個人山行 春の御池岳

【実施日】 2024年4月1日 晴れ、風強し

【メンバー】Ts本、K澤、M田、Hま

【コースタイム】

鞍掛トンネル東口(07:45)・・・コグルミ谷登山口(07:55)・・・カタクリ峠(09:00)[休憩10分]・・・真ノ谷分岐(09:30)・・・御池岳(丸山)(10:05)[休憩5分]・・・奥ノ平(10:25)・・・ボタンブチ(10:35)・・・御池岳(丸山)(10:55)・・・[途中休憩15分]・・・真ノ池(11:25)・・・元池(11:35)・・・鈴北岳(11:45)・・・鈴ヶ岳(12:20)[休憩5分]・・・鈴北岳(13:05)・・・鞍掛峠(13:45)・・・鞍掛トンネル東口(14:05)

 

【報告と感想】

 久しぶりに好天の予報となった4月の初日、御池岳山行に出かけた。まだ雪が残っているかと心配していたがほとんど無くなっていて、春らしい山歩きとなった。

 鞍掛トンネル東口の駐車場に朝7時半ごろついたが、すでに10数台の車が停まっていて、春を待ちかねて出かけてきた人も多いと推測された。身支度を整えて、7:45頃出発。コグルミ谷登山口まで10分あまり、そこから登山道に入る。コグルミ谷登山道は滑りやすいかと思っていたが、しっかりしていて歩きやすかった。歩き始めて20分ほどで息が上がってきて、衣服を調整する。谷を抜けるとつづら折りの急登。登山口から1時間ほどでカタクリ峠についた。途中風が吹いてきて少し肌寒いと思われたが、日差しもあって峠では意外と暖かく、軽食をとって小休止。まだ木々の葉が出る前なので、見通しもよく日当たりも良い。

 カタクリ峠からは稜線を歩いて七合目。稜線を回り込んで真の谷分岐の八合目へと進んでいくと目の前に御池岳(丸山)が迫ってくる。御池岳分岐から谷筋を離れて山頂をめざす。ここの登山道は途中に数カ所雪渓が残っていて、溶けた水が登山道をぬかるみにしている。九合目を過ぎ、踏み抜きに注意しながら雪渓を登って御池岳山頂に到着。カタクリ峠から1時間ほどだった。晴天の山頂からはいなべの町や養老山地、北の霊仙山、伊吹山などもよく見え、鈴鹿の最高峰の景観を楽しむことができた。

 昼食には早いので、テーブルランドの散策。奥ノ平からボタン淵、天狗の鼻と回って、再度山頂に戻り、鈴北岳をめざす。この頃からしだいに風が強くなってきたので、日本庭園の手前の山陰で昼食休憩を取る。

 昼食後真の池や元池などを見ながら鈴北岳へ、山頂はかなりの強風。まだ時間も早いことから鈴が岳に向かう。他の登山者からも鈴が岳の福寿草が満開との話。一旦150メートルほど下って100メートルほど登り返すのだが、鈴が岳を目の前にして[あそこを登るのか]とため息。しかし、途中まで登った所で数株の福寿草を岩陰に発見し、大歓声。その後も登るにつれて福寿草の群落が現れ、山頂付近では花をまき散らしたように、今が盛りとたくさん咲いていた。しばし花を愛でながら写真を撮って休憩。再び鈴北岳へと引き返す。

 鈴北岳からの下山道は稜線を見通すことができる眺めの良い道。しかし、西からの風はますます強くなってきて、下るにつれて吹き飛ばされそうになる。40分ほどで鞍掛峠のお地蔵さんへ。そこから細いトラバース道で駐車場へと戻る。

 

 残雪の時期を終えて、これから春本番へと装いを変えはじめた御池岳。広々としたテーブルランドの景観と展望、春の先駆けの福寿草を堪能した楽しい山行だった。