個人山行 雪の金糞岳 滋賀最高峰第2

白い巓〖白倉岳…金糞岳〗
白い巓〖白倉岳…金糞岳〗

【日時】 2025年3月8日(土)

【天気】 曇り

【参加者】K本 他1名

【コースタイム】約18㎞ 約8.5時間

 

鳥越林道入口8:00~白谷口8:50~小森口9:40~連状口10:40~坂内村登山道分岐点11:35~12:25金糞岳13:00~白倉岳13:20~奥山14:45~鳥越林道16:30

【活動内容】

■反時計回りルート

定番の時計回りルートは、下山の林道が長くつらいとコメントが多数みられる。登山口~連状口までの車道が積雪で通行止め、この分も歩かざるをえない。反時計回りルートは最初から緩やかな山道が続く。八草トンネルからルートもあるが、雪が深そうでスキーエリアぽい。

 

■登山口からスタート。雪が無くなりかけアイスバーン化している。頑丈な雪山靴でも滑るので要注意。まだそんなに急坂でもない。

 

白谷口から雪道になり、数日前のトレースが消えたり残ったりしている。このルートは長丁場、トレースも頼りにした方が良い。辺り一面雪が真っ白では、時間がよりかかってしまう。小森口では、いきなり崖が目前。最近のトレースがここで止まっている。地形図では「つ」形をしている。小森口の左右に移動して確認した。これは無積雪の金糞岳、経験がなく仕方がない。雪の崖口へ斜めに上がると道があった。奥に進み、1m程雪壁がある、雪山靴で蹴って足乗せ場を作り上がる。

 

尾根に出ると伊吹山、奥伊吹のスキー場(ブンケン)が見える。シュカブラ、雪庇がよくみられた。時計回りに降りてきた一組、ソロの二人ともすれ違いをした。ソロの方に、上の方で風が強い、急登でアイゼンがあれば良いかもと教えてもらう。風の向きが北西→北東と事前確認済み。

 

相棒と、横山岳、金糞岳まであともう少し等々話をして、金糞岳へ到達。

 

■相棒に雪庇に近づかないように話して、雪庇から距離を置いて歩いた。自分の左側、雪の上に青白いひび割れが入っていることに気がついていた。刺激を与えて右に流されてしまうような想像をしてしまう。

 

■琵琶湖方面の風を避けるべく、金糞岳より北の方で休憩。これまたモノクロの山、風で揺れる樹氷が見られる。奥に、白山がみえるようだ。ダウンジャケットを追着して暖まってきたが長居しないよう昼御飯をすぐに済ませる。

 

■白倉岳へ道中、結構な急登に出合う。陽射しで急登の雪面がカチコチではない。雪山靴で蹴ってジグザグに上がったが、ここでもアイゼン、ピッケルの出番はなかった。ただ相棒は初めてだったようで、先に導いてみると上がれるようでばっちりでした。

 

■奥山前後から、遮る樹木もあり、雪が緩み、踏み抜きで苦労する。そうならないように努めたが、相棒は関節が痛そう、こちらは足首が痛くなってきている。森林に入って間もなく下山も、二時間を要する。残雪の踏み抜きに注意して鉄塔に到着。一休みしてつづら折りに下山。ワカンもこの雪の状況では出番なし。

 

■備考

反省点は、うっかり朝寝坊。起きてすぐ出発(汗)

相棒の力量を理解しつつ、不可であればピストンにするか相談して決行した。

金糞岳の由来、いろいろな説がある。鉱山、地名など。

金糞岳を楽しむには、個人的には積雪シーズンがおすすめ。