個人山行 テント泊体験山行報告 「比良山地・武奈ヶ岳」

 

実施日; 2024年6月19日(水)晴れ、20日(木)曇り

参加者; K原(L,記録)、Ts本、N堀、Hま

行程; 

6/19 北比良正面谷駐車場8:35-9:45カモシカ台-11:10北比良峠-

     野営地(テント設営)12:40-13:05イブルキノコバ-13:55武奈ヶ岳

     -コヤマノ岳-16:00野営地(テント泊)

6/20 8:00出発-9:10カモシカ台-10:05駐車場

 

報告; 

テント泊体験希望会員二人と経験者二人の4人で比良山へ行き、武奈ヶ岳へも登って来ました。前日にはかなりの雨が降り、

下山翌日からの予報は雨で「梅雨入り」となる狭間の2日間、バッチリのお天気でした。初日はよく晴れたのに午前中は

あまり暑くなかったので重い荷物で登るのもさほど苦にはなりませんでした。

風もあまり無く、テント設営も順調にできました。午後に武奈ヶ岳へ登るのに木陰が多い道を選び、

誰もいない山頂に着いて、360度の大展望を楽しめました。下りの途中、去年見つけた水場でキャンプ用の水を補給して

テントに戻り、準備してもらった豪華な夕食を楽しみました。

 

翌日は下山するだけでしたが、テント泊装備だけでなく登山装備の説明とテントなどの片付け方、

下山後の手入れ方法などを話しました。無事下山後は近くの日帰り温泉で汗を流し、気持ちよく帰路につきました。

今回のテント泊体験は雨も降らず、風は弱く暑くも寒くもなく夜露も下りず、申し分ない条件でできました。

ただ問題がなさすぎて、いつもこんな条件ではないことを伝えましたが、初めての人にあまり厳しい状況でイヤに

なられないだろうと思い、これからのいろいろな登山、テント泊などに安全な範囲でチャレンジしてもらいたいと思います。 

                                                     (K原)

感想;

初めてテントを分担して担いで登るテント泊。どれぐらいの重さでどれくらい歩けるのか少々不安でしたが覚悟して臨むしかない、

と思い参加。荷物の重さ11kgとテント泊にしては随分軽めということでスタート。

担ぐや否や「はい、大丈夫。もとからこの体重。」と脳に勘違いさせて歩き始めました。梅雨の合間のさわやかな天候に恵まれ、

また美味しい食材を周到に準備していただいたお陰で北比良峠での天ぷら、そうめん、肉のしぐれ煮等の御馳走は忘れえぬ夕餉と

なりました。

 

武奈ヶ岳頂上での景色も見事で滋賀の美しさそのもの。テントの立て方やセルフビレイの仕方などのプチ講習もしていただき、

学ぶことが多く、内容の濃いテント泊となりました。皆で分担してそして協力する楽しさの原点を知れたような気がします。

ありがとうございました。                                         (N堀)

 

本格的なテント泊は初めての私です。足を痛めていて歩くのも久しぶり、荷物持てるかな、暑さに耐えられるかな、

不安がいっぱいのスタートでした。自分の荷物だけでも重くなっているのに、分担して下さったものの、テント泊の荷物、

考えるだけでため息が出ました。

歩き始めてからは、担いでいる時の重さよりも、担ぎ直す時の方に体力が要り、荷物を降ろさずに休もうかとも思いました。

でも、時折吹く冷たい風、川の潺の音に心が癒されました。

テントを張る時には、本当に事細かく指導して頂き(場所の確認、風の向き、テントの方向、手順など)すごく勉強になりました。

水を汲みに行くのも大変で、水の貴重さも知りました。

夜は準備して頂いた食材で、メニュー通りに作れたかどうかは分かりませんが、美味しく楽しく頂きました。

天候にも恵まれ、とても有意義な2日間を過ごさせて頂き、ありがとうございました。   

                                                        (Hま)

 

久しぶりのテント泊山行、天候もよく、テント場に選んだ場所も最高の山行になりました。少し前までの腰痛の影響か体調が

良くなかったため、重い荷物を担いでの登りでたびたび息を整えながらやっとのことでテン場にたどり着きました。

武奈ヶ岳のピストンもパスして休憩。夕食はK川さんに準備いただいた天ぷらとしぐれ煮、ソーメンなど豪華なメニューに

舌鼓を打ちながらワインなどを楽しくいただきました。

夜中にトイレに起きるとおぼろ月にあたりが照らされ、近くに鹿の光る目、夜鷹のキョ・キョ・キョ・キョという鳴き声が響き渡り、琵琶湖の夜景もきれいに見ることができました。

 

翌朝は朝食の後、セルフビレイの講習などを受け、珍しく夜露が付いていないテントを撤収して下山。

身近な場所での楽しいテント泊となりました。みなさんありがとうございました。                  (Ts本)