個人山行  赤目四十八滝・滝巡り例会下見

 

 ~えっ、爆流や~。こんな迫力ある赤目四十八滝、見たことない~ 

 

【日 時】2024年(令和6年)6月29日(土)

【天 気】曇り時々晴れ

【参加者】N堀(CL),Y森(SL),N野の3人

【データ 距離4.2K  累積標高差190m  行動時間約3時間15分9.1K  累積標高差1,039m  行動時間約6時間35分

【コースタイム】              

 

 9:50赤目滝バス停発(300m)9:55→10:10渓谷入口(サンショウウオセンター)→10:15行者滝→10:23不動滝→10:35八畳岩→10:43千手滝→10:52布引滝→11:11陰陽滝→11:25百畳岩(昼食)(444m)12:05→この先通行止めのため引き返す→13:05赤目滝バス停着   

   

  

 

 

 

【内 容】                  

 8月ハイキング部例会「赤目四十八滝」の下見に6月29日(土)に行ってきました。この頃、雨が多いので、行けるか心配していましたが、リーダーが赤目のセンターに電話で問い合わせて下さったら「大丈夫ですよ、明日も大丈夫です」との事で、下見を実施することに決定。

 だが、赤目口駅からのバスに乗ると、運転手さんが、発車前に、わざわざ今日は、百畳岩より先は、水が道に流れ出していて、通行止めになってます。との事でしたが、ここで帰るわけにもいかないので、途中まででも行くと決めバスに乗車。昨夜の雨量が多かったのかな?

 着くと天気も良いし、トイレや、バス時刻表等調べながら、入場券(1000円)を買って入る。渓谷入口(サンショウウオセンター)を通って川沿いに出るとひんやり涼しい。川をみると、なるほど水量が多い。どんどん登っていくと、何やら水しぶきが霧となって飛んできている。行ってみると、ひやー、滝が爆流となってごうごうと音をたてて落ちている。この後、いろんな滝を見たけど、どれも、すごい迫力。特に布引滝は布引とは、ほど遠い分厚いカーテンのような感じ、ナイヤガラの滝か?とりあえず、行けるとこまで行く、百畳岩で通行止め、この先の遊歩道は冠水していた。百畳岩近くの岩場でお昼にして戻りました。            

 下見をアップする必要は、ないのだけれど、8月本番の水量と比較できるからとアップしました。確かに水量は多かった。涼しいです。本番は良い天気であることを願います。                       (記 Y森)

 

 

 

 

                                           

 

 

 

 

 

 

 

            

 

 


個人山行 白谷本流コースから横山岳周回

個人山行 白谷本流コースから横山岳周回

【実施日】 2024年6月26日(水) 曇りのち晴れ

【メンバー】 Ts本、H場、A隅

【行 程】横山白谷小屋(08:10)・・・太鼓橋(08:55)[休憩 5分]・・・経ヶ滝(09:05)[休憩5分]・・・五銚子ノ滝(09:45)[休憩 5分]・・・横山岳(11:35)[休憩 5分]・・・横山岳東峰への稜線(11:55)[休憩 30分]・・・金居原コース分岐(13:05)・・・東尾根登山口(14:10)・・・横山白谷小屋(14:45)

 

 

 

 

 

 

【報告と感想】

 梅雨の晴れ間を期待して、横山岳山行に出かけた。そろそろ夏の花も見られるのではないかと期待。今回は涼しい滝を眺めながらの白谷本流コースだが、渡渉も急登も多いコースだった。登山口駐車場のすぐ隣の林道から谷沿いに進んでいき、15分ほどで林道が途切れたところから登山道に入る。前日の雨で滑りやすい上に結構な急登。さらに30分ほど進んだところで一旦林道に出る。橋のたもとから再び登山道に入って急坂を登っていく。あたりには山あじさいの青い花や大葉ギボシの白い花がたくさん咲いている。

 息を切らして谷沿いを登っていくとすぐに経ヶ滝。水量が多いためかとりわけ涼しく感じる。滝の前でしばらく休んでからまた、谷沿いに登っていく。40分ほど登ると五銚子の滝。奥の高い段から流れ落ちてさらに落差の大きい手前の滝のしぶきが飛んでくる。このあたりで天気も良くなり、びわ湖方面の眺めもきれいに望むことができた。

 五銚子の滝を過ぎ、しばらくして谷から離れ稜線に登り上げる。所々大きな岩を乗り越える厳しい登山道。このあたりはヤマボウシの白い花がたくさん咲いていて、一息ついてあたりを見渡すと疲れを癒やしてくれる。1時間半ほど急坂が続いてようやく山頂に到着した。山頂は南側の三高尾根沿いにわずかに展望があるが、周りは木に覆われて景色が見えない。プレハブの物置小屋の屋根に登れるようになっているが、そこからも北側の野坂山地などがわずかに見えるだけだった。記念写真を撮ってから東峰に向け歩き出す。途中、藪の中から兎が登山道を横切っていった。少し展望のある稜線で昼食休憩。びわ湖方面には余呉湖と竹生島などがよく見えた。

 昼からはブナの林がきれいな東尾根を下る。登りとは違って歩きやすい道だが、雨の後の登山道、滑らないように注意して慎重に下る。ブナの林を抜けて急坂を下りると東峰登山口の林道に出る。ここから駐車場まで30分ほどの林道歩き。林道を歩き始めると、道の左手の低木に子熊がいて、こちらをチラリと見てそろそろと藪の中に入っていった。親熊が出てきたらどうしようなどと心配したが、まあ知らん顔して通り過ぎようということになって鈴を大きく鳴らしながらそのまま下っていった。林道は舗装してあったが、水が流れていて、コケのようなものがつるつるとよく滑るので、これに気をつけながら歩かねばならなかった。少し先に動物が座り込んでいて、また熊か?と緊張したが、茶色い色をした猿だった。近づくと藪の中に入って「キーキー」と何か話しかけてきているようだった。

 

兎と熊に猿、山深く自然豊かな横山岳をかいま見せてくれた。天気も暑すぎず爽やかな風に吹かれて歩くことができた楽しい1日だった。帰りはあねがわ温泉で疲れを癒やして帰路に就いた。

6月オールラウンド山行部例会 音羽山バリエーション

【実施日】2024年6月22日(土) 晴れ/曇り

【メンバー】CL.T田・Nま・S藤・N西

【コースタイム】

 JR膳所駅7:48ー鳴滝不動尊手前尾根取付8:40ー520m縦走路9:42ー9:55音羽

山10:05ー音羽山路傍休憩所分岐ー水車谷ー木ノ下谷出合10:45ー11:45木ノ下谷左岸尾根大木

12:30ー木ノ下谷出合13:03ー水車谷火の用心分岐ー16番鉄塔13:55ーBBC横登山口

14:20ー14:45JR膳所駅・解散

 

 

 

 

 

 

【報告】

 二日前に遅い梅雨入りとなり一瞬の晴れ間の例会となりました。JR膳所駅からスタートし鳴滝不動尊手前の尾根に取り付く。もう背中は汗でびっしょり。50m程の急登で傾斜は少し緩くなるが足元は滑り易くキックステップで進んで行く。一本尾根だから迷う事は無いが倒木も多く注意が必だ。

 一時間程で縦走路に飛び出す。一投足で音羽山だ。何時も見る京都市街や琵琶湖の景色も霞んでいる。この先が今日の核心部。音羽山路傍休憩所分岐から水車谷右股沢を下って行く。途中に古いマンガン鉱の試掘後の坑道と石積みが残っている。滑り易い水車谷を何度も渡渉し木ノ下谷出合へ。今日は水量も多く谷の遡行は慎重に。朽ちかけた石積の堰堤を越えて行く。沢筋が倒木に埋め尽くされている所を過ぎると遡行も終わる。350m辺りの枯れ沢分岐を右股へ直登する。喘ぎながら登り着いた左岸尾根の上部に音羽山のクラウン(勝手に名付けた)大木がある。此処で大休憩とする。先週は爽やかな風が吹いていたが今日は“むしむし”する。

 ゆっくり休憩し体力回復。木ノ下谷左岸尾根を一気に下り途中のマウンドから木ノ下谷へショートカット。先ほど下りて来た水車谷を登り返し火の用心分岐へ。沢を渡渉し対岸の関電巡視路に取り付く。最後の急登だが疲れた体に150mの急斜面は堪える。16番鉄塔手前はブッシュ地帯、棘にも注意しょう。やっと登り着いた鉄塔の正面からは大津市街から鈴鹿の山並み迄見渡せる。しかし上空は厚い雲に覆われ今にも雨が落ちてきそうである。此処まで来ればもう安心。JR膳所駅迄は“あっ”と言う間で疲れも吹っ飛び軽やかな足取りだった。音羽山バリエーションや比良山のバリエーションル

ートに興味のある方は私のHP「バンダナおじさんの山旅」を検索ください。T田

 

【一口感想】

 近畿圏も梅雨入り、湿度70%以上の中で、鳴滝不動尊手前左岸尾根からの急登は何度も経験していますが、早朝スタートで気温の上昇前とはいえ、かなり汗だくになり体力を消耗しました。大谷縦走路大木付近で昼食をとった際、椿科の植物が自生しており、たぶん毛虫から羽化した茶毒蛾と思われる蛾が飛び交っていました。その蛾の飛散した毒針毛に腕を11か所、右腹部を数か所刺されたようでかぶれてしまいました。毒針毛は0.1~0.2mmで長袖でも繊維のすきまから入り込むとのことで注意が必要です。Nま

 

 この度の音羽山山行では、計画書に「水車谷」「木下谷」「火の用心分岐」「大谷縦走路大木」などと、いうポイント名があって、最初私は?なんの事?か分かりませんでした。それは、音羽山を縦横無尽に歩いたリーダーが、今回のルート設定の目印にしているポイントのことで、このルー

トを歩くことで一般道から外れた、あまり知らない音羽山の顔を、しばしのぞき見ることができました。しかしながら、実際の歩きでは、急斜面の登り下りや沢の渡渉、倒木くぐり・跨ぎで音羽山を登っては降りての三往復、累積標高は軽く1000mを超え、かなりきつい山行でした。そして、この日は、偶然リーダーの山行500回記念の日で、帰りにたこ焼き&ビールで祝杯をあげる場に居合わせてもらい、とても楽しい気分で帰路につくことができました。(^^) S藤

 

 6月のオールラウド例会に参加させてもらった。最近、仕事で疲れているので近場の山行がありがたい。今日はS藤さんも参加され、いつもと違ったメンバーで歩くのもまた楽しい。S藤さんの山コーデが小柄なS藤さんによく似合っていて可愛かった。鳴滝不動尊の樹林帯に入ると、空気がひんやりして心地よかった。斜面はほどよく雨を含んでいて、蹴りこみやすく歩きやすかった。腐った木の枝には注意が必要だ。折れないか確認してから掴むようにしなければいけない。新緑の樹々の間から陽が差し込み気持ちがよく、下山までお天気がもってくれることを願う。一気に300m程登り、10時前に山頂に着いて、所要のため私はここで下山させてもらった。

 音羽山は私のホーム山でとても愛着がある。「登る」というより「会いに行く」という感覚に近い。いろんなルートがあり、メンバーも違うとその都度学ぶことがある。たとえ体調が万全でなくても、天候が危ぶまれても知っている道なので安心して歩けます。ホーム山があると安らぐ登山ができますね。しかし、この音羽山でも翌日、熊の目撃情報があったようです。鳴滝不動尊付近、茶臼山付近、打出中学付近あちこちで目撃情報があるようですので、登る際は十分にお気をつけください。N西

個人山行 テント泊体験山行報告 「比良山地・武奈ヶ岳」

 

実施日; 2024年6月19日(水)晴れ、20日(木)曇り

参加者; K原(L,記録)、Ts本、N堀、Hま

行程; 

6/19 北比良正面谷駐車場8:35-9:45カモシカ台-11:10北比良峠-

     野営地(テント設営)12:40-13:05イブルキノコバ-13:55武奈ヶ岳

     -コヤマノ岳-16:00野営地(テント泊)

6/20 8:00出発-9:10カモシカ台-10:05駐車場

 

報告; 

テント泊体験希望会員二人と経験者二人の4人で比良山へ行き、武奈ヶ岳へも登って来ました。前日にはかなりの雨が降り、

下山翌日からの予報は雨で「梅雨入り」となる狭間の2日間、バッチリのお天気でした。初日はよく晴れたのに午前中は

あまり暑くなかったので重い荷物で登るのもさほど苦にはなりませんでした。

風もあまり無く、テント設営も順調にできました。午後に武奈ヶ岳へ登るのに木陰が多い道を選び、

誰もいない山頂に着いて、360度の大展望を楽しめました。下りの途中、去年見つけた水場でキャンプ用の水を補給して

テントに戻り、準備してもらった豪華な夕食を楽しみました。

 

翌日は下山するだけでしたが、テント泊装備だけでなく登山装備の説明とテントなどの片付け方、

下山後の手入れ方法などを話しました。無事下山後は近くの日帰り温泉で汗を流し、気持ちよく帰路につきました。

今回のテント泊体験は雨も降らず、風は弱く暑くも寒くもなく夜露も下りず、申し分ない条件でできました。

ただ問題がなさすぎて、いつもこんな条件ではないことを伝えましたが、初めての人にあまり厳しい状況でイヤに

なられないだろうと思い、これからのいろいろな登山、テント泊などに安全な範囲でチャレンジしてもらいたいと思います。 

                                                     (K原)

感想;

初めてテントを分担して担いで登るテント泊。どれぐらいの重さでどれくらい歩けるのか少々不安でしたが覚悟して臨むしかない、

と思い参加。荷物の重さ11kgとテント泊にしては随分軽めということでスタート。

担ぐや否や「はい、大丈夫。もとからこの体重。」と脳に勘違いさせて歩き始めました。梅雨の合間のさわやかな天候に恵まれ、

また美味しい食材を周到に準備していただいたお陰で北比良峠での天ぷら、そうめん、肉のしぐれ煮等の御馳走は忘れえぬ夕餉と

なりました。

 

武奈ヶ岳頂上での景色も見事で滋賀の美しさそのもの。テントの立て方やセルフビレイの仕方などのプチ講習もしていただき、

学ぶことが多く、内容の濃いテント泊となりました。皆で分担してそして協力する楽しさの原点を知れたような気がします。

ありがとうございました。                                         (N堀)

 

本格的なテント泊は初めての私です。足を痛めていて歩くのも久しぶり、荷物持てるかな、暑さに耐えられるかな、

不安がいっぱいのスタートでした。自分の荷物だけでも重くなっているのに、分担して下さったものの、テント泊の荷物、

考えるだけでため息が出ました。

歩き始めてからは、担いでいる時の重さよりも、担ぎ直す時の方に体力が要り、荷物を降ろさずに休もうかとも思いました。

でも、時折吹く冷たい風、川の潺の音に心が癒されました。

テントを張る時には、本当に事細かく指導して頂き(場所の確認、風の向き、テントの方向、手順など)すごく勉強になりました。

水を汲みに行くのも大変で、水の貴重さも知りました。

夜は準備して頂いた食材で、メニュー通りに作れたかどうかは分かりませんが、美味しく楽しく頂きました。

天候にも恵まれ、とても有意義な2日間を過ごさせて頂き、ありがとうございました。   

                                                        (Hま)

 

久しぶりのテント泊山行、天候もよく、テント場に選んだ場所も最高の山行になりました。少し前までの腰痛の影響か体調が

良くなかったため、重い荷物を担いでの登りでたびたび息を整えながらやっとのことでテン場にたどり着きました。

武奈ヶ岳のピストンもパスして休憩。夕食はK川さんに準備いただいた天ぷらとしぐれ煮、ソーメンなど豪華なメニューに

舌鼓を打ちながらワインなどを楽しくいただきました。

夜中にトイレに起きるとおぼろ月にあたりが照らされ、近くに鹿の光る目、夜鷹のキョ・キョ・キョ・キョという鳴き声が響き渡り、琵琶湖の夜景もきれいに見ることができました。

 

翌朝は朝食の後、セルフビレイの講習などを受け、珍しく夜露が付いていないテントを撤収して下山。

身近な場所での楽しいテント泊となりました。みなさんありがとうございました。                  (Ts本)

 

個人山行 鈴鹿山脈 竜ヶ岳~銚子岳

銚子岳分岐から風景
銚子岳分岐から風景

【日時】 2024年6月17日(月)

【天気】 晴れ、曇り

【参加者】K本

【コースタイム】約11㎞ 約5時間

 

石榑峠6:30~重ね岩7:00~竜ヶ岳7:30~治田峠分岐8:00~セキオノコバ~静ヶ岳8:30~セキオノコバ~銚子岳9:20~セキオノコバ~治田峠分岐10:20~竜ヶ岳10:50~重ね岩11:15~石榑峠11:40

【活動内容】

 全国で熊出没情報が続く中、雨上がり、余裕を持った1日を考えて、お手頃なマウンテンをセレクト。そして、ソロで確実に帰るように。以前、当会の竜ヶ岳清掃登山で静ヶ岳に行ったことを覚えていて、未踏の銚子岳も行くことにした。

 

数年ぶりの石榑峠。駐車場は先着車1台のみ空いていた。6月22日いなべ東近江ラリー開催予定の関係で、DUNLOP黄色テープが、登山開始後すぐの場所で引いていた。以前はなかった階段もトイレも新しくできていましたね。

 

コアジサイが咲いている岩石コースに差し掛かろうとして、けたたましい声の「ジェージェー」に何だろう?と足を止めた。2羽カケスだった。カラスの仲間というけれども、カラフルでキレイな鳥。一度、霊仙山近くの森でちょっと見かけたのが、目と鼻の先にいる。嬉しさで岩になったつもりで撮影をしたが、一羽のカケスが目の前の人に気持ち悪かったかな?もう一羽と数秒後飛び去ってしまった。

緑のキレイな苔絨毯、鈴鹿の山を漂う雲海を見ながら、重ね岩を経由に標高を上げていきます。難なく下降点を上がり、このまま山頂へ。このルートも以前とはかなり違う。三重県側の山容がガレて、山道が別に変わってしまったようです。シジュウカラが木々の間を飛び回っているのを見て、山頂に近づくと、シカの頭がこちらを見ている。朝、シカは人に慣れないうちは逃げていくようで、山頂に着いた時、シカはもういません。

治田峠分岐に行って竜ヶ岳を振り返ってみると、その三重県側にシカがいました。個体数はざっと3、2、2、2頭くらい。うち一頭がこちらを警戒してかじっと立っている。

 

熊鈴をしっかり鳴らしてるか確認して、森の中の静ヶ岳へ。セキオノコバで沼があり、モリアオガエルの卵塊が樹木に沢山かかっている。暑さで少なそうな沼の水。この先、雨で水が増えるといいねと思いながら、ヒルを気にしてすぐに立ち去る。

ベニドウダン、サワフタギが咲いているのを見て、静ヶ岳へ到着。自分一人だけで十分広い場所で、竜ヶ岳の滋賀側が見える。

セキオノコバに戻り、すぐに銚子岳方面へ。この治田峠ルートは、人の整備がかかっていないので、その分、道を見極める必要がありました。藤原岳へ縦走ができるルートです。藤原岳の孫太尾根が9月から採掘のため閉鎖される予定でどうなるのか分かりませんが‥。

治田峠ルート銚子岳分岐にさしかかると先着者3人がおられました。静ヶ岳の下降点で挨拶をしたお方で、同じルートをたどっているようです。

銚子岳では御池岳のテーブルランドが見えます。藤原岳の採掘場ショベルカーも見えました。

 

竜ヶ岳へ戻り、分岐点辺りの広い平原で、シカの群れが悠々に多く見られました。子どものシカも緑の草を食べながらこちらをうかがっている。まるで、奈良公園のシカ…。

山頂には、登山者10人位が休憩をされて、自分も休憩。

人が山に行くほど野生動物(熊も)を間近に見てしまう共存になるのか?結局は人間に要因があるのでは?自分のように大人しく歩いても逃げないシカを思いました。持ってきたおにぎりを食べる食欲はとても無かったなあ(朝食はしっかり取ってきています)。

石榑峠への道に戻り、名残惜しいが下山しました。

個人山行 大文字山周辺パワースポット&滝巡り 白玉龍神・椿ヶ峰・中尾城跡・琵琶滝・幻の滝etc

【実施日】2024年6月8日(土) 晴れ 

【メンバー】K原(L)、N西(感想)

【コースタイム】

 

 7:05蹴上駅―日向大神宮―7:40笠狭之御﨑旧蹟―七福思案所―7:55白玉龍神―8:00駒の滝―椿ヶ峰―霊鑑寺―10:15善気山(271m)―10:30月待山(195m)―11:05中尾城跡―紅葉坂―12:00中尾の滝―12:20幻の滝(休憩)12:55―出合い坂―13:15大文字山―14:10毘沙門山(381m)―14:40蔭山(310m)―14:50柳山(251m)―15:00諸羽山(193m)―15:30山科疎水公園

 

距離17.7km 登り1305m 下り1291m

 

 

 

【感想】

 前回に引き続き大文字山周辺の隠れスポットを巡った。筑紫日向の高千穂の神を移して創建された日向大神宮は、手入れの行き届いた歴史を感じる場所である。天の岩戸をくぐりぬけると運が開けると伝えられている。新緑も紅葉もすてきな場所だ。「笠狭之御﨑旧蹟」に寄って、七福思案所の6つの分岐の初めてのルートを歩いてみる。歩き初めは登山道は整備されていたが、途中から倒木が多くなり、跨いだり潜ったりも難しくなってきたので少しルートを変更した。白玉龍神は神聖な場所だ。駒の滝も勢いよく水が流れている。

 書籍に記載されていた「椿ヶ峰」を探すが見当たらない。木にマジックで「楽園」と書かれている場所があったが、展望も望めないがここが椿ヶ峰なのか・・・プレートは見当たらなかった。帰宅後ヤマコレを確認すると、ヤマレコでは若王子寺神社のすぐ近くが椿ヶ峰のようだが、実際のところはわかならい。鹿ケ谷から善気山を目指し、そして東山三十六峰の第十峰にあたる月待山に向かう。素敵な山名だ。銀閣寺から見ると、この山の背後から月が見えることが名前の由来のようだ。地図と地形を確認し、眼鏡坂降り口(ヤマレコでにはそのように書かれている)から中尾城跡に向かう。中尾城跡は何も残っていない。本丸城跡のプレートがあるのみだ。

 日天寺に立ち寄り白川方面に下山する予定であったが、日天寺の屋根が見える場所まで下ったが、どうも日天寺には降りられそうにないので、次の目的地の琵琶滝を探す。水は勢いよく流れてるが、琵琶滝の表示はどこにもない。大きな岩に囲まれた滝壺のような場所がある。(楽器の)琵琶のような形でもある。ここで琵琶奏者が奏でていたのか・・・。水は枯れているがここが琵琶滝か・・。中尾の滝界隈で登山者数名に会った。涼を求めて来られたのか。幻の滝で昼休憩とする。誰もおらず景色を独り占め。出合い坂と六道の辻を経由して大文字山に行くと多くのハイカーでに賑わっていた。

 今日は大文字山から雨社大神を経由して山科の里山、毘沙門山・蔭山・柳山・諸羽山をピークハントして山科疎水公園に下山する。大文字山から雨社大神に向かう途中で、女性2人組の登山者が道迷いをしていた。伺うとGPSも紙地図もコンパスも持っておられない。分岐が多い大文字山なので、下山ルートを説明するのも難しいため、来た道を帰ってもらうことにした。暫くすると、また別の女性2人組が道迷いしていた。先ほどと同じくGPSも紙地図もコンパスも持っておられない。どこに下山するかも決めずに歩いておられた。山科駅方面へ下山することを伝えて一緒に歩くことにした。大文字山なら行けるだろうと思って安易に登られるのだろう。大文字山は縦横無尽に登山道があるため、遭難のリスクが高いことを知ってほしい。お客さんが同行したためリーダーも髄所で地図とGPSを確認している。登山道はとても歩きやすく、土も柔らかいため膝への負担も少ない。小さなアップダウンを繰り返し、毘沙門山・蔭山・柳山・諸羽山をピークハントし予定通り山科疎水公園に下山した。山の中は暑くなく、とても気持ちのいい山歩きであった。

 

個人山行 剣山、次郎笈

 

 

【日 時】2024年6月1日(土)

【天気】 晴れ

【参加者】K藤(CL)、N堀(SL)、F井(配車)、M代(記録)

コース】見ノ越駐車場(10:00)‐剣山野営場(11:00)

 ‐頂上ヒュッテ(11:30)‐剣山頂上(11:40)昼食‐次郎笈  

 (12:50)‐次郎笈峠(13:50)‐二度見展望台(14:10)

 ‐見ノ越駐車場(15:10)

 

 

 

 

【報告】今回は、リーダーの晴天時の稜線を求めてのリベンジ登山でもありました。早朝滋賀県を出発し、登山口まで約6時間のドライブ。前半は順調で、最後の1時間半ほどは対向車が来たらあわわ…な細い登山道でした。それでもF井さんの落ち着いた運転で、予定通りの時間に登山開始。前日の雨でお天気は心配でしたが、時間とともに雲も無くなり、絶好の登山日和となりました。

 見ノ越からは、スルスルと上がっていくリフトを横目に見つつ、西島駅へ。一度休憩をとり、西島駅をまいて頂上を目指しました。剣山野営場を通り過ぎる時間帯にはテントはありませんでしたが、近くの三嶺や一ノ森等の山々への縦走を想像させられ、わくわくしました。いくつかの鳥居をくぐって、頂上手前の劒山本宮へ到着。先に到着されている人たちが遠くを見ながら盛り上がっていました。その場におられた神主さんいはく、天候が良いため四国の山々の更に向こうの雲海の上に、大山が見えるとのことでした。目を凝らすと、確かに雲の上に黒い山影が…。ちなみに、御神体である大きな岩の前に本宮があり、中に鏡が置かれていました。他の神社でも鏡を置いていて自分自身を映してお参りするように言われることがあるため、F井さんがその理由を神主さんにたずねると、かがみに我(が)を映すと、『我(が)』が取れて『かみ』が残る…というようなお話をしてくださりました。

 御神体の横の階段を上り、10分ほど進むと剣山山頂へ到着。三角点は石を積み、縄を巻いた中にあり、少し近づきがたい状態でした。ふと横を見ると、目の前に次郎笈へ続く笹原の中の一本道が見えます。前回、リーダーはガスガスの日の登山で、この稜線を見られなかったとのことです。次郎笈までは、一度下ってからの登り返しで、ややしんどい道ですが、周りの素晴らしい景色で疲れが吹っ飛びました。四国の山々に囲まれての昼食。離れがたい気持ちを抑えて下山開始。予定の時刻よりすこし早く見ノ越駐車場へ着きました。

 帰路も長い山道を下っていき、徳島ラーメンでパワーチャージしました。近くても山深くて行きにくい四国の剣山への山行を計画してくれたリーダーや参加された皆さんへの感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。(M代)