個人山行 横山岳(1,131.7m)山行+土倉鉱山跡見学

 

 ~  急登にあえぐが,ブナ林の素晴らしさに感動  ~ 

 

【日 時】2024年(令和6年)5月30日(木)

【天気】晴れのち曇り

【参加者】Y森(CL) S口、Nま、N野の4人

【データ】距離9.1K  累積標高差1,039m  行動時間約6時間35分

【コースタイム】              

 

 8:05駐車場発(265m)→9:07東尾根登山口(463m)→(イワカガミ群生地&ブナ林)→11:17横山岳東峰(1,132mと書いてました)→11:48横山岳西峰(本峰1,131.7m)昼食11:28 →13:48鳥越峠(502m)→13:57分岐コエチ谷に入る(510m)→14:18林道に出る(330m)→14:34舗装路に出る(260m)→14:40駐車場着    

   

  

 

 

 

【内 容】                  

 5月30日(木)は、天気が良さそうなので、日帰りで横山岳に行こうと計画する。2日前の28日は、警報が出るくらいの大雨。なので五銚子ルートは危険と思い東尾根コースからの周回で実施することにしました。

 当日は、晴れのち曇り、気温も高くなくカラッとした天候でした。まずは、駐車場から網谷林道(舗装あり)を進み、横山岳林道と合流するまで緩やかに登る。そして夜這橋横の「夜這の水」に到着。でも水は出ていませんでした。2日前の雨で滝は水量が多く大きな音をたてて落ちていました。ここから100m程で東尾根登山口です。

 登山道を上がっていくと、急登途中で日向ぼっこに現れたマムシ、小さく卵からかえったばかりのようでしたが、小さくても危険です。さてお花もちらほらと現れ、花は終わっているけど、イワウチワは群生しています。他は、イタチハギ、ヤマボウシ、ナナカマド、ヤマツツジ、マムシグサ、コアジサイ、ハイノキ、ウツギ、アカモノ、ランの仲間等。そして最大の見どころはブナ林です。標高800m手前から山頂まで続きます。大きく背が高く新緑が美しいです。でもここまで急登の連続です。ブナ林地帯は少し緩やかになっていました。ブナ林の中でほっと一息つきます。どんどん進んでいくと東峰手前に岩場があって、ここから周辺の山々伊吹山、土倉岳が見渡せます。琵琶湖に目を向けると竹生島も見えました。東峰に11:17に到着、ここからは緩やかな道で、新緑の季節を感じます。糞や、足跡等野生動物の痕跡もあります。もちろん熊鈴必須で注意して歩きます。そして東峰を少し過ぎたあたりからは、余呉湖も望めました。

横山岳山頂近くで、五銚子の滝から登ってきたという男性にお会いしました。聞くと、水量多く一度滑ったと言っておられました。若い人でも今日は危険なんだ。11:48横山岳西峰(本峰)に到着。山頂は、広場になっていますが、眺望は南方向しか見えません。プレハブの倉庫があって、はしごが掛かっていて屋根に登れるようになっています。入れ替わり登ってみましたが眺望が開けるほどではありませんでした。さて山頂で昼食にしました。

 食後下山します。実は、ここからが最難関、疲れている足に急坂下りは堪えます。ゆっくりと下ります。ブナ林もあるのですが、周囲の木々に目はいきません、目線はつねに足元の急坂です。筋肉痛などは当たり前、痛めている膝を悪化させないように膝への負担を減らす歩き方に集中しました。でも数年前にハイキング部の例会で歩いているのですが、「あの頃はみんな10才ほど若かったからね」とNさんがぽつりと言う。実感です。鳥越峠では林道が通っていました。ここから100m程進んでコエチ谷に入ります。この谷も急坂で厳しいものでしたが、すぐに林道に出ました。そして舗装道路に出て、100m歩いて駐車場到着。良い山ですが疲れました。

 さて、せっかく、琵琶湖の端からきたので、この近くにある土倉鉱山跡を訪れました。明治から昭和にかけて稼働していた銅山跡です。今は草が生い茂っていますが、最近コスプレの聖地として人気が出たようです。

                                           (記 Y森)