日 時】2023年(令和5年)1月31日(火)
【天 気】小雪のち曇り時々晴れ
【参加者】Y森(CL記録),K澤 O本紀 S口,A元,Hまの6人
【データ】距離11.9K 累積標高差1,018m 行動時間6時間27分
【コースタイム】
8:29二の瀬バス停(174m)→9:15夜泣峠(375m) →9:45向山(426m)9:55→10:52洛北発電所近く
(118m) →11:34トレイル案内板(盗人谷入口)11:36→12:32小峠(396m)昼食12:57→
13:07氷室町の氷室跡見学(370m)13:22 →13:26氷室神社(373m)13:30→14:05京見峠(373m) →14:56鷹峯源光院前バス停(152m)
~ 冬の雪道、嬉しさ楽しさあるも、後半は雪に苦しむ~
【内容】
朝、家を出る時に降っていた雪は、出発点の二の瀬バス停に到着しても降っていた。鞍馬寺の近くともなれば雪の量は大津より多い。だが粉雪だ。木々は
雪を纏い美しく輝いている。そんな中出発。今日は2度の山登りが待っている。
まずは、第一部の始まり、夜泣峠までの約200mの登りです。道はジグザグにつけられているので急斜面でも登れます。道はだんだんと雪深くなり高度を
上げていく。周りにはモミジ、椿、アベマキ等の木々が生えていると本には書いてあったが雪がのっていて全くわからない。でも雪景色の中を歩いている
という嬉しさはある。さて30分程で夜泣峠に到着。この峠の名前は、惟喬(これたか)親王の乳母が、この峠の松の樹皮を親王の枕下に置いたところ泣き
止まれたという伝説からつけられたようでである。小さな峠でしたが。
一休みして出発、ますます、雪は深くなり、木々は雪を乗せてアーチ状に曲がり、その下をトレイルは続きます。向山に到着する頃には20センチの積雪
になっていました。向山山頂からの眺望はありません。
ちょっと休憩して先へと進みます。ここからは緩やかに長い下りが続きます。進むにつれ積雪量が減ってきます。二の瀬では登山口でも相当積もっていま
したが、この辺では、木々の上に積もっている雪は少なく、風向き、斜面の向き、標高などで全く違うのだと知りました。
皆さん雪景色に終始ルンルン気分でした。ここまでは。
1時間以上歩いて洛北の発電所近くに到着。ここから、地獄の第二部の始まり。ここでは、盗人谷(ぬすっとだに)を登るのですが、ただでさえ、台風等の
影響で倒木が多く荒れているのに、雪は、道を覆い隠しわからなくしています。そのうえ、穴が開いている所も。足元は、積雪で木なのか土なのか岩なの
かもわかりません。テープや案内はあるのですが、そこまで行くのに、どこをどう通れば行けるのか? K澤さんの活躍とメンバー全員の目で、雪で隠さ
れた道を探します。難所が3つ程ありましたが、ようやくクリアして小峠に12時半に到着。ホットしました。しかし「盗人谷」の由来は、どこからきたの
か? 帰宅後調べると、昔、この辺りに盗賊が隠れ住んでいて、夜になると京の町に下りて盗みをしたからとか、いかにもあるような伝承である。
さてここでお昼とします。ベンチはあるけど、真っ白な雪がのっています。。ここで、ビューポイント(賀茂川から東山方面の眺望が良い)に行くかどうか迷
ったのですが、そのために時間をとるのは、この雪でどうかと思ったので、行かずに氷室へとむかうことにしました。
氷室跡を氷室地区の住民の方に場所を教えて頂き見てきました。往復15分くらいでした。積雪の中3か所窪地がありたぶんここだったのだろうと思いま
した。氷室(ひむろ)とは、山間部の地下などの涼しい場所を利用して作られた自然の冷蔵庫で、冬にできた氷を夏まで保存しておく保管庫です。昼間で
も日の当たらない山の谷間など、気温の低い場所に穴を掘り、カヤなどで作った屋根をかけた簡単な造りのものでした。1600年前から作られていたよう
です。ここには京都市のりっぱな石碑があり、隣にご近所の方が作ってくださった案内板もありました。場所を教えて下さったSさんありがとうございま
した。さて近くの氷室神社へ参拝へと進みます。神社前で、私が写真を撮ろうとした時、溝にはまってしまい、足を少し濡らしてしまいました。雪が溝を
覆い隠していたのです。怪我無く良かったです。
氷室地区からはもうずっと車道歩きです。どこからか犬がきてしばらく一緒に歩き、またどこかに消えていきました。京見峠では「京見峠茶家」と書かれ
た家がありましたが、もう閉鎖になっているようでした。この長坂古道(京都トレイルではない)を歩いて下山します。
15時前に鷹峯源光院前バス停に到着、今日は皆様、お世話になりました。疲れましたね。ゆっくり休みましょう。第一部と第二部の差は大きかった。
終わってみれば楽しい思い出の方が勝っていました。 次はこの長坂古道を登るのか・・・ (-_-;) (記 Y森)
【日にち】2023年1月22日(日)晴れ
【参加者】A見(L)、Y口、T田、K澤、H井、Nま、K藤、Y村、T田(記録)、T中武、S井、Y田、
S口、A元、N堀、Mり、T内、K本紀、T中博、A隅、M田、N西
【コースタイム】
9:05京阪比叡山坂本口駅―9:20比叡山本坂―10:50根本中堂―山王院―11:15お地蔵さんのある展望地(昼休憩)11:50-12:15大比叡―13:00明王院―14:45京阪松野馬場駅
青空の広がる日曜日。ハイキング部の今年最初の例会は比叡山!総勢22名の参加です。新しい方も参加されて、皆さん歩きながらも話が盛り上がります。登山口からはいきなり階段が続き、じんわりと汗も出てきます。思ったよりは雪も少なく、すれ違う人は軽装で、アイゼンは必要ないよ、とおっしゃってました。なるほど、言う通りで装着せずに登ることができました。
歴史のある比叡山。根本中堂は大改装中で見られませんでしたが、大講堂、大黒堂などは横目で見ながらどんどん先を進みました。歩くとホカホカ、止まると空気は冷たくて寒く感じましたが風もなく、山頂手前の展望台でのお昼休憩は京都方面の山々を見ながら美味しくいただきました!
新春恒例??のジャンケン大会でのお団子争奪戦も和気あいあいと楽しい時間でした。
大比叡山頂は、え?ここ??え、あれれ?と、ちょっと拍子抜けしてしまいましたが(笑)、みんなで記念撮影して下山しました。特に険しい箇所は1箇所ありましたが、あとは歩きやすく、トイレもあちこちに設置されてて安心でした。
下山の途中に琵琶湖が見える箇所があり、滋賀県っていいところだなぁー、ってホントに実感しました。今日は見どころがたくさんあり楽しい例会でした。ありがとうございました。
日 時】2023年(令和5年)1月18日(水)【天気】晴れ時々曇
【参加者】Y森(CL記録) K澤 Y田比 H井 T田 S井 Y村 N堀 O本紀 K森の10人
【データ】距離10.6K 累積標高差590m 行動時間4時間39分
【コースタイム】
9:09戸寺バス停(215m)→9:32江文神社(262m)9:45→10:04江文峠(323m) →
10:36静原神社(215m)10:47→(薬王坂) →11:27竜王岳分岐(373m) →11:54竜王岳山頂(500m)12:25
→12:43竜王岳分岐(373m) →13:05鞍馬駅(休憩240m)13:17→13:48二の瀬バス停(174m)
【内容】
~ 冬の晴れ間に、静かな京の北部を歩く~
今日は、京都トレイルの6回目のルートです。叡山ケーブルが1月~3月中旬まで動かないらしく6回目を飛ばして7回目のルート(北山東部2(戸寺~二の瀬)を先に
歩くことにしました。1月の厳冬期、雪を心配ましたが、雪はなくほっとしました。
二の瀬バス停でK森さんと合流し10人で冬の京都市北部を歩きます。道は高野川沿いから宮川沿いへと変わり、まずは、江文(えぶみ)神社へ。
ルートからは少しだけ入るとあります。古い感じの京の趣のある神社でした。写真も撮ってトイレもお借りして進みます。この先、江文峠までは、足元には、落ち葉が散りつもり岩や小石を隠し、少し歩きづらい道が続きました。江文峠で一旦、車道に出ますが、また少し先から山道に入ります。山道を出たら、まもなく静原地区に入っていきます。車道を歩くようになりますが、歩道がないので、注意しながら進んでいくと、静原小学校がありました。しかし、メンバーによると昨年廃校になったとか。この小学校の学童はいったいどこまで通うことになったのか?さてこのあたり一帯は広い畑で京野菜、特に漬物に適した野菜を栽培しているらしくすぐき漬けや、かぶら漬けが頭に浮かんできます。静原川を渡って振り返るとクライミングの聖地となっている金毘羅山が背後にそびえていました。
そしてしばらく進むと静原神社に到着。秋ならば、黄色に色づいた銀杏の木が目を引くのですが、すっかり葉を落とし幹と枝だけとなり冬景色と変わっていました。静原神社の紅葉は写真かポスター等で見たことがあります。ここも古そうな社殿があり、参拝します。そのいわれは天武天皇時代より古いと書かれていました。この境内にある杉もかなりの巨木です。また葵祭りに使用する「二葉葵」はこの静原の地から奉納されるとのこと。
休憩もこの辺で切り上げ薬王坂に向かいます。坂に入る前に衣服調整して坂を超えます。途中に立っているはずの二尊板碑は倒れていましたが確認はできました。
案内文は半分しか残ってなく読み込めませんでしたけど。
さて薬王坂の途中に竜王岳分岐があります。11月ハイキング部例会で鞍馬~貴船に行った時に見えていた竜王岳です。今回は竜王岳山頂に登り、鞍馬一帯を見たいと思い、往復1時間ほどかかりますが竜王岳に登ってみました。山頂に着くと丁度、鞍馬方面は見晴らしが利くようにしてあり、鞍馬寺の赤い欄干等がはっきりと見えました。ここで昼食をとって鞍馬の方へと下ります。意外と下りは短いと思いました。
鞍馬で買い物等休憩をとり二ノ瀬へと向かいます。ここからは車道歩きです。叡電の駅は「二ノ瀬」、バス停は「二の瀬」です。私たちは、ちょうど来たバスで国際会館前へ。そこから地下鉄で京都駅へと帰途に着きました。参加者の皆様、寒い一日お疲れ様でした。M(_ _)m
(但し、K森さんはバス停で別れ、京都御所まで走って行かれました。なんと超人)
【日 時】2023年1月15日(日)曇り 一時 晴れ・青空
【参加者】A井・M幸・T本・T政・N裕・S口・H川・K口・K西・K原・N西・T田・K川・M内
【コースタイム】
駐車地—マキノ林道—明王の禿東尾根取り付き8:05—明王の禿11:00—赤坂山11:30—
粟柄越—ブナの木平13:30—483.4ピーク—南東の尾根—マキノ林道14:00—駐車地14:50
【記録】
久々のオールラウンド山行部例会「日帰り雪山ハイク」、参加者はなんと14名、11月の鈴鹿・釈迦ケ岳例会に次ぐ参加者の多さにリーダーは、準備の段階でちょっとパニック状態。しかし、当日はさすがリーダー。
曇りの中、8:05明王の禿東尾根、雪のない濡れ落ち葉の斜面に取り付き、150mの急登を登る。8:50
p480mのピークに乗る。一旦鞍部におり、そこから200m近く急登を登るが、ここで、リーダーが昨年11月の下見でぶち当たった岩壁を避けたルートを的確に指示。足元の雪は解けているし、濡れ落ち葉は滑るし、枝を掴んでと声かけながら悪戦苦闘の末、登りきる。10:30には、天気が青空に変わり、集合写真を急遽とることにした。その後650mを超えたところから緩やかな斜面になり、ワカン装着して雪山ハイクを楽しむ。時間的に周回できるかと心配もしたが、何とか予定通り赤坂山到着。風を避けられる場所で昼食タイム12:15出発。 そのころには、天気はホワイトアウトに近い状態であったが、尻シェードを楽しんだり、スノーシューでショートカットを楽しんだり、みんなが雪の感触を楽しんだ。p483.4ピークからのバリエーションルートは、下見で下りすぎて失敗したので、送電線をくぐるポイントに目印をしておいた。ここも難なくクリア(しっかりテープ回収) あとは、楽勝の巡視路歩きになり無事下山口に14:50着地できた。そのころには、雨がぽつぽつ降りはじめた。現地解散となり、4台の車で帰路についた。(記録・M内)
【感想】
オールラウンド部の冬の雪山例会。無謀にも初挑戦してみました!
ワカン、スノーシュー必須、と書いてあったので、無理やと諦めてましたが
貸してくださる方がいて今回参加いたしました!初日の出山行で雪を見て感激してあれから2週間。今回も思ったより雪は少なくて、でも登るにつれて深くなってきたので、ついにスノーシューかワカンの装着命令!私はスノーシューを履きました。初めての感触!ガニ股で歩くように、と言われましたが自分の足じゃないような感覚。歩くたびに体力だけが消耗していきます。慣れない歩き方で足の動きも鈍く、滑ったり、転倒したり、ずずずーーって、落ちかけたときはホントにビビリました。冬の空は変わりやすいのか 晴れた!と、思ったら、すぐに雲がかかったり、小雨が降ったり、頂上では真っ白でした。しかも足も何回か攣ってしまい68番を服用しても同じところが痛くなりました。足りなくなり分けてくださった北川さんありがとうございました。スノーシューの紐の締め方や、アイゼンの紐のくくり方を教えてくださったり、転倒してなかなか起き上がれなくて手を貸してくださったり、皆さんにご迷惑をおかけしてしまいました!スノーシュー初デビューは、少し苦い思い出になりました。でも楽しく登れたのでまた挑戦したいと思います。今日は本当にありがとうございました。 (T田)
気温が高くて前日が雨でしたが、ちゃんと雪は残っていて、初めての赤坂山雪山ハイキングはとっても楽しかったです。時折晴れ間もみられ、無雪期とは違った景色を楽しむことができました。安全に雪山ハイキングが楽しめるように、リーダーには常に配慮していただき、ありがとうございました。(N西)
当日は、幾分気温が高く、曇り空で前日までの雨はなく参加することができました。
「今年は雪山へ行きたい」との思いで1月のオールラウンド山行 明王の禿~赤坂山 に参加しました。雪山登山に必要な輪かん、スノーシューの正しい知識がなかったので、M内さんに相談し取り付け方を教えてもらったり、専門店でストックを購入したり体力づくりをしたりと準備をしました。
草津駅前午前6時に乗車させて頂くまでの間、同乗する方に今日のウェアの相談、アドバイスを頂き、オーバーパンツのはき替えとスパッツを着用することができました。途中トイレ休憩をしながらマキノ林道まで行くと、既に車で来ておられ、総勢15名の参加でした。登り始めは急斜面で、初めて使うストックを使いながらの急斜面の登りが続き、一息つきたいぐらいきつかったです。途中、小休憩、衣服調整の時間を取って頂き助かりました。登り続けスノーシューをつける時が来ると、今まで登山靴が雪の中へ入って歩きにくかったことが嘘のように雪の上をスイスイ歩くことができました。「なるほど」と思いながら歩きましたが、斜面にかかると滑ることも転ぶこともありました。「スノーシューは人が歩いた後を歩くより新雪のところを歩く方がいいよ。」との言葉かけをいただきその通りに新雪の上を歩くと「なるほど」歩きやすかったです。輪かんとスノーシューの違いも体験を通して教えていただきました。
「ハアハア」「フーフー」と言いながらも頂上に近づくと「明王の禿」が見えてきました。その付近ではガスがかかり景色は見えませんでしたが、積雪の間から岩肌がいくつも見え素晴らしい景色でした。その後も雪景色とスノーシューを満喫しながら、時には小枝に顔面を叩かれながら雪景色三昧でした。先頭リーダーに続いて、スノーシューで雪山の赤坂山の頂上に着きました。「ヤッター 」との思いで会員でしか来られない雪山登山の醍醐味を感じ大喜びでした。そしてもう少し歩いた緩やかな斜面で昼食でした。
下りもスノーシューを着け下山しました。疲れを感じているので一歩一歩足もとに注意しながら気を抜かないで歩きました。途中スノーシューや輪かんを外し、アイゼンに替え下りました。下りの後半は「足が疲れヨタヨタヤ」と思った途端、リーダーから「あと100m気を抜かずに下りてください。」と声をかけて頂き、改めて気を引き締めるよう自分に言い聞かせながらマキノ林道まで無事下山できました。あと100mがいかに大切か改めて痛感させられました。この言葉を肝に銘じながらこれからも参加したいと思います。
ありがとうございました。(Mり)
この日の天気予報は微妙でした。前日午後まで降水確率が40~50%で実施できるか微妙です。この山行ルートで私が期待していた点は ①無雪期に登った踏み跡がほとんど無い登りルートを積雪期に登ること。 ②ブナノキ平からの東尾根ルートを雪が積もっている状況で正確にたどること。どちらも雪が降っていたり、ガスがかかっていたら、ルートファインディングが困難です。③登りルートが一般道に出たところでできれば青空をバックに「雪の明王ノ禿」を見ること。これもお天気次第です。結果はすべて期待通りでした。特に③については写真を見てください。車の所に着いて雨が降ってきたのもラッキーでした。15人の参加者が協力しながら問題なく山行できたことがありがたいことでした。少し残念だったのは、赤坂山山頂近くのスロープを尻セードで遊ぶ時間が無かったことでした。(K原)
【日 時】2023年1月10日(火) 曇りのち晴れ時々吹雪
【参加者】 T本、I野、Nま
【コースタイム】
駐車場(9:00)・・・林道登山口ポスト(10:30)・・・高室山山頂(11:05)・・・昼食休憩場所(11:15)[20分休憩]・・・高室山山頂(11:45)・・・林道登山口ポスト(12:05)・・・駐車場(13:00)
短時間で行けて眺めのよい雪山歩きをと高室山に出かけた。9時前に佐目公園駐車場に着いたが、平日ということもあり他の車はなかった。登山届を出して登り始めたが、トラバース様の道でどんどん狭くなってくる。どうも最初の尾根に登る道を見過ごしていたようで、10分ほど歩いた所で引き返す。
正規の登山道を進んで佐目トンネルの上のピークで一服。そこから少しくだって急坂の尾根を登った標高520あたりでまた一服。標高600位から雪が積もっている。堅く締まった雪の上に昨夜の新雪が薄く積もっていてつぼ足でも歩きやすい。そのまま林道まで進んで、山頂への登り口でアイゼンを着けた。
山頂付近の積雪は40~50㎝くらいで、トレースを少し踏み外すと膝上まではまる。山頂に到着した頃は風は強いものの少し陽も差してきて、山頂が雲に隠れた周りの山も少し展望することができた。倉骨山まで行こうと下りかけるとトレースがほとんど埋まっていて、ズボズボと足が埋まる。ワカンは置いてきたので倉骨山まで行くのは諦めて、少し進んだ木立の影で昼食休憩にした。
冬型の気圧配置だったこの日、昼食中にだんだんと雲が厚くなり、風も雪も強くなりプチブリザード状態に。早々に食事を切り上げて、来た道を戻る。山頂では吹き飛ばされるとかホワイトアウトというほどではなかったが、なかなか厳しい雪山の一面を垣間見た。
山頂から少し下ると風も雪も収まりサクサクと軽快に下る。標高600くらいでアイゼンを外し、濡れた落ち葉や木の根で滑らないように慎重に下山した。
半日ほどの行程だったが雪山の景色や楽しさを味わうことができた高室山の山行だった。
2023年1月8日(日)晴れ K原(L)、N西
7:50京阪粟津駅―若葉台―龍神池―9:25鳴滝不動尊9:50-10:40音羽山―
11:05牛尾観音11:35-桜の馬場―横石橋―12:40音羽山(昼休憩)13:25―
NTT中継所―15:30鎌研橋ー京阪追分駅
距離15.0Km 登り1109m 下り1078m
大好きな音羽山にトレーニング登山へ。好きなスポットを巡り、未踏ルートも盛り込んだ欲張りルートになった。
若葉台の住宅地を過ぎると、いっきに山の世界へ誘われる。冬の澄んだ空気と樹々の間から差し込む日差しがとっても気持ちがいい。龍神池までの道はあまり歩かれていないが、ちゃんとした登山道がある。遠くからみるとミルキーグリーンに見えたが、近づくと濃緑色でとってもきれいだ。池は静かで鳥の囀りもカエルの鳴き声も聴こえない。登山道に沿って鳴滝不動尊に向かう。パワーを感じるスポットだ。
鳴滝不動尊から音羽山に向かう。ここで1つ目のミッション。地図に破線があるのでそのルートで登ってみる。鳴滝不動尊から少し下ると登り口がある。そこから登ってすぐに音羽山では珍しい作業小屋?がある。この辺りからは踏み跡も見つけにくく、歩きやすそうなところを探して登る。掴める木もあるので登りやすい。ヒノキの植林地帯だが、日差しが差し込み明るくて気持ちがいい。暫く歩くとハイキングコースに合流し、音羽山山頂を目指す。10:40、本日1回目の音羽山山頂。天気はいいが遠くは霞んで見える。
続いて牛尾観音に向かう。ここも好きなスポットだ。冬場は錦鯉は別の場所に移動しているのか、池にはネットがかかっていた。桜の馬場から小滝通りに沿って横石橋まで下り、ここから再び音羽山山頂を目指す。巡視路の階段は深い落ち葉で覆われていて見にくいので、足元に注意して登る。私はこの辺りの道は何回歩いてもあまりよくわからない(^^;)ピンクテープはあるが、迷い込んでしまいそうで苦手だ。リーダーについていく。そうこうしているうちに、本日2回目の音羽山山頂。ガスが抜けて1回目にきた時より眺めがいい。思ったほど人がいない。
ゆっくり昼休憩をして、NTT中継所に向かう。数年前の台風でNTT中継所から西へ向かう道が荒れてしまったようだ。その道が現在どうなっているのかを確認することが本日の2つ目のミッションだ。結果、登山道は以前より整備されており、倒木はあるが跨いだり潜ったりをして通れるようになっていた。ピンクテープもある。整備してくださった方に感謝。
そして本日のファイナルミッション。白石神社に向かう分岐を南に下って、鎌研橋に降りれるのか行ってみること。送電線を目印にして進む。ここからテープは黄色に変わる。テープを見失わないようにして歩く。急坂の登山道は積もった枯れ葉で滑りやすい。途中から砂利道に変わるが、それも滑りやすいので注意が必要だ。車の音がどんどん近くなる。3時過ぎに鎌研橋に無事到着。やっぱり音羽山は楽しい。ありがとうござました。
2023年1月7日(土) N西、他6名
7:25登山開始―7:45ヒミズ谷出合小屋―7:55―8:15三合目8:30―8:45五合目9:00―9:25七合目―10:00綿向山ー北尾根分岐―綿向山13:05ー13:50三合目―14:20ヒミズ谷出合小屋ー14:30御幸橋駐車場
【感想】
駐車できるか心配していたが、7:00の時点で駐車場は半分ほど空いていた。
登り始めたときは曇り空だったが徐々に青空が見えてきて、霧氷が最高にきれいだった。三合目で私は軽アイゼンを装着した。慣れた2名はチェーンアイゼンで山頂まで歩いた。土曜日だが登山者は少なく、喋るのをやめるとシーンとして、まるで銀世界に迷い込んだような気持になった。
雪が音を吸収しているからなのだろう。
山頂に着いたときには他に人はいなかった。少しすると太陽が顔を出してくれた。北尾根分岐まで行くことにした。途中、雪に埋もれたり、人型を作って遊んだ!(^^)!散々遊んで綿向山山頂に戻ってくると人が増えていた。次はソリ遊び。いいコースができ、後から登ってきた人たちも、そのコースを楽しんでもらえた。こぶがあったらジャンプしそうなくらいのスピードがでて、思わず悲鳴をあげてしまった(^^;)山頂に3時間も滞在し雪遊びを堪能し下山した。
下山時は雪が解けて登山道は濡れてじゅくじゅくになっていた。初めての冬の綿向山で、最高にきれいな霧氷を堪能できた。
【日にち】2023年1月3日(火) 晴れ
【参加者】K原(L)、Mり、M野、M内、S口、T田、N西、K澤(報告)
【コースタイム】
集合 JR京都駅 嵯峨野線ホーム 7:30
JR京都駅7:34==7:51 JR嵐山嵯峨駅⇒(徒歩)⇒8:00野々宮/京都バス8:09==
8:20清滝バス停⇒清滝 金鈴橋8:42⇒9:11月輪寺登山口⇒9:24空也滝9:32⇒
9:35表参道方面口⇒9:47林道⇒10:31表参道30丁目⇒10:58ケーブル愛宕駅跡11:06⇒
11:20水尾分かれ⇒11:44黒門⇒12:03愛宕神社(昼食)12:34⇒13:39水尾分かれ⇒
13:54ツツジ尾根分岐⇒14:10荒神峠14:19⇒15:06保津峡登山口⇒15:10 JR保津峡駅
京都駅嵯峨野線ホームに7:30集合でしたが、M野さんが電車に乗り遅れてしまい、単独で表参道経由で来ることとなり、本隊とは愛宕神社で合流することとなりました。残る7人で予定のコースを目指します。私は空也滝を初めて見たのですが、予想以上に大きな滝でした。少し戻って予定ルートへの入口を捜します。ほとんど歩く人が居ないのか、入口は荒れていました。下から見上げたとき、かろうじて石段と手すりが見えたので「ここだ」と確信。かすかに残る踏み跡を進みました。10分余りで林道へ出て、そこからは立派な林道を経由して表参道の30丁目を目指します。30丁目でリーダーがM野さんに電話を掛けましたが「圏外」で繋がりません。再び表参道を離れて尾根ルートで「ケーブル愛宕駅跡」を目指します。
「ケーブル愛宕駅跡」は写真のような廃墟ですが、往時にはたくさんの人で賑わっていたのでしょう。「ホテルや料理旅館、お土産屋、参拝用の駕籠かき番屋などが有った」と説明板には記されていました。
ケーブル愛宕駅跡をあとにして表参道に合流。しばらく行くと以前に在籍しておられたK村さんにバッタリ出くわしました。話をしているうちに、表参道を追いかけてきたM野さんも合流しました。
今年も積雪は少ないのですが、黒門付近からは凍結路となりました。登りはさほどでもないですが、下りは滑って危ないです。愛宕神社の石段は、幸いにも日が当たる一部の雪が溶けて消えており、例年よりも安全に上り下りができました。神社で初詣をし、御神酒を戴き、各自がお札や御朱印を買い求めました。
石段下の休憩所で集合・食事のはずだったのですが、私が食べ終わっても誰も来ません。「見落としてしまったのか?」と不安になり、少し先のトイレ前休憩所を見に行きましたが誰もいません。もとの石段下の休憩所に戻り、しばらく待っていると、ようやくパラパラと降りて来られたので、安心しました。神社での「購入」にとても時間が掛かったそうです。
昼食後、いつものように石段で「記念撮影」をし、アイゼンを付けていざ下山。黒門を少し下った辺りで外し、付けていた時間は20分足らずでした。表参道は多くの人が行き交うのですが、ツツジ尾根は例年通り、あまり人通りがありません。愛宕神社付近は風も吹いてとても寒かったのですが、どんどん暖かくなり無事に保津峡駅まで下りました。(記:K澤)
京都生まれの京都育ちなのに愛宕山には行ったことがなくて!このお話を聞いた時はぜひとも参加したいです!ってお願いしました。
雪が積もってて凍ってる箇所もある、と聞いてたので6本爪のアイゼンと借り物の10本と両方持参しましたが、自分だけ大きなザックで、こーゆーところがやはり経験の違いだと実感しました。
一般的なルートではなく這うように登る急登もあったり、GPSで位置を確認しながら進んだり、空也の滝や、廃墟を散策したり、盛りだくさんの愛宕山山行でした!実は初日の出登山の次の日から筋肉痛でこの日も筋肉痛で挑みましたが顔は笑っててもホントは必死のパッチでした。でも楽しくいろんな景色を見ることができてありがとうございました。(T田)
恒例の愛宕山初詣山行。今まで歩かれたコースを参考にして、リーダーに歩きたい場所を提案して、今回のコースに決めてもらった。夏に空也滝に行ってパワーだと感じたので、再び行きたいと思った。堂承川沿いを歩き、月輪寺登山口を空也滝方面に歩く。そこから空也滝までの道が凍っていないか心配していたが雪は全くなかった。空也滝から南西にピーク549に向かう。分かりにくいが階段があり、少し頼りないがロープとテープもあり、予想していたほどの急登ではなかった。60mほど登ると尾根に出た。傾斜はきついが、ここからは整備された作業道で気持ちがいい。ピーク549に出ると表参道に繋がる。ここからピーク745方面に向かって歩き、ケーブル愛宕駅跡を目指す。木漏れ日が差し込み気持ちのいい登山道だ。
ケーブル愛宕駅跡と愛宕山ホテル跡は美しい廃墟だ。この辺りから少し雪が残っていた。参道の辺りは霧氷がきれいだ。神社は参拝客で賑わっていた。お天気がいいので外で休憩している人も多くいた。ゆっくり昼休憩し、例年同様、荒神峠(ツツジ尾根)から下山した。元旦に引き続き、お天気に恵まれ、2023年は幸先のいいスタートがきれた。ありがとうござました。(N西)
【日 時】2023年1月1日(日)初日の出日和
【参加者】K原(L・車)、A部、M内、S本、K森、H川(車)、T本(感想)、T田(感想)、N西
【コースタイム】
4:20栗原登山口駐車場―5:00ズコノバン―6:05権現山7:30―8:00ズコノバン―8:40栗原登山口駐車場
【感想】
山友会に入って、初めての権現山初日の出山行。
駐車場まではほとんど雪がなかったが、林道を登り始めるとだんだん雪が増えてきてワクワク感が高まる。近いところでこのように雪を踏んで登れる山があるのはうれしい。昨年はラッセルに苦労したとのことだが、今年は踏み跡がはっきりしていて歩きやすかった。山頂は気温も風もあまり厳しくなく、雲の下から徐々に赤く明けていく空、夜景から陽に照らされる風景へと移り変わるびわ湖と街・山並みがとても美しかった。寒さの中でいただいた温かい生姜湯と雪稜会さんのぜんざいもとてもおいしく感激。一年の初めにすがすがしい「此処だけ、この時だけ」の印象深い山行となった。
お世話いただいた皆さん、同行いただいた皆さんに感謝です。ありがとうございました。(T本)
初めての初日の出山行に参加しました。
ずっと天気予報を気にしつつ吹雪やったらどうしよう、アイゼンしかないのに行けるかな、など不安が多かったですが、防風防寒具も購入し、ワカンもお借りすることができたし、当日の天気も晴れて風もなく山行日和でした。
頂上に近づくにつれ急登が続き、ヘッドランプ装着してても真っ暗なのでやはり慎重に登ります、私には何もかもが初体験でした。朝日が見える時間は7時。到着は6時過ぎ。まだ時間があるので少し先まで尾根を歩くメンバーと、でも、私はこの場所に留まり、その場の空気を満喫してました。
その瞬間が来た時はやはり少し興奮気味で写真を撮りながら今年一年の山の無事といろんな願い事を心の中で思いながら眺めてました。
みんなと飲んだ生姜湯と比良雪稜会の方たちからのぜんざいがホントに美味しくてホッとあたたまる時間でした。アイゼン装着しての下山も慎重に、やはり通常の下山より足の疲れがすぐにきてしまい(笑)、顔で笑ってても結構足が疲れてました。最初の参加でこんなにキレイに初日の出が見られてすごく感動しました。ありがとうございました。(T田)