【実施日】 2024年3月17日
【メンバー】 Y村(CL・報告)S井(SL)M代 K藤 T内 N堀 K間 S口 A元
A隅 A成 F田 T中博 T田 M田 U都宮 体験者1名 (事務局より)K原 H谷川 以上19名
【コースタイム】JR向日町駅 8:20集合
向日町駅阪急バス停発8:35→善峯寺バス停着9;20→登山口9:35→10:20京青の森→11:15水場(昼休憩
30 分)11:45→13:00天王山登頂(270)13:15→13:25旗振松展望台→酒解神社廃屋→13:50宝積寺
(トイレ)→14:00JR山崎駅解散 (タイム4時間30分 距離13キロ)
【報告と感想】
一週間前から当日だけが傘マークでしたが、午後の雨なら実施と決め、JR向日町駅で善峯寺行きのバスに乗り込みました。バスは30分も走るとかなり山奥へ登って行き、善峯寺は斜面に張り付くように建てられ、車のない時代にはお参りも命がけだったのではと思われた。西山古道は、善峯寺と光明寺と柳谷寺を結ぶ信仰の道です。NPO法人京おとくに・街おこしネットワークが整備し復興されたハイキングコースです。今回は西山古道と天王山縦走コースをつなげて歩くことにしました。登山口からの道は地盤がやわらかくて雨ですぐに流れそうな道ですが、安全に歩けるよう要所に丸木などで道を補強してあり、自然林の気持ちのいい道を、賑やかにおしゃべりしながら進みます。途中小さな滝を過ぎ京青の森に到着、5月はじめに九輪草(クリンソウ)が群生するという箇所には、むやみに立ち入らないよう丸木で囲い看板に写真が掲示されていました。地元の方々が大切に自然を維持されているようです。
ゴルフ場のすぐ横道を進むと長い下り坂が続きます。道標や表示板も整備されていますが、途中何カ所か四つ辻になっていて、一度の下見では記憶も定かではなく、どの道か迷うこともしばしば。ベテランメンバーさんに助けてもらいながら、今は地図の何処なのかこの道を選ぶと、先は何処に繫がっているのか、地図で確認しながら進みました。楊谷寺の駐車場に出る前に水場があり、少し時間は早かったのですが、昼休憩をとることにしました。すると予想より早く雨がパラつきはじめ雨具を出して出発、その後は降ったり止んだりする中、楊谷寺から車道を歩き天王山めざして再び山道へ この道はしっかり踏み固められ、アップダウンもなくきれいな道です。小倉山とサントリー山を踏むはずでしたが、雨でもあり展望のある山ではなかったので、先を急いでしまいました。天王山には予定より1時間も早く到着、集合写真を撮影後しばし休憩。
天王山は大山崎周辺が京都の出入り口となるため、南北朝内乱や応仁・文明の乱の際、しばしば戦場となった場所です。天正10年(1582)の山崎の合戦で光秀に勝利した秀吉は、翌年山崎城を築いたが大阪築城が本格化すると山崎城は破棄されたそうです。山崎の合戦で部下達を鼓舞するため秀吉が旗を振ったという箇所には旗立松展望台が設置され、大山崎の街が一望されました。山崎城跡からは酒解神社の廃屋を通り、宝積寺に着く頃には、雨も本降りになり山崎駅へと急ぎました。今回、天候により小倉山やサントリー山を抜かしてしまいましたが、周りには釈迦岳やポンポン山、小倉神社などに続く山道もあり、藤の豆も多く落ちていたので、藤の花の頃にのんびり訪れたいと思います。参加された皆さん頼りない案内でしたが、ご協力ありがとうございました。