【感想】
4月5日に実施される近畿ブロック搬出技術講習会の事前練習会に参加させていただきました。2年前に参加させていただきましたが、ロープワーク等はすっかり忘れていて、事前に資料を見て少し復習をして参加しました。
まず、シートベント、エイトノット、クローブヒッチなどのロープワ-クを復習していただきました。時間が経つと少しずつ忘れていき、あれ?左右どっちだったかな?という風になってしまいます。定期的に復習をすることが大事ですね。シートベントのポイントは広がっている方を掴んでくるっと回して、結び目が三つ巴のようになれば正解です(*^-^*)
以前、参加させていただいたときは、既にカラビナスルー用のロープは木に括り付けていただいていたので、それを使ってカラビナスルーの練習をしましたが、今回はそのロープの括り方も教えていただきました。クローブヒッチを使った括り方で新しい結び方のようで、丁寧に教えていただきました。セルフビレイの取り方なども、ちょっとしたことで安全性が大きく違うことも教えていただきました。なるほどと思うことがたくさんありました。
その後は、ネットを使っての搬送です。今日はストックではなく、木の枝を使って搬送用ネットを作りました。木の枝は至るとこに落ちていますが、ネット搬送に使えるような枝はなかなかないものですね。搬送用ネットができたら、ネットで運ばれる負傷者が少しでも楽な体勢になるようにスリングで補助します。そして、運びやすいようにスリングで輪っかを作って肩にかけて運びます。6人で運びましたが、それでも重くて途中で交代が必要ですね。登山道が狭くなっているところもあるので、搬送時には先導者がいると安心ですね。ある程度の人数がいなければネット搬送は難しいですね。
最後は空のザックとカッパの上着を使って徒手搬送です。背負ってもらう役と背負う役の両方をさせていただきました。実際にやってみないとわからないものですね。負傷者のお尻が下がっているとずっしり体重がかかり、とてつもなく重くなりますね。ザックの大きさ、肩紐の長さなど、背負う人の体型に合わせて作ることが大事ですね。とても勉強になりました。ありがとうございました。