個人山行 年末登り納めは雪の寒風

【実施日】   2023年12月27日(水) 曇り

 

【参加者】   Ts本、I野、H場

 

【コースタイム】

マキノ高原駐車場(08:05)・・・西山林道分岐(0850)・・・寒風(10:50)[休憩 25分]・・・西山林道分岐(12:10)・・・マキノ高原駐車場(12:50)

 

 

 

 

 

 

【報 告】

 今年の登り納めに、足慣らしも兼ねてマキノの雪の寒風へ出かけた。曇り空の天気だったが、雨は降らないだろうと朝8時頃マキノ高原登山者駐車場を出発。他にもう一台停まっていた。

 マキノ高原スキー場は半分雪が溶けてまだら模様。ゲレンデの上部にたどり着いてからアイゼンを装着。しかし南向きの登山道は所々雪が溶けて地面が見えていた。西山林道分岐からは雪が少し多くなって、雪の重みで倒れかかった木が道を塞いでいた。稜線の急坂をアイゼンで登っていくと、アウターを脱いでシャツ一枚になっても体が暑くなる。途中ブナのきれいな所で休憩。山頂に向かうにつれ、雪が多くなってくるのと雪が緩んでくるので、踏み抜きが多くなってくる。山頂直下はズボズボ。11時前に寒風の山頂について、ここで昼食休憩。カンジキなども置いてきたので、大谷山まで行くのは難しいということで山頂ピストンということになった。

 山頂ではまだ、あまり雪が多くないため標識がはっきりと見えた。風もそれほど強くないので、向かいの赤坂山や乗鞍岳、琵琶湖などを眺めながら昼食をとった。

 この冬は暖冬だということでどのような雪景色が見られるのか分からないが、久しぶりの雪山は楽しい。下りは早々にアイゼンを外して、滑るように駆け下り、マキノ高原の温泉さらさで暖まって帰路に就いた。

 


個人山行 四方草山から三子山周回

 

【実施日】   2023年12月22日 晴れ

 

【参加者】   Ts本、K藤、H場、T成

 

【コースタイム】

鈴鹿峠路傍休憩所(08:05)・・・東海自然歩道三子山分岐(08:25)・・・安楽越(10:05)・・・大峠(10:55)・・・錐山(11:20)・・・霧ヶ岳(11:40)[休憩5分]・・・四方草山北峰(12:15)・・・四方草山南峰(12:20)[休憩30分]・・・三子山Ⅰ峰(13:50)・・・三子山Ⅱ峰(14:05)・・・三子山Ⅲ峰(14:20)・・・東海自然歩道三子山分岐(14:35)・・・鈴鹿峠路傍休憩所(15:00)  

 

 

 

 

【報 告】

 冬型の気圧配置が強まり北陸地方などでは大雪となった冬至の日に、鈴鹿山系の亀山7座にあげられている四方草山(しおそやま)と三子山の周回山行に出かけた。鈴鹿峠の路傍休憩所には常夜灯の灯籠やトイレがあり、交通の要衝だった峠道を大切にしてきた地元の想いが伝わってきた。一段上がったところに駐車場があり、5・6台ほど駐車できる。私たちの車以外はなく、ゆったりと停車準備ができた。また、トイレは水洗で清潔にされており気持ちよく使うことができた。(感謝)

 駐車場を出発して茶畑を眺めながら少し歩くと、三子山への登山口。ここから東海自然歩道で山に入っていくと石や丸太で階段が整備されている。一登りしたところで送電鉄塔が見えてくると三子山への道と左手に下って在所の中を通る安楽越への道の分岐。今回は時計回りで周回をするので、急坂の安楽越えへの道を進む。しばらく下って林道へ、さらにその先舗装された道路で集落の中を抜けて、四方草山への安楽越登山口にたどり着く。およそ2時間ほどかかった。ここから本格的な登山道になるのだが、登山口の看板には熊らしき足跡を目撃したとの情報があったとのお知らせが書かれていた。いつの情報かは定かではないが、とりあえず熊鈴を着け歩き始めた。

 安楽越からの登りはいきなりの急登で足場がはっきりとしないザレた道。滑らないよう気をつけながら、周りの木をつかんだりして一気に登る。10分ほどで一つ目のピーク「相場振山」(そばふりやま?)そこからやせた尾根道を激下りと急登を繰り返し登っていく。錐山の手前にキレットと言われるやせた岩場を登る所がありここが本日のコースの核心部。西からの強風にあおられながら頼りないロープに助けられて通過。

 安楽越から1時間以上歩いたので休憩したいが、稜線上は風が強くて寒い。11時半ごろ霧ヶ岳手前の風の弱い陽の当たる下り坂でしばしの休憩。そこからも急坂は続き、霧ヶ岳山頂から四方草山北峰(667m)と歩いて、昼過ぎに四方草山南峰(651m)に着く。ここの南東斜面は眺めも良く風も防げ日当たりもあって暖かい。30分間の昼食休憩を取りほっとする。

 午後からの行程は四方草山から三子山への県境縦走路。小さなやせたピークを岩や木の根をつかみながら登り下りを繰り返して越えていく。かなり下ったところで、それまで誰とも出会わなかったが、向かい側から人が近づいてくる。境界の測量をしているという若い二人だった。そのあたりから三子山への登りがはじまる。樹林帯の中だが、急登の登山道をひたすら登るとようやく三子山の第Ⅰ峰568m。しばらく下って登り返すと第Ⅱ峰(556m)、また下って登り返すと第Ⅲ峰546m。三つのピークはいずれもあまり展望はなかったがテンポ良く歩くことのできる山だった。

 第Ⅲ峰からまたしばらく下って登り返すと送電鉄塔のあるピーク。朝通った安楽越への分岐に戻る。ここから整備された階段を下って20分ほどで登山口に帰り着いた。

 冬至の寒風の中顔を引きつらせながら、岩場有り急登あり、さらに伊勢湾や琵琶湖まで眺望できる県境の稜線歩きを満喫した山行だった。

 

【感 想】

 すんごい!素敵な、思い出に残る山行を計画くださり、ありがとうございました。冷たい風と急登と急下りの繰り返しにやられましたが、とっても楽しかったです。(K藤)

 

 今回は亀山7座である三子山と四方草山に登らせていただきました。昔話しに出てくるような可愛らしい名前だなと思いましたが登ってみるとやせ尾根やキレットなどがありハードな山行でした。強風で風にあおられキレットで自分の身体が揺れるのを感じて緊張する場面が何度もありましたが四方草山からの眺望はよく伊勢湾を眺めながらのランチは最高でした。

因みに四方草とは(ヨモギ)と読む説があるそうです。よく繁殖して四方に広がることから。スキルアップになったいい山でした。(H場)

 

 もっと気楽なハイキングを予想していたが、変化に富んだスリルもあり、さらにアップダウンの連続でキツイけど楽しい私好みのコースでした。

そのおかげか翌日は久々に筋肉痛になりました。(T成)

 


12月ハイキング部例会 国見山・交野山山域

【実施日】2023年12月17日(日) 晴れ

【参加者】

Y口(L)、Mり(SL・記録)、S井、A見、Y森、Nま、Y田比、M田、F田、A元、K藤、T田、A隅、S口、Hま、Y村、H井

【コースタイム】

JR津田駅10:15―国見山登山口10:37―国見山山頂10:55―白旗池11:45―休憩―交野山12:25ー旗振山13:11ー龍王山13:30ーJR河内磐船駅14:50

 

 大阪府内にある交野市の山行きに参加しました。JR津田駅を降りマンションと住宅街を歩き、第二京阪名道をめざしゆるやかな登りから京阪名道をくぐり抜けると、山裾に国見山登山口が見えました。このコースは地域の方の健康つくりのコースで安全な山のようでした。

 国見山山頂(284m)の眺望は良く、大阪市内と明石大橋、北の方では京都タワーが見えるようです。国見山から40分くらい歩くと白旗池、生き物ふれあいセンターがあり、ここで少し早い昼食になりました。昼食後、交野山を目指しますが登り階段が連続して、急な登りでしたがゆっくり登っていただいたので助かりました。20分くらいで交野山(341m)に着き巨岩の観音岩に驚きました。360度の視界が広がり遠くは大阪市内のビル群とあべのハルカス、かすんでいましたが京都方面、真下には交野カントリー俱楽部のゴルフ場、白旗池が見えていました。

 交野山頂からの下りでは赤い鳥居をいくつか通りぬけ、交野ふれあいの里駐車場に着き、少し舗装道路を歩くと閉鎖した鉄扉門の端をすり抜け入り、舗装された山道を登りました。落ち葉が沢山の登り下りの山道からまもなく旗振山(345m)、約20分山中を歩くと竜王山(321m)そこの祠も時の流れの影響から壊れていました。ここの地区の方々の参道になっていたのか、かいがけの道に出ると石の鳥居がありました。

 かいがけの道(大和と河内を結ぶ古道)を下ること約40分で住吉神社に着き、お参りとトイレ休憩を済まし寺地区などを通過し河内磐船駅へ予定とおり到着しました。今冬一番の寒さと強い風でしたが、心地よく参加することができました。初めての地への山行きにご協力ありがとうございました。

個人山行 鈴鹿山脈・万野~大見晴~茶野  近江百山を目指せ☝ 

【実施日】   2023.12.17

【参加者】   K原(CL) H谷川

【コースタイム】  

  草津6:40==7:00守山市元町==栗東IC==湖東三山SIC==

  大君ヶ畑妙玄寺前8:20--10:15万野(774.9m)--10:40大見晴(820m)--ミノガ峠付近(昼)--12:50 桜峠-

  13:05茶野--13:50 729mピーク-- 14:45茶野登山口

  ==湖東三山SIC==栗東IC==守山==草津

 

【合計時間】 6時間30分 (内休憩時間40分)  距離9.4km

 

 

【感想】

 急遽決まったこの山行、よりにもよってバリバリの冬型の気圧配置で滋賀県北部や日本海方面は雪の予報。K原さんの目指す近江百山はこの山行を入れてあと2座、

  何としても今日登りたいが現地で天気を見て判断しようと登山口まで来たものの、あまりの寒さに一瞬心が萎えた(笑)

 

  天気はなんとかもちそうと判断し万野に向かうがいきなり踏み跡のうすい急登。そこで見つけた大きな動物の糞(未消化のドングリって奴か?)を見つけ、

 内心震えながら熊鈴を鳴らす。

 

 個人的な事だが前回の押立山の時より体は動くし息も切れない(笑)急登を無事に登り切って一息ついて最初のピーク近江百山、万野に到着 (99座目)

あと一つ記念撮影をして次の大見晴になんと見事な風情のある檜に感動しながら次の目的地ミノガ峠にむかうも途中迷いやすい尾根があると知りながら、

注意しながら歩くも見事に間違えてしまい、すぐに軌道修正ミノガ峠からはしっかりした登山道があり迷うことなく桜峠、そして茶野へ到着。

この茶野からの風景は必見です。内容はあえて言いません。

 

結果的に茶野付近で少し雪が舞ったがほぼ天候は良かった。これはメンバーの普段の行いが良いからである。H谷川

 

「万野(マンノ)」「大見晴(オオミハレ)」「茶野(チャノ)」という名の山をご存知でしょうか?

山名に「山、岳、峰」などが付かないこれらの山が鈴鹿山脈の北部にあります。他にも鈴鹿にはこういう名前の山はたくさんあります。これは麓の村がよく利用する山域を村の「小字(こあざ)」として名前を付けていたという文を見たことがあります。

 この中の「万野」が「近江百山」の一つに挙げられていて、前から行ける機会を伺っていました。まず鈴鹿のマイナーな石灰岩質の山なのでヤブが少なくなり、山ビルが出なくなり、まだ雪が積もらないであろう12月初~中旬がよさそうです。そして一人で行くのは良くないので、H川さんが一緒に行ってもらえることになった12月17日に実施しました。

 過去の他の人の山行記録ではどの方向からもハイキングルートなどは無く、不明瞭な踏み跡程度ばかりのようです。いくつかのルートの中で急斜面をトラバースする危険な部分が少ない尾根ルートを選択しました。大君ヶ畑の妙玄寺前から南の谷を入ってすぐ東側の尾根のコルに上がり、尾根伝いに標高差450m程の急登に挑みました。踏み跡もほとんどなく、目印のテープもありませんし、しかも尾根の東側は滝洞谷の急斜面なので、かなり厳しいルートでした。標高760mまでやっと登るとそこまでとは打って変わってなだらかな高原のようなピークが並び、その先に「万野」がありました。その後はなだらかな尾根歩きで山頂に檜がある「大見晴」に着き、迷いやすい尾根の急な下りと踏み跡がはっきりしてきたルートを経てミノガ峠近くの一般ルートに出ました。さらにアップダウンが多いながら歩きやすい道を桜峠まで登り、展望が開けた「茶野」を経て大君ヶ畑へ降りました。

 

 この万野が「近江百山」のうちの99座目になりました。残りあと1座は伊吹山地の金糞岳の東にある「新穂山(アリカミノ岳)1067m」です。この山も難関で、ヤブを避けて行きたいので残雪期に計画したいと考えています。K原

 


個人山行 初冬の皆子山 

【実施日】2023年12月14日(木)晴れ 

 

【参加者】Ts本、M内、S古

 

【コースタイム】

平(07:45)・・・寺谷登山口(08:10)[休憩 5分]・・・皆子山(10:20)[休憩 40分]・・・941m標高点(11:30)・・・正教院(12:10)・・・平(12:20)

 

 

【報 告】

 例年になく暖かい日が続いた12月も中旬、近いところで足慣らしをということで、平から皆子山山行に出かけた。空に薄い雲はあるが、良い天気。8時前に平バス停の隣の駐車場?(駐車禁止の看板があるが、駐車する人は500円入れての表記もある)に車を停めて、平の集落を抜け寺谷登山口をめざす。安曇川沿いの林道には霜が降りていて、所々水たまりが残っていた。

 しばらく歩くと「寺谷う回路」の小さな標識があり、ここで山へ入っていく。急斜面につけられた細いトラバースのう回路をアップダウンして、寺谷登山道に合流。そこから沢の中の登山道をたどっていくが、所々にピンクテープがあったり、踏み跡らしきものがあったりするのだがわかりにくく、そこそこ荒れている道を登っていく。

 途中で休憩をはさんで10時前に沢から離れ、急登の登山道を山頂へと登る。杉林を抜け、明るい雑木林に出るとまもなく山頂に到着した。

 12月の平日なので、登山者は少ないだろうと予想していたが、先客が2人いて、写真を撮ってもらった。昼食休憩をしているとさらに二組ほど登山者が登ってきて、日差しの中の景色を楽しんでいた。

 ゆっくりと休憩した後、山頂から武奈ヶ岳やびわ湖・鈴鹿山脈などの眺望をしばし楽しんだ。12月初頭に武奈ヶ岳など比良山に降った雪はすっかり消えていた。

 

 下りは東側の稜線を進む。上りの谷筋の登山道が少し難儀だったのと反対に、下りの稜線の登山道は歩きやすく、樹林帯の中の落ち葉を踏みしめながらテンポ良く下山。予定通り12時過ぎには駐車場に到着した。暖かい晴天の12月の半日、変化のある山あるきを楽しんだ山行となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

            

 

 


個人山行 正面谷から武奈ヶ岳 

【実施日】2023年12月3日(日)晴れのち雪のち雨

 

【参加者】Ts本、K藤、N西、M野 

 

【コースタイム】

正面谷駐車場(07:05)・・・大山口(07:15)・・・金糞峠(08:25)[休憩 5分]・・・コヤマノ岳分岐(08:50)・・・コヤマノ岳(09:30)[休憩5分]・・・武奈ヶ岳(10:05)・・・八雲ヶ原分岐(10:30)・・・リフト駅跡(10:45)[休憩15分]・・・八雲ヶ原(11:25)・・・北比良峠(11:40)[休憩 10分]・・・大山口(13:00)・・・正面谷駐車場(13:10)

 

 

【報 告】

 12月最初の日曜日、正面谷から武奈ヶ岳の往復個人山行をおこなった。朝7時過ぎ、それまで朝日が差し込んでいたが、だんだん雲が広がってきた正面谷登山道を登っていく。登りは大山口から青ガレで金糞峠へ直登。肌寒い天気だがすぐに体が温まってくる。8時半頃金糞峠に到着、一休み、西の方から冷たい風が吹きつける。

 峠を通り越して、谷筋へ降りヨキトウゲ谷を中峠の方向へ進む。20分ほど沢沿いを歩いてからコヤマノ岳への分岐を右方向へ渡渉、杉林の中の急登を登っていく。この斜面には見事な杉の巨木がたくさん見られる。この頃から青空も見え始め、登るにつれて山肌が雪で覆われてきて、コヤマノ岳山頂付近は3,4㎝の雪の原になっていた。コヤマノ岳はブナ林がとりわけ美しい。葉を落としたブナの枝が空に広がって、青空をバックに美しいフォルムを見せている。N西さんをはじめメンバー全員が歓声を上げた。「コヤマノクラウン」と言われるそうだ。山頂標識で記念写真を撮って、すぐ先のピークから高島市の方面や沖島などの琵琶湖方面の眺望を楽しんだ。

 コヤマノ岳を下って武奈ヶ岳に登り始めると、南側斜面のため霜柱が溶けてドロドロの道を滑らないように登っていく。山頂付近の稜線に出ると風がきつく吹き付ける。強風の中記念写真を撮ってすぐに下山。肩の所にエビの尻尾を着けた木があったのでこれも写真に収める。稜線から下りると風はやんで歩きやすくなる。イブルキノコバへの分岐を通り越し、八雲ヶ原への分岐まで戻って下っていく。しばらく歩くと旧リフトの駅跡に着く。11月にテント泊をした開けた場所で昼食休憩。リトル比良や釈迦岳、琵琶湖も見える絶好のロケーション。コヤマノ岳から少し下がっただけだがほとんど雪は無い。

 その後八雲ヶ原から北比良峠へと下っていくと小さなあられのようなものが降ってきた。ダケ道を下る途中でだんだん雨に変わって本降りになった。最後は雨に濡れながら大山口から正面谷駐車場へと下山した。もみじの葉が道一杯に積もり、雨に濡れてきれいな中を踏みしめながら車へと戻った。師走の比良山、雪や雨・強風の中だったが、季節の変化を肌で感じることができた楽しい山行だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

            

 

 


新人歓迎山行ハイキング部(山森班) 堂満岳周回(1,057m)登山 報告 

 

 

~ 小雪、北風の中で、一周頑張りました ~    

 

【日 時】2023年(令和5年)12月2日(土)  

【天 気】曇り時々晴れ、時々小雪舞う

【参加者】Y森(CL記録),S口(SL),O本紀(救急),Y田比,A隅,T田,Hま,T内,Y田,S藤,F田の11人

【データ】距離9.2K  累積標高差1,072m  行動時間7時間6分(昼食休憩含)

【コースタイム】                    

  7:22イン谷バス停(245m)発→8:08ノタノホリ(450m)8:12→9:10尾根に乗る(735m) →10:16堂満岳山頂(1,057m)10:31→11:11金糞峠(890m) →11:45前山(999m)11:48→11:54北比良峠(975m)昼食12:35→13:18カモシカ台(690m)13:27→14:05大山口(400m) →14:18正面谷歓迎会会場(320m)着

 

 

 

 

【内 容】                  

  12月初めという初冬の山行に、参加者が集まるのか心配でしたが、閉め切ってみれば11人のパーティーになっていました。山行後には、歓迎会が予定されているので、早めの下山が必須です。

 7:30にイン谷バス停を出発。少し下って分岐で西方向に曲がり、小さな川を渡り、道路に出て、道路がなくなるところから山道へと入っていきます。丁度、太陽が東の空に上がり、そしてその光が琵琶湖上に反射され、とても神々しい情景を見ました。ノタノホリに8時過ぎに到着。初夏ならモリアオガエルの白い卵が木々にぶら下がっているのですが、今はありません。さて今日は、新人さんには、歩く順番を変わって頂きました。各新人さんとお話しをするためです。ノタノホリから暗い杉林を抜け小さな谷に出てジグザグ道を登っていきます。けっこう風がきつく寒いです。谷を登ったあたりでAさんの調子が良くないのでS口さん引率で下りて頂きました。

その後、尾根にでると風は、ますます強く寒いので、大きな岩の横でカッパを着たのですが、この大きい岩でも風除けには、なりませんでした。シャクナゲの木やイワカガミの葉等を説明しながら進んでいくと、雨だと思ってたら、雪が舞い始めました。幸い強くなることはなく助かりました。さて最後の急斜面は一部道が変わり、前の道の横につけられてました。そして10:16に今日の目的地、堂満岳山頂に到着。残念ながら琵琶湖の展望はゼロでした。ここで休憩しましたが、そこそこ寒いので下ります。

下り始めてすぐの斜面は雪が積もっていて滑りそうで、慎重になります。山頂に雪はなくとも道にはある場合があります。そして金糞峠へ。途中でガスは、もうなくなり琵琶湖の風景が再び見えるようになりました。といっても風は、きついまま、どこに着いてもゆっくりできません。堂満方向を見るとガスが、まだかかっています。

11:54に北比良峠に到着。風の弱い場所を見つけ、漸く昼食です。皆さん、カップ麺やスープ等暖かいものを口にし、温まっておられました。ここで地図の話や気象の話等をちょこっとしてから出発しました。

帰りは下るばかりのダケ道、シャクナゲの花でも咲いていれば最高ですが、今は何もありません。カモシカ台で休憩して、その後また下り始めるとどこからか人の声、ふと見るとS口さんです。下でも寒くて登っていた方が暖かいとのことでした。本当にご苦労様でした。感謝です。みんなで雑談しながら大山口、正面谷Pへ向かいます。14:18に新人歓迎会場に到着。運営委員の方、他の皆さんが、豚汁、かす汁、ビール、ワイン、紅茶、おつまみも等を用意して下さり、おいしく頂きました。またS口さん作成のおはぎ、こちらもおいしく頂きました。皆様、準備して頂きありがとうございました。                 (記 Y森)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

            

 

 


新人歓迎山行オールラウンド部例会 釈迦岳~堂満岳周回山行 

 

 

【実施日】2023年12月2日(土)晴れ時々雪

 

【参加者】Ts本(CL)、K口(SL)、I野、K藤、H場、N西、T成、Tn本

 

【コースタイム】

 

イン谷口(06:55)・・・釈迦岳(08:45)[休憩 5分]・・・北比良峠(09:45)・・・金糞峠(10:15)・・・堂満岳(10:50)[休憩 25分]・・・ノタノホリ(12:35)[休憩 5分]・・・イン谷口(13:05)

 

 

 

【報 告】

 12月初頭、まだ雪が本格的に降る前に比良山系の釈迦岳から堂満岳まで稜線を周回する例会山行をおこなった。(名付けて「比良堂満馬蹄形」)

 早朝イン谷口を出発し、ワンゲル道で釈迦岳山頂をめざす。登山道にはもみじの葉が降り積もり、朝日が差し込んで赤やオレンジに光って歩いていても楽しい。やがて右手に近江舞子の内湖が朝日を反射してまぶしく見える。今日は良い天気になるのかと期待するが、反対側北西の空はどんよりと曇り、強い風が吹き付けてくる。標高が600メートルあたりにさしかかると岩や松が目立つやせた尾根に乗り、アップダウンを繰り返しながら登っていく。 標高900メートルあたりからロープが張ってある岩陵帯をよじ登る。少し高度感があるが手がかり足がかりを確かめながら慎重に通過。歩き始めて2時間弱で釈迦岳山頂に着いた。ゆっくり休みたかったが、強風が吹き付けて雪も舞ってきた。とにかく寒いので、写真を撮ってせき立てられるように次の目的地北比良峠をめざす。

 北西の斜面の登山道は所々雪が残っている。今回のコースは稜線なのでずっと風が当たり続ける。カラ岳をすぎプチ吹雪の中を歩き続けて、少し風が弱まった八淵の滝への分岐あたりで小休憩、皆寒さのためか口数も少ない。そこからしばらく歩いて北比良峠に到着。テントを張ってる人もいたが人影は少ない。峠からは山手の方は雪雲に覆われていたものの、麓の近江舞子と琵琶湖を間近に望むことができた。

 なおも雪が降り続く中を堂満岳に向けて進む。シャクナゲ尾根から金糞峠へ、いつもは人の多い土曜日だが、この日峠で出会った登山者は3人、「登山道の雪はどうですか?」と聞かれ「大丈夫」とあいさつ。

 金糞峠から堂満岳までは北向きの登山道。雪が少しずつ多くなってくる。堂満山頂手前ではシャクナゲやタニウツギなどの木々が雪をかぶりすっかり雪景色になっていた。

 11時前に堂満岳山頂につくと、雪がやみ少し晴れ間も見えてきた。南向きに開けた山頂から麓の町や琵琶湖を眺めながら昼食休憩。しばらく休んでから下山開始。下り始めると風もやみ体もだんだん温かくなってくる。途中の稜線の大岩で山友会のT会長のグループと遭遇。風と雪が強いので、山頂まで行かずにロープトレーニングをしていたとのこと。

 さらに下ってノタノホリ、落ち葉が降り積もった池もなかなか風情のあるもの。景色を楽しんで最後の一歩きでイン谷口に下山した。登山口では陽もさしてきて、朝に登った釈迦岳がきれいに見えた。

 比良山系の個々の山に登ってはいても、今回のような稜線をつないで周回するコースは変化に富んだ楽しい山行になった。

 下山後は新人歓迎のために運営委員さんや協力の方々が準備してくれた温かい豚汁とみかん・おはぎをいただいた。(感謝!)先に帰る人もいるので一ラウンド目の自己紹介をして和やかに交流して過ごした。寒さが印象に残った山行だったが、心温まる歓迎の行事にほっこりとした気持ちで帰路に就いた。