【実施日】 2024年1月12日(金) 曇りのち晴れ
【参加者】 Ts本
【コースタイム】
御幸橋駐車場(07:45)・・・ヒミズ谷出合小屋(08:05)・・・五合目小屋(09:10)[休憩 10分]・・・行者コバ(09:35)・・・綿向山(10:00)[休憩 5分]・・・917ピーク手前(11:00)[休憩20分]・・・竜王山(12:10)[休憩 5分]・・・竜王山登山口(12:40)・・・御幸橋駐車場(13:10)
【報告と感想】
年末年始風邪を引いてあまり動いていなかったので、体調を戻すためとうまくいけば樹氷が見られるかと綿向山に出かけた。御幸橋駐車場に7時半過ぎに到着。すでに10数台が停まっていて、準備をしている間もボツボツと入ってくる。
登山口に向かって歩いていると堰堤横を上る階段の脇に「綿向山方面登山道の封鎖」の重要なお知らせ看板が。今年の4月から令和8年末まで間伐作業道の工事のため登山道を封鎖、入山を禁止するとの内容だった。ということは、綿向山表参道で登れるのは今年の3月までの2ヶ月あまり。
駐車場周辺にもヒミズ谷の登山口にも雪は全く無い。三合目の林道付近から登山道に砂利状の氷雪片が見られ、五合目の小屋あたりから雪で覆われるようになる。五合目の小屋でアイゼンを装着するが、その先の登山道でも土の出たところもあって、雪の少なさを実感。
七合目の行者コバから冬道を登っていくが、このころからガスってきて風も強くなってくる。急登で体は汗をかくが、同時に強風に体温を奪われていく・・・で山頂に着くまではアンダーの上は長袖シャツ一枚で登った。登山道で出会った人は10人程度、女性のソロ登山が多かった。休みの日は駐車場が一杯なので平日に来たという人もいた。
山頂はガスガスで景色はほとんど見えない。期待していた樹氷は古い着氷はほとんど落ちていて、新しい樹氷が伸びてきていた。北縦走路に向かって歩くと強い西風が樹氷のかけらを飛ばしてきて顔に当たり痛い。竜王山に向かう縦走路の激下りは、ガスが流れゴーゴーと木がうなって冬の雪山の風情。こちらの縦走路を歩く人はほとんどいなかったが、トレースははっきりしていて歩きやすかった。
縦走路も急坂を通過すると雪が少なくなってきたので、アイゼンを外しつぼ足で歩く。途中917ピークの手前で風も弱まり日差しも出てきたので昼食休憩に。その後もだんだん天気は良くなってきて、鉄塔のある小ピークでは日野や東近江方面がきれいに見え、綿向山も山頂がはっきりと見えてきた。今年の干支を冠した竜王山頂で鎮座していたお地蔵さんに一年の安全登山を祈願。雪の消えた登山道を下山。林道の竜王山登山口にも表参道の封鎖についての看板があった。「表参道から下山できません」と書いてあったので、やはり竜王山からの登山道は使えるのかなー。
暖冬の1月、久しぶりのソロ山行で静かに自然の中に身を委ねて、雲や風の変化も感じながら雪の感触も楽しんだ綿向山の山歩きだった。