★5/8 百里ケ岳・カタクリ探し 晴時々曇り、強風
参加者:K内(記録)
コース・タイム: 10:00木地山BS→南谷と北谷合流点(駐車)10:30~(東尾根の小沢を挟んだ一本北の尾根)~・723 12:00~13:15百里ケ岳 △931.4m 13:45~(トラスト地内既設作業道)~南谷と北谷合流点16:00
★5/10 百里ケ岳・トラスト地歩き 晴れたり曇ったり
参加者:T中(た)、M上、K内(記録)(他、熊森関係者4人)
コース・タイム: 9:30朽木本陣道の駅10:00→木地山BS→南谷と北谷合流点(1台駐車)
→既設作業道入口(2台駐車)~(トラスト地内既設作業道)~南谷と北谷合流点16:00
★5/16 百里ケ岳・北谷登山道の荒廃確認 曇り
参加者: K内(記録)
コース・タイム:10:30木地山BS→既設作業道入口(駐車)11:00~(北谷登山道)
~(桜谷山への尾根)~木地山峠15:00~(北谷登山道)~17:30既設作業道入口
記録:5/10 百里ケ岳・トラスト地歩き
熊森本部よりM谷会長ら4人が初めてトラスト地入山。M上さん、T中(た)さん、K内が同行した。3年前より朽木森林組合による搬出間伐が進む林内は、すっきりと明るくなっていた。
以前、山友会の山行で何度かトラスト地内を歩いているが、作業道が縦横に作られた今の林内は様子が全く変わり、T中(ひ)さんが作ってくれた詳細な林内図なしではどこにいるのか分からない。
目印のため(?)に残されているコナラの巨木を頼りに、最近何度か滋賀支部メンバーが作業に入っているカツラの巨木を目指す。親株の周りを取り巻く真白な細いひこばえに新緑が芽吹き、とても面白い樹になっている。サワグルミが付近に多いことから「サワグルミの丘」と命名されたらしい。今は無粋ともいえる作業道の傍の広場だが、あと10年もすればいろいろな木々が林内に生え素敵な場所になるに違いない。(かなり希望的観測かも・・笑)
搬出間伐の傍に一部切り捨て間伐の施業場所があり、そこも見てみたいというM会長の希望でかなり強引に谷を渡って先へ進んだが、結局目的の場所は見ることなく既設の作業道の廃車がある場所に出た。熊を観察するためにカメラを設置している場所も、新たに搬出間伐作業が進められている。そこの間伐状況を見た後既設林道を下る途中、熊を目撃。本部メンバーが動画を撮ってくれたが残念ながらどこに写っているのか分からなかった。
中学生の時に熊の保護活動に関わり、日本熊森協会を立ち上げ現在2代目の会長となったM谷さんは、実際に山中で熊を目撃したのは初めての経験とのことで、とても喜んでいた。(笑)
山歩きの記録というより、すっかり熊森活動報告のようになってしまったが、昼食中も歩行中も、奥山トラストを立ち上げての保全活動、全国で大資本により進められている風力発電・メガソーラー発電に対する反対の動き、などを生の声で聞くことができた。
国有林や国立公園指定のある場所でも規制を取り除き計画が進む現状に反対の声を上げるため、地元の人たちの集会を応援するため、西宮から現地入りするとのこと。
政治を動かさないと大きな流れは変わらないと、国会議員を巻き込んでのロビー活動も続けている。改めてそのエネルギーに感動するとともにエールを送りたい。
堅い話だけではない。チェーンソー作業の講習を受けながらの登山道整備は、ただ山を歩くだけの活動では得られない面白さがある。ひと汗かいた後、円陣を組んでの食事はひと際おいしい。
今まで何度か歩いた急坂の東尾根とは違う歩き易いルートも探せたので、また百里ケ岳山行を企画します。お楽しみに。
記録:5/16 百里ケ岳・北谷登山道の荒廃確認
知人のfacebookに、「木地山峠から北谷登山道を下ったが、倒木のため時間が予想以上にかかった。ルートも分かりにくかった。」と書かれていたので気になって様子を見に行ってみた。北谷の登山道は、熊森トラスト地内にあり、渡渉箇所に橋を取り付けたり、台風の後の倒木処理に行ったりしたことがある。
高島森林組合より、トラスト地内の間伐作業のため登山道の通行には気を付けて欲しいと言われていたので入山を連絡、既設作業道への駐車許可を得た。崩落した橋から北の矢橋林業植林地でも間伐作業がされ搬出中。トラックとの離合にも気を付けるように言われた。
細い枝なら払えるかと思い、鎌や鋸などを持って行ったが、とてもそんなレベルの倒木ではなく、諦めてルート案内のためのテープ付けに専念した。何年か前の強風台風後の登山道整備を高島トレール担当者がされた時、黄色テープでしっかりコース案内が付けられたのだが、今年の雪の倒木でかなり分かりにくくなっていた。林道作業用のピンクテープは、あり過ぎると無粋になるので嫌いなのだが、遠くからでもよく目立つのでとりあえずは登山者の安全優先のためにみっともないほど付けまくった。(笑)
登山道は、標高600m付近の谷の分岐で一度北向きの尾根に取り付いた後、すぐに西に巻く。
幅広の白テープで案内がされているが、そのまま尾根を進んでしまうと桜谷山へ行ってしまうので注意が必要。高島トレールが出している地図とは、ルートもコースタイムもかなり違う。
潜ったり、巻いたりしながらの下りは、木地山峠から橋崩落個所の車駐車箇所まで2時間半かかった。(地図上のコースタイム表示は1:40)
整備されればまた2時間弱のタイムになるだろうが、コースが分かりにくいのは変わらないので気を付けて欲しい。