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個人山行 鈴鹿山脈 竜ヶ岳~銚子岳

銚子岳分岐から風景
銚子岳分岐から風景

【日時】 2024年6月17日(月)

【天気】 晴れ、曇り

【参加者】K本

【コースタイム】約11㎞ 約5時間

 

石榑峠6:30~重ね岩7:00~竜ヶ岳7:30~治田峠分岐8:00~セキオノコバ~静ヶ岳8:30~セキオノコバ~銚子岳9:20~セキオノコバ~治田峠分岐10:20~竜ヶ岳10:50~重ね岩11:15~石榑峠11:40

【活動内容】

 全国で熊出没情報が続く中、雨上がり、余裕を持った1日を考えて、お手頃なマウンテンをセレクト。そして、ソロで確実に帰るように。以前、当会の竜ヶ岳清掃登山で静ヶ岳に行ったことを覚えていて、未踏の銚子岳も行くことにした。

 

数年ぶりの石榑峠。駐車場は先着車1台のみ空いていた。6月22日いなべ東近江ラリー開催予定の関係で、DUNLOP黄色テープが、登山開始後すぐの場所で引いていた。以前はなかった階段もトイレも新しくできていましたね。

 

コアジサイが咲いている岩石コースに差し掛かろうとして、けたたましい声の「ジェージェー」に何だろう?と足を止めた。2羽カケスだった。カラスの仲間というけれども、カラフルでキレイな鳥。一度、霊仙山近くの森でちょっと見かけたのが、目と鼻の先にいる。嬉しさで岩になったつもりで撮影をしたが、一羽のカケスが目の前の人に気持ち悪かったかな?もう一羽と数秒後飛び去ってしまった。

緑のキレイな苔絨毯、鈴鹿の山を漂う雲海を見ながら、重ね岩を経由に標高を上げていきます。難なく下降点を上がり、このまま山頂へ。このルートも以前とはかなり違う。三重県側の山容がガレて、山道が別に変わってしまったようです。シジュウカラが木々の間を飛び回っているのを見て、山頂に近づくと、シカの頭がこちらを見ている。朝、シカは人に慣れないうちは逃げていくようで、山頂に着いた時、シカはもういません。

治田峠分岐に行って竜ヶ岳を振り返ってみると、その三重県側にシカがいました。個体数はざっと3、2、2、2頭くらい。うち一頭がこちらを警戒してかじっと立っている。

 

熊鈴をしっかり鳴らしてるか確認して、森の中の静ヶ岳へ。セキオノコバで沼があり、モリアオガエルの卵塊が樹木に沢山かかっている。暑さで少なそうな沼の水。この先、雨で水が増えるといいねと思いながら、ヒルを気にしてすぐに立ち去る。

ベニドウダン、サワフタギが咲いているのを見て、静ヶ岳へ到着。自分一人だけで十分広い場所で、竜ヶ岳の滋賀側が見える。

セキオノコバに戻り、すぐに銚子岳方面へ。この治田峠ルートは、人の整備がかかっていないので、その分、道を見極める必要がありました。藤原岳へ縦走ができるルートです。藤原岳の孫太尾根が9月から採掘のため閉鎖される予定でどうなるのか分かりませんが‥。

治田峠ルート銚子岳分岐にさしかかると先着者3人がおられました。静ヶ岳の下降点で挨拶をしたお方で、同じルートをたどっているようです。

銚子岳では御池岳のテーブルランドが見えます。藤原岳の採掘場ショベルカーも見えました。

 

竜ヶ岳へ戻り、分岐点辺りの広い平原で、シカの群れが悠々に多く見られました。子どものシカも緑の草を食べながらこちらをうかがっている。まるで、奈良公園のシカ…。

山頂には、登山者10人位が休憩をされて、自分も休憩。

人が山に行くほど野生動物(熊も)を間近に見てしまう共存になるのか?結局は人間に要因があるのでは?自分のように大人しく歩いても逃げないシカを思いました。持ってきたおにぎりを食べる食欲はとても無かったなあ(朝食はしっかり取ってきています)。

石榑峠への道に戻り、名残惜しいが下山しました。