
【日 程】2025年2月24日(月) 天気雪時々曇り
【参加者】Ts本(L)、F井、N堀、S藤
【山 名】 鈴鹿山系 高室山
【行 程】駐車場(8:10)・・・高室山登山口(8:20)・・・本丸櫓跡(09:05)・・・林道登山口(10:45)・・・高室山頂上(11:15)[35分休憩]・・・林道分岐(12:10)・・・本丸櫓跡(13:20)・・・登山口(13:40)・・・駐車場(13:45)
【報 告】
湖北の己高山への山行を予定していたが今季最強寒波で朝から北陸道も国道8号も通行止め、登山口まで行ける高室山へと変更した。朝8時前に佐目の駐車場に到着。道路は除雪してあるが雪が降り続いてうっすらと雪が積もっていた。登山口駐車場は積雪のため中まで入れなかったので除雪してある入口付近に駐車、トイレは使うことができた。
出発の準備をしている間にもわさわさと雪が降り続く。メンバーの一人が「こんな雪でも登るの?」と心配そう。ともあれ装備を整えて8時過ぎに出発。踏み固められたトレースをたどって順調に登っていく。45分ほどで佐目トンネルの真上の「本丸櫓跡」のピークに到着。ここで一服。樹林の中に入ると雪はそれほど降りかかってこないが、周りはガスで見通しがきかない。そこから二つほどピークを下り登りして高度を上げていく。一人はスノーシューで、他の3人はワカンで登っていく。
10時過ぎに周回コースの林道分岐に着くが、無雪期の2倍ほどの時間がかかった。このあたりから気温が下がってきて、風も冷たく積雪もパウダースノーになってきた。林道登山口から最後の登り、30分ほどで山頂に到着した。
山頂は積雪はそれほど多くはなかったが、周りはガスで景色は見えず、記念写真を撮ってから風の当たらない場所に移動してお昼の休憩。周りの木々がたっぷりの雪を抱えて時々雪の煙を降らす中で昼食をとった。
下山は雪道なので早いが、ワカンの足の置き場所が難しかったり、スノーシューの長さが下りの邪魔になって外してツボ足で下ったりと、下りならではの問題も実感した。下山の途中で登ってくる他の登山者とすれ違った、合計10名ほど。やはり人気のある山だと思った。結局休憩も含めて2時間弱で無事下山。寒波の中たっぷりの積雪を大いに楽しんだ山行だった。
(一口感想)
高室山登山口横の駐車場に着いた時は、雪がこれでもかと言わんばかりの勢いで降っていたので、登山ができる気がしませんでした。
しかし、気丈なリーダーの「行けるところまで行こう」の言葉で出発。雪は深く、ワカン歩行でしたが、急斜面のアップダウンが多く、ワカンの刃を効かせるための雪面への置き方を考えながら歩くのに難儀しました。そんな中、青空もチラ見えして、ところどころ陽の光が樹林帯に差し込み、美しい。やっとの思いで着いた山頂は、広いスペース。周囲は真っ白でしたが、諦めずにここまで登った達成感で大大満足。帰路も慎重に下りた割には早いペースの下山となりました。(S藤)
ワカンを斜面で使用するのは初めてで、積雪量も程よく、非常に貴重な経験となりました。登りではキックステップにもかなり慣れてきましたが、下りの急斜面では滑りそうで、思うようにコントロールするのが難しかったです。頂いたアドバイスを元に、工夫をして再挑戦したいと思います。快晴の雪山も素晴らしいですが、雪降る山の情景もまた格別で、敢行してくださったリーダーと仲間の皆さんに感謝したいと思います。(N堀)