
【日 程】 2025年3月23日 (日)
【天 気】 晴れ
【参加者】 H川(CL)、 K口(SL)、 K藤 (調整・記録)、 F井(天候)、
T田、 N西、 M代、 I野、 N堀、 K山、
【コースデータ】 約11km 約9時間
【行 程】
7:05奥余野森林公園駐車場324m → 7:20三馬谷渓谷入口420m → 7:55~8:10油日岳691m → 8:20加茂岳701m → 8:30忍者岳720m → 8:45~9:00三国岳715m → 9:20三国山686m → 10:35~11:30那須ケ原山 799m → 12:30~12:45三国山 → 12:50~13:05三国岳 → 13:20倉部山 688m → 13:40 ぞろぞろ峠 555m
→ 14:10~14:35北打山671m → 14:50~15:00 旗山 649m → 16:10 駐車場
【山行報告】
滋賀県甲賀市と三重県伊賀市にまたがる油日岳~那須ケ原山に強者10名で挑んだ。
南北に長く連なる鈴鹿山脈の最南端に位置し、両山頂をつなぐ県境稜線ルートには幾つものピークがあり、ピークハンターには魅力的だが、急登・ロープ登り返し多数・キレット・ザレ場・やせ尾根を含む起伏を幾度も越え緊張を強いる山行である事を各自が覚悟。
集合・出発地の奥余野森林公園駐車場は、余野公園から奥へ2km進んだあたり。10台くらいの駐車スペースと和式の水洗トイレがあり整備されていて有難い。 急斜面での登り下りの時間ロスを考慮して計画よりも早くスタートした。雪は消え、暑くもなく (ヒルに出会うことは無さげ)、丁度良い季節だが、三馬渓谷の登りは急登で暑くなってきた。衣服調整・水分補給し、尾根に出ると心地よい程度に風が吹く。甲賀方面が多少見えるが、展望いまいちの場所で先頭のリーダーが木陰で腰を下ろし休憩。位置確認したら既に油日岳の山頂にいた。簡単に登頂できたようで得をした気分になる。 稜線の道を南東に進み約10分で加茂岳に到着。さらに10分で三角点も展望もない忍者岳(甲賀と伊賀の境だから命名されたらしい) の山頂に到着。標識に従い再び稜線の道を進んで行くと急斜面の下りと登りの連続で三国岳に到着。次の三国山との間の崖はほぼ垂直でしかもロープなので不安定さがある。ここが本日最大の難所“キレット”のようだ。三国山を過ぎても急なアップダウンでザレていて滑りやすい道は続く。崩落気味で非常に狭い所やロープを伝わないと登り下りできない難所/悪路。これから向かう那須ケ原山が聳えて見えても目先は長い下り。稜線からは三重県側・滋賀県側の展望が見られた。急な斜面を登りきって分岐点に到着。体力は消耗したが心地よい風が嬉しい。そこから那須ケ原山は直ぐだった。小屋と椅子もあり杉の木々に囲まれているが強風はなく多少展望あり。ランチにはバッチリのロケーション。ついつい寛いで計画より30分も長居してしまった。もと来たアップダウンの道は慣れてきたのと帰る方向なので気持ちは軽め。三国山から三国岳へ向かう難所は今度は登り。三国岳からぞろぞろ峠へは歩きやすい道に感じた。計画より早く出発したのに那須ケ原山頂でゆっくりし過ぎた為、ぞろぞろ峠到着は計画よりも遅れてしまったが駐車場までのショートカットを選ばずに計画通り、あと2山行く周回コースを選択。そろそろ山頂かなと思って進んでも進んでも意外と北内山の山頂は遠いが、北打山の山頂直下からは那須ヶ原山や伊賀方面の眺めが良い。本日最後の9番目のピーク”旗山”を踏破したら駐車場まで戻るのみ。 ヤマップ通りの道だと確実だが距離が長くなる。それでヤマップに道の記載が無いが、ヤマレコには線があり、テープも散見できるバリエーションルートを選択する事となった。テープを頼りに木の枝に注意しながら道っぽい所を下っていく。河の向こうに林道らしいのが見えた気がした。視界が開けて道に出た時はすごくホッとした。杉花粉に悩まされつつも大勢で念願の山々を堪能でき有意義な山行だった。
この度、引率を快諾してくださったリーダー・サブリーダーに大感謝です。ご同行いただいた皆様、楽しい時間を共有していただき誠にありがとうございました。
記: K藤
【感 想】
・次から次へと九つものピークを踏める楽しい山行でした。アップダウンもそれぞれが適度に短く、ザレもそれほどではなかったのでよかったです。那須ヶ原山の山頂や休憩時にはH川さんが山技を伝授してくださり今後大変役立ちそうです。初春のさわやかな天候の中、緊張感がありつつも朗らかに山行でき感謝いたします。 (N堀 )
・油日岳・那須ケ原山、楽しかった。じわじわ感謝! ( I野 )
・まだまだ登山ビギナーの私にとって、今回の山行でカラビナとかスリングなんて初めて聞く単語と物品から始まり
いったいどんなアトラクションが待ってるんだ?と思いながら参加しました。
いきなりハシゴから始まって揺れる橋、滑る地面、崩れる岩、全身使う場面も多く3点確保⚠️の意味も知りました。
とにかくしんどさを上回る楽しさで、童心に返ってしまいました。帰りのルート外れたのも 「え?バリエーションルート言うの?」 とにかく初めてが多すぎて目まぐるしい一日でした ( K山 )
・滋賀山友会での最後の山行で、リーダーさせて頂きました。もっとも発案、計画は元締めのK藤さん。
油日岳から那須が原山の間に難所が数ヶ所あり、かつ総時間9時間距離10kmとその中にピークが10ヶ所程あり登り下りで結構な勾配。 風化した花崗岩のザレた面が多く転倒の可能性が高く、痩せ尾根が多いルート
メンバーは10人で初めましての方もおられたが、皆さん歩き方も安定していてペースも良く安心して歩けました。
後半暑くなりそうなので出来るだけ涼しいうちに進めるだけ前に進みたいと休憩も少なめで少し無理をしたと思います。
下山時は少しバリエーション的なルートを歩き、久しぶりにドキドキ^_^
想定外で花粉が凄くその為に気が散ったり花粉症の症状がキツく出る方もおられました。
そんな中で皆さん無事に下山することが出来ました。
下山後はコーヒーとチョコを頂きワイワイガヤガヤ、パーンと賑やかに終えることが出来、凄く感謝です。
また一緒に山に行きましょう^_^
お別れは言いません。またいつでも行けるのですから^_^ ( H川 )