~ 小さい秋なのか、短い秋なのか ~
【日 時】2024年(令和6年)11月13日(水)【天気】曇りのち晴れ【参加者】Y森(CL) N野の2人
【データ】距離6.5K 累積標高差764m 行動時間約5時間11分
【コースタイム】
9:20福井県側登山口(南越前町)(480m)→9:53岩谷のトチノキ(635m)→11:20夜叉ケ池(1,105m)→11:47夜叉丸(1,212m)11:55→12:18夜叉ケ池(昼食)12:43→14:01岩谷のトチノキ14:03→14:31福井県側登山口(南越前町)(480m)
【内 容】
友人のFBを見ていたら「夜叉ケ池が今、紅葉の真っ最中」と書いてあったので、しばらく行ってないし、紅葉も見たいと思い、N野さんと2人で行くことにしました。岐阜県側からは、今、7K手前で通行止めなので、福井県側の登山口へと向かいます。往路は今庄ICまで高速を使い、その後地道に入ると、昨夜の雨で少し落石(小石)があったようですが、スムーズに登山口に9時過ぎに到着できました。
駐車場横には、圧倒される程の樹齢400年のカツラの古木があります。駐車場にはトイレもあります。準備をしていざ出発、鳥居をくぐって川沿いを登って行き、30分程歩くと今度は「岩谷のトチノキ」という2本の大木が出てきました。樹齢300年だそうです。周りの木々も紅葉し自然林で谷川の音もあり、癒されます。
そのうちに尾根をジグザクに登っていくと少し斜面がきつくなり谷川と離れていきます。紅葉している木々は900mくらいまでで、そこから先は、もう紅葉のピークは過ぎていました。ブナの木々もありましたが夜叉ケ池近くのブナ林は、すでに葉を落としていました。でも数本の広葉樹林は色鮮やかでした。N野さんによると以前良く来ていたときは、11月3日をめどに行っていたとのこと。そのあたりが紅葉のピークかも。
11時20分に夜叉ケ池に到着。平日のせいか数人のみでした。静寂な池のほとりには木道が整備されています。ここには環境省により国内希少野生動植物種に指定されている「ヤシャゲンゴロウ」が生息しています。なので池のほとりに下りることはできません。そして、この池がなぜ、ここに存在するのか、枯れたこともなく、いつも同じ水位が保たれているのは、なぜ? ここは、ほぼ峠なのに不思議です。
昼食の前に夜叉丸まで登ります。峠まで出て右へ、三国岳の方向に登ります。以前にも登ったことはあるのに、稜線の岩が怖く感じました。歳のせい?それとも多くの人が利用し、岩だけが出てくるせい? まあ、無事にそこを越えて夜叉丸(1,212m)まで登りました。でも、そこからは夜叉ケ池は見えませんでした。ここまで笹が生い茂ってすごいのです。少し下りて岩稜体付近からはハート型の夜叉ケ池が綺麗に見えました。写真を撮って夜叉ケ池へ下って昼食タイム。しばらくして気が付くと、それほど遅くもないのに、いつのまにか、私達だけとなっていました。
予定より早いですが、ゆっくりと紅葉を楽しみながら下山します。昼からは陽が照りだし紅葉が映えます。稜線の両側、そして向こうの尾根の広葉も素晴らしいものでした。
14時半に登山口に下山。帰りは、夜叉ケ池で出会った方からの情報でR365を山超えして木ノ本ICへ抜けて帰ることにしました。工事箇所もありましたが、滋賀県側はまっすぐな道で走りやすく、高速と時間的な差はありませんでした。今年は、夏が長かったせいか、秋は、あっという間と感じます。もっと秋を楽しみたいですね。 (記 Y森)