【実施日】2024年6月22日(土) 晴れ/曇り
【メンバー】CL.T田・Nま・S藤・N西
【コースタイム】
JR膳所駅7:48ー鳴滝不動尊手前尾根取付8:40ー520m縦走路9:42ー9:55音羽
山10:05ー音羽山路傍休憩所分岐ー水車谷ー木ノ下谷出合10:45ー11:45木ノ下谷左岸尾根大木
12:30ー木ノ下谷出合13:03ー水車谷火の用心分岐ー16番鉄塔13:55ーBBC横登山口
14:20ー14:45JR膳所駅・解散
【報告】
二日前に遅い梅雨入りとなり一瞬の晴れ間の例会となりました。JR膳所駅からスタートし鳴滝不動尊手前の尾根に取り付く。もう背中は汗でびっしょり。50m程の急登で傾斜は少し緩くなるが足元は滑り易くキックステップで進んで行く。一本尾根だから迷う事は無いが倒木も多く注意が必だ。
一時間程で縦走路に飛び出す。一投足で音羽山だ。何時も見る京都市街や琵琶湖の景色も霞んでいる。この先が今日の核心部。音羽山路傍休憩所分岐から水車谷右股沢を下って行く。途中に古いマンガン鉱の試掘後の坑道と石積みが残っている。滑り易い水車谷を何度も渡渉し木ノ下谷出合へ。今日は水量も多く谷の遡行は慎重に。朽ちかけた石積の堰堤を越えて行く。沢筋が倒木に埋め尽くされている所を過ぎると遡行も終わる。350m辺りの枯れ沢分岐を右股へ直登する。喘ぎながら登り着いた左岸尾根の上部に音羽山のクラウン(勝手に名付けた)大木がある。此処で大休憩とする。先週は爽やかな風が吹いていたが今日は“むしむし”する。
ゆっくり休憩し体力回復。木ノ下谷左岸尾根を一気に下り途中のマウンドから木ノ下谷へショートカット。先ほど下りて来た水車谷を登り返し火の用心分岐へ。沢を渡渉し対岸の関電巡視路に取り付く。最後の急登だが疲れた体に150mの急斜面は堪える。16番鉄塔手前はブッシュ地帯、棘にも注意しょう。やっと登り着いた鉄塔の正面からは大津市街から鈴鹿の山並み迄見渡せる。しかし上空は厚い雲に覆われ今にも雨が落ちてきそうである。此処まで来ればもう安心。JR膳所駅迄は“あっ”と言う間で疲れも吹っ飛び軽やかな足取りだった。音羽山バリエーションや比良山のバリエーションル
ートに興味のある方は私のHP「バンダナおじさんの山旅」を検索ください。T田
【一口感想】
近畿圏も梅雨入り、湿度70%以上の中で、鳴滝不動尊手前左岸尾根からの急登は何度も経験していますが、早朝スタートで気温の上昇前とはいえ、かなり汗だくになり体力を消耗しました。大谷縦走路大木付近で昼食をとった際、椿科の植物が自生しており、たぶん毛虫から羽化した茶毒蛾と思われる蛾が飛び交っていました。その蛾の飛散した毒針毛に腕を11か所、右腹部を数か所刺されたようでかぶれてしまいました。毒針毛は0.1~0.2mmで長袖でも繊維のすきまから入り込むとのことで注意が必要です。Nま
この度の音羽山山行では、計画書に「水車谷」「木下谷」「火の用心分岐」「大谷縦走路大木」などと、いうポイント名があって、最初私は?なんの事?か分かりませんでした。それは、音羽山を縦横無尽に歩いたリーダーが、今回のルート設定の目印にしているポイントのことで、このルー
トを歩くことで一般道から外れた、あまり知らない音羽山の顔を、しばしのぞき見ることができました。しかしながら、実際の歩きでは、急斜面の登り下りや沢の渡渉、倒木くぐり・跨ぎで音羽山を登っては降りての三往復、累積標高は軽く1000mを超え、かなりきつい山行でした。そして、この日は、偶然リーダーの山行500回記念の日で、帰りにたこ焼き&ビールで祝杯をあげる場に居合わせてもらい、とても楽しい気分で帰路につくことができました。(^^) S藤
6月のオールラウド例会に参加させてもらった。最近、仕事で疲れているので近場の山行がありがたい。今日はS藤さんも参加され、いつもと違ったメンバーで歩くのもまた楽しい。S藤さんの山コーデが小柄なS藤さんによく似合っていて可愛かった。鳴滝不動尊の樹林帯に入ると、空気がひんやりして心地よかった。斜面はほどよく雨を含んでいて、蹴りこみやすく歩きやすかった。腐った木の枝には注意が必要だ。折れないか確認してから掴むようにしなければいけない。新緑の樹々の間から陽が差し込み気持ちがよく、下山までお天気がもってくれることを願う。一気に300m程登り、10時前に山頂に着いて、所要のため私はここで下山させてもらった。
音羽山は私のホーム山でとても愛着がある。「登る」というより「会いに行く」という感覚に近い。いろんなルートがあり、メンバーも違うとその都度学ぶことがある。たとえ体調が万全でなくても、天候が危ぶまれても知っている道なので安心して歩けます。ホーム山があると安らぐ登山ができますね。しかし、この音羽山でも翌日、熊の目撃情報があったようです。鳴滝不動尊付近、茶臼山付近、打出中学付近あちこちで目撃情報があるようですので、登る際は十分にお気をつけください。N西