個人山行 音羽山で花火をみよう!高揚から一転・・・

 【日にち】8月8日(木) 晴れ T田、Nま、N西(感想)

 

 

  コロナ前にT田さんからこの企画を聞いたときに、テンションがあがった。しかし、その後コロナで花火大会は中止され、3年前は天候が思わしくなく中止。昨年は私は仕事で参加できなかった。今年こそはと楽しみにしていた。

 音羽山を縦横無尽に歩いて見物場所を探し続け、2024年はこの場所に決定。大好きな音羽山からどんなふうに花火が見られるのだろうと楽しみにしていた。仕事が終わって私がその場所に到着した頃にはテントが設営され、パーティが始まっていた。ひぐらしの鳴き声が耳に心地よく、そよ風がとっても気持ちがよく、暫く夕涼みを楽しんだ。いよいよ花火開始。目の前の夜空にドーンドーンと花火が上がり、奇跡もはっきり見えて期待以上の最高のロケーションだ。花火の音だけが聴こえる贅沢な時間だった。到着した頃はまだ明るかった空も、花火が上がる時間にはすっかり暗くなっていた。ここから私の気持ちは一転した。

 

 翌日の朝がどうしても休むことができず、私だけ下山した。住宅地から近い場所であっても、登山道は真っ暗だ。動物に遭遇したらどうしようと不安でいっぱいだった。ヘッ電の明かりを最大にして熊鈴を鳴らして下山した。迷うことのないルートなのに、不安マックスの精神状態だったからだろう、本当にこの道で合っているのかめちゃくちゃ不安になった。こんな時間に遭難したら終わりだと思いT田さんに電話した。繋がらず焦る。続いてNまさんに連絡したら、呼び出し音が暫くなった後にNまさんが出てくれた。Nまさんが落ち着いてルートを説明してくれ、ルートを間違えていないことを確認して再度出発。Nまさんと電話で繋がっていたかったが一旦切った。暫くすると、またこんなルートだっただろうかと不安マックスになる。車道は近いのにフェンスがあり出口がわからない。再びNまさんにSOSを求めた。声を聞いたらめちゃくちゃ安心。降りてきてくれると言われれ更に安心。でも登山口が近いことは自分でもわかっている。ウロウロしていたら登山口に出ることができた。NまさんとT田さんに、無事に下山できたことを報告して、めでたしめでたし。こんなにも冷や汗をかいたことがあるだろうかというくらいに汗をかいていた。

 早朝に下山しても仕事に間に合っただろうう。T田さんの提案をきいておけばよかった。冷静な状態であれば絶対に迷うことがないルートだが、暗くていつも見ている景色と違うこと、下山する前から不安マックス状態だったことが重なり、パニック状態に陥った。今後、山でこんな精神状態にならないためにいい経験になった。慣れている方はこんなことはないのでご心配なく(^^;)