残ってない。来た道を駐車場まで戻るが歩かねばならない車道が長いことが気持ちを重くする。登りよりはマシかと思ったが重い荷物を背負って半端ない距離を歩くとヘトヘトだ。桜平駐車場(中)から桜平駐車場(下)へ まだ3キロも歩かねばならないのかぁ。その時、1人の英雄=M野さんが挙手。空身で下の駐車場まで車を取りに行くから待っててと、スリッパに履き替え颯爽と歩き出した。残った2人は心優しき勇者を待つ。

 

 

天気に問題無ければ2日目に赤岳まで回って更に1泊して帰るつもりであったが、悪い天気予報だったし仕方ない。 本当に長い行程をよく歩き、有意義で濃い2日間だったと思う

 

 (記: K藤)


個人山行 山の日 やっと2024年干支山行 竜神さまの宿る竜王山・鏡山と賤ケ岳へ

 【日にち】8月11日(日) 晴れ N西、他1名

 【コースタイム】

◆7:00竜王観光協会駐車場―鳴谷渓谷―鳴谷池―雲冠寺跡―8:20竜王山―鏡山―奥鳴谷広場―10:00竜王観光協会駐車場 距離6.8Km 登り277m 下り276m

◆13:35リフト乗り場登山口―14:00賤ケ岳リフト古戦場駅―14:10賤ケ岳山頂―14:25賤ケ岳リフト古戦場駅―14:40リフト乗り場登山口 距離3.3Km 登り336m 下り327m

 

  やっと竜のつく名前の山に行けました。登山口から砂地で整備されたハイキングコースを進むと鳴谷渓谷です。木陰の登山道と水の音がとっても気持ちがよく、ここからすぐに鳴谷池です。池には小魚がたくさん泳いでいます。ここから山道です。枯葉の上を裸足で歩いていきます。いつもの山歩きとは全く別物です。足元に注意しながらゆっくり丁寧に歩くことで、大地を直に感じることができ、慣れるととっても気持ちがいいです。石もいい刺激になります。石によっては拷問になるので注意が必要です。

 雲冠寺跡には可愛らしい摩崖仏が残っていました。風化していますが、お顔の可愛さは伝わってきます。竜王山山頂は展望はありませんが、山頂から少し下ると竜王宮があります。大きな磐座と祠が立派に祀られていてパワースポットであることがわかります。竜王山山頂から少し西に進むと鏡山三角点がありました。ここで道の駅かがみの里から歩きてこられた方に会いました。蜘蛛の巣が多く、若干アップダウンもあったとのことでした。

 山頂から奥鳴谷広場方面に下山します。地元ハイカーが多いのかと思っていましたが誰にも会いませんでした。登山道はシダが生い茂り蜘蛛の巣も多かったです。随所に表示があり、登山道もわかりやすいので迷うことはないと思います。鳴谷広場は何もなくシダが生い茂っていました。鳴谷池では釣りをしている人もいました。干支山行と初めての裸足登山ができてよかったです。竜王山・鏡山様ありがとうございました!

 

 早く下山できたので、帰省前に賤ケ岳に寄り道してきました。木之本町リフト乗り場からサクッと登ってきました。皆さんリフトで登られるんですね。歩いて登っているのは私たちだけでした。賤ケ岳の登山道が小石が多く裸足登山は拷問でした。山頂は風が心地よく、赤とんぼがたくさん飛んでいました。お盆だからでしょうか、山頂は多くの観光客で賑わっていました。


個人山行 北アルプス 烏帽子岳~野口五郎岳

【実施日】2024年8月10日(土)~13日(火) 
 参加者 Cl・St田・SL・M田(救急)・U宮(食担)・M内(記録)
 10日 晴れ   7:00瀬田~13:00七倉山荘 駐車場
 11日 晴れ 5:00七倉山荘~タクシー 6:00不動沢吊橋~(ブナ立尾根)~11:40烏帽子小屋 (テント泊)
 12日  晴れ 5:00烏帽子小屋~烏帽子岳(往復)~7:00烏帽子小屋730~三ツ岳~11:10野口五郎小屋~12:00野口五郎岳

       (往復) 13:00  (小屋泊)

    13日 晴れ 5:00野口五郎小屋~三ツ岳~烏帽子小屋~(ブナ立尾根)~11:40高瀬ダム 不動沢吊橋~タクシー13:10七倉山荘

     

 

 

【記録】

8/10 晴れ 7:00瀬田
七倉山荘・七倉登山口の駐車場13:00満杯状態、何とか一台帰る車があり駐車できた(3日間無料で駐車可能) テン場は、一番乗り。その後 続々とテント泊の登山者がやってきた。
私たちの4テントを設営後、焼き肉で乾杯 明日からの縦走に備え、7時就寝。

8/11 晴れ 2時30分起床、テント撤収 3時10分タクシーの順番待ちに並ぶ、3番目。
山荘の特権か?1番目13人と場所取り発見、2番目2人、私たちは3番目。
3時30分に夜行バス2台が到着、2台で15人程度下車、若者が多かったが、静かに並ぶ。
暗がりで並んでいる内に4時45分 タクシー4台が山荘客13人+3名を乗せて出発。5分後に2台が戻り 私たち4人が乗れた。高瀬ダムまでの中間地点が落石の為、タクシーに乗っては通過できなくなっていて、1.4kmを歩く。その先から最初のタクシー2台が待機して、高瀬ダムまで輸送するシステムになっている。(タクシー一台1000円+1300円の料金)
不動沢トンネルを歩いて不動沢吊橋を渡り砂地に濁沢キャンプ場跡があった。キャンプ禁止と標識有。(2024年版の旺文社の高原地図に2023年はテント使用不可、2024年は要確認と記載有) 七倉山荘から徒歩の3人組がいた。
P1400の12番からが登山口、北アルプス三大急登の一つ「ブナ立尾根」が始まる。→9番権太落シ→P2208 4番三角点→P2551 烏帽子小屋 と続く標高差1100mを6時間かけてテント荷物を持って登り切った。12時までに着いたがテン場は、満杯に近い、4テンが張れる広さを何とか、詰めてもらいテントを張ることができ一安心。(リーダーが張れそうなところを見つけて、実際に4テンを広げて見せて、納得してもらった。さすがテント泊のベテラン。)
日曜日その日は結局、75張だったらしい。(翌日野口五郎岳方面のヒョウタン池までテン場があった。何と小屋から遠いテン場かとビックリ仰天。) 本日の行動終了。お疲れ様でした。明日からの天気が悪くなる予報であった。6時就寝。

8/12 晴れ 3時起きの5時出発 テント撤収して、小屋の了解をもらい小屋泊に不要な荷物をデポさせてもらう。烏帽子岳6時登頂。往復2時間。烏帽子小屋を7時30分野口五郎小屋に向けて出発。台風が停滞しているのか、本日も快晴。裏銀座縦走コースの稜線歩きである。
岩稜帯の稜線にルンルンとはいかず、私は、緊張の連続であった。11時10分野口五郎小屋着。
昔は、布団半分といわれた時代もあった。現在は、布団1人1枚の余裕のある貸し切り部屋であった。少し休憩して、野口五郎岳へ往復1時間 本日の行動は、ここまで。続々と水晶小屋方面からの登山客が到着、外の景色を眺めながら、のんびり過ごす。野口五郎小屋は、テン場がなくなった経緯がある。水は、大変貴重で、夕食のカレーは、使い捨ての食器であった。朝食は、おにぎり2ケとお茶を前夜に受け取る、早朝5時から味噌汁のサービスありの方式であった。

8/13 晴れ 雨予報の心配があったが、星は出ていた。4時起きのヘッドランプを付けて5時出発。烏帽子小屋に7時11分着で戻り、荷物を詰め込み7時45分出発。ブナ立尾根を下る。
登ってくる人は何人かいたが、ほとんど小屋泊りの感じであった。なかなかの下りを11時40分高瀬ダムまで下山。タクシーで七倉山荘13時10分着。
3日間快晴の中、無事下山できお盆山行を終了した。皆さまお疲れさまでした。
何よりも天気に恵まれた山行に感謝です。        



 

 

 

個人山行 音羽山で花火をみよう!高揚から一転・・・

 【日にち】8月8日(木) 晴れ T田、Nま、N西(感想)

 

 

  コロナ前にT田さんからこの企画を聞いたときに、テンションがあがった。しかし、その後コロナで花火大会は中止され、3年前は天候が思わしくなく中止。昨年は私は仕事で参加できなかった。今年こそはと楽しみにしていた。

 音羽山を縦横無尽に歩いて見物場所を探し続け、2024年はこの場所に決定。大好きな音羽山からどんなふうに花火が見られるのだろうと楽しみにしていた。仕事が終わって私がその場所に到着した頃にはテントが設営され、パーティが始まっていた。ひぐらしの鳴き声が耳に心地よく、そよ風がとっても気持ちがよく、暫く夕涼みを楽しんだ。いよいよ花火開始。目の前の夜空にドーンドーンと花火が上がり、奇跡もはっきり見えて期待以上の最高のロケーションだ。花火の音だけが聴こえる贅沢な時間だった。到着した頃はまだ明るかった空も、花火が上がる時間にはすっかり暗くなっていた。ここから私の気持ちは一転した。

 

 翌日の朝がどうしても休むことができず、私だけ下山した。住宅地から近い場所であっても、登山道は真っ暗だ。動物に遭遇したらどうしようと不安でいっぱいだった。ヘッ電の明かりを最大にして熊鈴を鳴らして下山した。迷うことのないルートなのに、不安マックスの精神状態だったからだろう、本当にこの道で合っているのかめちゃくちゃ不安になった。こんな時間に遭難したら終わりだと思いT田さんに電話した。繋がらず焦る。続いてNまさんに連絡したら、呼び出し音が暫くなった後にNまさんが出てくれた。Nまさんが落ち着いてルートを説明してくれ、ルートを間違えていないことを確認して再度出発。Nまさんと電話で繋がっていたかったが一旦切った。暫くすると、またこんなルートだっただろうかと不安マックスになる。車道は近いのにフェンスがあり出口がわからない。再びNまさんにSOSを求めた。声を聞いたらめちゃくちゃ安心。降りてきてくれると言われれ更に安心。でも登山口が近いことは自分でもわかっている。ウロウロしていたら登山口に出ることができた。NまさんとT田さんに、無事に下山できたことを報告して、めでたしめでたし。こんなにも冷や汗をかいたことがあるだろうかというくらいに汗をかいていた。

 早朝に下山しても仕事に間に合っただろうう。T田さんの提案をきいておけばよかった。冷静な状態であれば絶対に迷うことがないルートだが、暗くていつも見ている景色と違うこと、下山する前から不安マックス状態だったことが重なり、パニック状態に陥った。今後、山でこんな精神状態にならないためにいい経験になった。慣れている方はこんなことはないのでご心配なく(^^;)


個人山行 北アルプス ワサビ平~西穂独標

実施日 2024年8月6日(火)~8日(水)
参加者 CL・K原 K川・T中・M田・M内・4年生女の子

8:00大津IT~12:50新穂高温泉駐車場--15:20ワサビ平(テント泊)                            
                            
ワサビ平6:00~7:45新穂高温泉駐車場--8:40ロープウェイ山頂駅~10:40西穂山荘~13:10西穂独標--14:50西穂山荘(小屋泊)    
                        
                            
6:10西穂山荘~--(ロープウェイ)--9:20新穂高温泉駐車場==15時頃大津帰着                            
                            

7月26日~28日計画した夏山集中山行が雨予報のため中止した。
その山行を平日に再度計画した。3日間お天気に恵まれ、北アルプスの夏をゆったり楽しむ山行であった。

 

【記録】

新穂高温泉駐車場からワサビ平山荘のキャンプ地までテント泊荷物を担ぎ、2時間で到着。、小屋に近いテン場に一番乗り、最終的には8~10張程度と余裕があった。私たちで4張、食事は外で、それぞれ持ち寄り、囲んで楽しく飲み、大満足。

翌日は8時のロープウェイに乗るため、新穂高温泉駐車場まで引き返した。テント泊荷物を車に積み込み、小屋泊の荷物でロープウェイに乗り込んだ。第2ロープウェイの終点、西穂高口駅の周辺は、10月11日にグランドオープンする「頂の森」の整備が着々と進められていた。通年営業の苦しいところでもあるのだろう。

西穂山荘まで1時間程度の登山道も歩きやすく、通年営業に納得。納得。西穂山荘に泊まるのは、初めてなので、物珍しいものを見るような感覚であった。
西穂山荘~西穂独標まで、中々の岩稜帯を登り、独標に到着。
2011年5月残雪期に西穂高岳へは登っていたが、景色の記憶がなく、西穂独標までも初めて登ったという感じ。

翌日は、始発のロープウェイに乗れるように早く、西穂山荘を出発、帰りの入浴も省略して、琵琶湖花火大会の渋滞・混雑に巻き込まれずに大津まで戻ることを優先して大正解でした。3時に石山着、渋滞もなく無事解散できました。
もう無理はできない年齢 ゆったり山行もいいものですよ。

■一口感想
 今回は、7月末の夏山集中が中止になったため、新たな計画をリーダーのK原さんが立てて下さった、テント泊&山小屋泊と言う一度で二回楽しむと言う、それもゆったり山行。孫の小学4年生のO音ちゃんもちゃっかり同行させて貰って皆さんに感謝です。初テント、初山小屋泊まりに大満足だった様です。お天気にも恵まれ北アルプスの山々を青空の下、楽しむ事が出来てとても良い夏休みの経験になりました。そして独標を孫と登れた事が、おばあちゃんにとっては何よりのプレゼント。本人は、登りは全然怖くなかったよって言ってましたが、下りは怖かった様で、この事は、両親には内緒です。同行して頂いた皆様、本当にお世話になりありがとうございました。ご心配をお掛けしましたが、無事登れてS音ちゃんの初北アルプス挑戦は大成功😍🥰  K川

 この夏は連日、気温が35度近い猛暑日が続き、グッタリしていたところに出かけた北アルプス山行はお天気も上々で最高でした。西穂高山荘辺りは昼間でも10度台の気温です。下界の暑さを思うとしばらくは山の中で過ごしたいものだと思いました。
今回はワサビ平でのテント泊と西穂山荘の小屋泊まりで、おまけにゆったり時間をかけて山歩きを楽しめたこともうれしいことでした
西穂高からジャンダルム、槍ヶ岳へと連なる稜線も、眼前の大きな笠ヶ岳の山容の眺めも思う存分に堪能することができました。M田

 西穂独標へはこれまで3回登っています。最初は奥穂高岳まで縦走する予定だったのが、荒天のためここで引き返し、2度目はその3週間後に奥穂高岳までテント泊縦走時に通りました。3度目は9年後に夏山集中山行で北アルプス初体験の会員とテント1泊2日で行きましたがまた悪天候で景色が見えませんでした。今年の夏山集中山行は2度の計画変更の挙句また雨の予報で中止しました。これで諦めきれないメンバーの話で10日後に仕切り直し山行を実施しました。1泊目はワサビ平でテント泊、2泊目は稜線にある西穂山荘泊というゆったり贅沢(?)山行でしたが、参加者の年齢構成では必要条件です。今回は上々のお天気でテントサイトでの食事、気持ちいい稜線歩き、山頂での大展望、山小屋前での歓談、満天の星空、モルゲンロートなどこれまでにあまり無いような快適な山行でした。同年代の参加者もそう思われていたようですが、北アルプス初体験の小学4年生にとっていい思い出になったようで安心し、満足できました。皆さん、お疲れ様でした。  K原

 K川さんの孫ちゃん以外は全員70才代。体力は衰えましたが、自由な時間はたっぷり。2日で行けるところを3日かけて贅沢な日程を組むことができました。猛暑を逃れて、せっかく遠いところに行くのですから、すぐ帰るのはもったいないですよね。
テント泊も小屋泊も快適、ロープウェイは楽ちん。さすがに西穂山荘から独標まではゼイゼイと辛い歩きもありましたが、これぐらいは我慢しないといけません。
何よりお天気に恵まれたのがラッキーでした。特に西穂独標からの眺望とロープウェイ駅にある展望台からの眺望が素晴らしかったです。奥に槍ヶ岳も見えましたが、とても小さくて、あのインパクトある槍とはとても思えませんでした。穂高連峰を北へ進むにつれて徐々に大きくドドーン迫ってくるのでしょうか。   (T中)

 

 

個人山行 槍ヶ岳

 

 

 

【実  施  日】2024年8月3日(土)~5日(月)

【  天 気  】晴れ

【参  加  者】T田、他1名

【コースデータ】 約42km (3日間合計)

 

【  行 程  】

   1日目 8.00 あかんだな駐車場‐9.00 上高地バスターミナル‐10.00 明神橋‐11.00   徳沢ロッジ‐12.30 横尾山荘

       14.50 槍沢ロッジ‐15.45 ババ平テント場

   2日目 4.00 テント場出発‐6.20  坊主岩小屋‐7.45  槍ヶ岳山荘‐8.30 槍ヶ岳山頂‐9.30 槍ヶ岳山荘‐11.30 坊主岩小屋

       13.30 ババ平テント場

   3日目 6.00  テント場出発‐6.20  槍沢ロッジ‐8.00 横尾山荘‐9.20 徳沢ロッジ‐10.20 明神橋‐11.30 岳沢湿原

                       12.00 河童橋

 

 

 

【報告と感想】

  山友会に入会して3年目の夏を迎えました、登山者なら誰もが憧れる槍ヶ岳、私にはまだ無理だと思ってましたが今回のリーダーに『そろそろ行ってみるか』と言われなんだか行けそうな気がして挑戦心が出てきました。くしくも7月に胃に悪性リンパ腫が見つかり、やはり今のうちに行っておこうと2泊のテント泊で比較的危険箇所も少ないが距離が長い上高地ルートで計画してくださり実行しました。

 

1日目:早朝に大津を出発 平湯温泉あかんだな駐車場に車を止めてバスで上高地へ向かう。観光地の大正池、河童橋は大勢の人で賑わっていたがここは素通り。明神橋のほとりにある穂高神社で安全登山のお参りをして徳沢ロッジを過ぎ横尾まで平坦な道を歩く、横尾大橋を渡ると涸沢カールの方に行けるらしい。途中木々の隙間から槍ヶ岳のとんがりが見えると少しテンションが上がるがまだまだ遠いなぁと実感。まずは今日の目的地のババ平まで15時には着かないと、と気持ちは急ぐが景色を堪能しながらなのでなかなか足が進まない。槍沢ロッジに15時着、暑さで多量の水分も減りここでさらに補給して予定より少し遅れてババ平に到着。テント場にはすでにいくつか張ってあり食事してるグループもいた、ここはトイレも水場もある。空いてる場所を探しテントを張る前に整地しテントの張り方や組み立て方をレクチャーしてもらい完成した、天気はずっと快晴で寝るのがもったいないくらいだが明日のことを考えて8時就寝。

 

2日目:2時起床、空には満天の星空。こんなにたくさんの星があるのかと思うくらいの星がぎっしり夜空を埋め尽くしていた、ヘッテンとヘルメット、軽ザックで4時出発。途中の山々がだんだんとオレンジに染まってきた、これがモルゲンロートか!またまた感動しながら先を急ぐ、分岐の天狗原まで1時間半、山の斜面には花が咲いてて疲れの癒しになる。湧き水でタオルを濡らし首を冷やすと気持ちも引き締まった、歩きにくい岩場のガレ場をすぎ、槍ヶ岳は見えてるのになかなか着かない、簡単には登らせてくれないように感じた、出発して3時間半、やっと槍ヶ岳山荘に到着、装備を整えていざヤリの先っぽへ!目の前には見上げるヤリ様。緊張でドキドキし手に汗がでる、山が(やっと来たか)と、言ってるように見下ろされている。ゆっくり慎重に登っていく、子槍も見えた、あんなところを登る人がいるなんて信じられない、そしてYouTubeで見た垂直のハシゴ、高度感を感じるが下を見なければ意外と登れた。30分ほどで山頂へ360度パノラマ世界、北アルプスのオールスターの山々に囲まれて空は青く絶好の山日和、槍ヶ岳ブルーの空に吸い込まれそうになる、あと何回この景色が見られるのかと思ったら涙が出てきた、日本で5番目に高い山に自分が立ってるなんて信じられない不思議な気持ちでしたがまずはリーダーに感謝しかない。ハシゴを降りるときは後ろ向きで鎖があれば握りしめるも足がすくみ登りより怖さを感じた、結局下りも30分ほどで降りられた、下山後は大喰岳〜中岳と天狗池周りで、と、思ったがガスってきたのでピストンで下山する、天気予報では午後から雨だというので降る前にテント場に戻らねばと早歩きで下山、結局雨は夕方から降ってきた。

 

3日目:夜中降ってた雨は朝にはやんでいた、4時起床、朝食後濡れたテントを軽く拭いて丁寧にたたむが重く感じる。

6時テント場を出発、また15キロの道のりを歩く、お昼には上高地バスターミナルへ着きたいが昨夜の雨で登山道は濡れて滑りやすくなっているので慎重になる、川も増水して流れは早いがひんやりした空気とマイナスイオンと朝日が見送ってくれてるようだった、木の仮の橋がグラグラしてこれが一番怖かったかも。すれ違う人が多く道を譲り合う、夏休み中なので若い学生っぽい団体もいた、スムーズに槍沢ロッジ、横尾山荘、徳沢ロッジを過ぎる、明神橋で少し休憩し岳沢湿原の神秘的な景色には観光客もたくさん写真撮っていました。ここまで来ると下界まで帰ってきたんだ、と実感、野生の猿も近くで見られたりとてもリラックスして楽しみながら歩くことができました、今回のテント泊は体のすべてで山を感じ自然を感じ一生忘れられない景色を見ることができて充実した3日間でした。