【実施日】2024年5月4日(土) 快晴
【参加者】K内
●アクセス:軽自動車
・往路:(約2時間)5:40大津市自宅発→6:40保坂→熊川宿→(R27)→松屋→7:20粟柄関所跡
→7:30赤坂山登山口→7:45送電線下P *関所跡~赤坂登山口、登山口~送電線下・・悪路
・復路:(約2時間半)送電線下P発16:20→松屋16:30→嶺南変電所16:40→(熊川宿~保坂付近、
朽木・山神橋付近、渋滞)→19:00自宅着
●ルート:送電線下P発8:15~枝谷分岐(水量少ない)8:30~9:35新庄乗越9:50~10:00・661
~11:20・806~12:20芦谷山(866m)13:00~13:50・806~(風況観測塔への尾根を鞍部まで往復)
~14:10・661~15:00新庄乗越~16:10送電線下P
【記録】
◆山友ML、守る会ML、熊森スタッフ、などに参加を呼び掛けたが、連休中はみんな予定満載。久しぶりの気楽な一人山行となった。
◆枝谷終点付近から乗越の尾根に登りつく場所を間違えたらしく、ひどく急なガレ場を必死でよじ登ることになった。帰りの下りでも気が付かず、酷い下りを滑り降り(落ち・・笑)、ザックに付けていた水筒をどこかで引っ掛けケースごと失った。
◆標高700~750m付近の、ブナの木が伐採された広場は、白やブルーの1cm幅のビニールひもがあちこちに残り、尾根の東側の雑木に、前回は見なかったNo.が入った赤マークがピンで打ちこまれていた。
伐採木を支持するマークのように思えた。白のビニール紐は、関電関係の他の場所でも見かけたので、風力発電のためのものではなく関電鉄塔建て替え工事のものだと思われる。
◆一番気がかりだった・806から芦谷山への尾根は、工事に向けた作業の様子は全くなく、道標代わりの小さなピンクリボンだけが程良い間隔で芦谷山まで続いていて、薫風の中カタクリの痕跡を探しながら楽しく歩けた。「芦谷山」と彫られたかわいい案内板が付いたユニークな形のブナの木は、まるでテーブル付きのベンチ。ささやかな昼食の後、偶然ラインでキャッチできた熊森スタッフからの毎日新聞の興味深い報道記事を読みながら、少しお昼寝もした。
◆806から風況観測塔への道筋には、うるさいほどのオレンジのビニール荷作り紐がぶら下がっている。山歩きの人が付けるようなものではない。工事関係者が、風況の塔へ迷わず行くためだけのもの?
むしって捨ててしまえばずいぶんすっきりするだろうなと、不届きな思いが湧き上がるのを抑えこみながら細尾根になる鞍部まで歩いた。
標高800mの稜線でも暑い。次の工事に向けてのテーピングの有無など確認しながら、庄部谷山まで林道を歩く心つもりもあったが、暑さと寝不足で気力減、あっさりリタイヤを決めた。車一杯に積み込んだキャンプ用荷物も、全てお持ち帰りとなった。(笑)
◆5日に、遠く関東から様子を見に入山してくれたカメラマンのM村さんから、庄部谷山近くの△ピークに、新しく4本目の風況観測塔が建っていた、との報告を受けた。GPIがNTTに買収されてから初めての新しい動きで、建っていた塔も今までのものと比べて、レベルアップしているようだとのこと。
◆久しぶりにメールをした自然保護協会のY松さんからも、下記の返信を頂いている。NTTは決して諦めたわけではなく、様子を見ながら着々と風力発電に向けて準備を進めているようだ。
~Y松です~
GPIは、今のところ以前より大人しくはなった感じです。一方で、JRE社と東急不動産が問題となりつつあります。
とは言っても、美浜新庄の計画は着実に進められている状況で、このあとの準備書が出て来る時に備える必要があります。今年か来年には確実に出て来ると思います。逆にそれまでは林道の工事以外は手は出せません。こちらとしても、状況は常に見ていければと思います。
※5月4日報道の毎日新聞記事でも、自然保護協会からの警鐘が報道されているので、関心のある人は合わせてお読みください。滋賀山友会ホームページに掲載させていただくつもりです。