個人山行 正面谷から武奈ヶ岳 

【実施日】2023年12月3日(日)晴れのち雪のち雨

 

【参加者】Ts本、K藤、N西、M野 

 

【コースタイム】

正面谷駐車場(07:05)・・・大山口(07:15)・・・金糞峠(08:25)[休憩 5分]・・・コヤマノ岳分岐(08:50)・・・コヤマノ岳(09:30)[休憩5分]・・・武奈ヶ岳(10:05)・・・八雲ヶ原分岐(10:30)・・・リフト駅跡(10:45)[休憩15分]・・・八雲ヶ原(11:25)・・・北比良峠(11:40)[休憩 10分]・・・大山口(13:00)・・・正面谷駐車場(13:10)

 

 

【報 告】

 12月最初の日曜日、正面谷から武奈ヶ岳の往復個人山行をおこなった。朝7時過ぎ、それまで朝日が差し込んでいたが、だんだん雲が広がってきた正面谷登山道を登っていく。登りは大山口から青ガレで金糞峠へ直登。肌寒い天気だがすぐに体が温まってくる。8時半頃金糞峠に到着、一休み、西の方から冷たい風が吹きつける。

 峠を通り越して、谷筋へ降りヨキトウゲ谷を中峠の方向へ進む。20分ほど沢沿いを歩いてからコヤマノ岳への分岐を右方向へ渡渉、杉林の中の急登を登っていく。この斜面には見事な杉の巨木がたくさん見られる。この頃から青空も見え始め、登るにつれて山肌が雪で覆われてきて、コヤマノ岳山頂付近は3,4㎝の雪の原になっていた。コヤマノ岳はブナ林がとりわけ美しい。葉を落としたブナの枝が空に広がって、青空をバックに美しいフォルムを見せている。N西さんをはじめメンバー全員が歓声を上げた。「コヤマノクラウン」と言われるそうだ。山頂標識で記念写真を撮って、すぐ先のピークから高島市の方面や沖島などの琵琶湖方面の眺望を楽しんだ。

 コヤマノ岳を下って武奈ヶ岳に登り始めると、南側斜面のため霜柱が溶けてドロドロの道を滑らないように登っていく。山頂付近の稜線に出ると風がきつく吹き付ける。強風の中記念写真を撮ってすぐに下山。肩の所にエビの尻尾を着けた木があったのでこれも写真に収める。稜線から下りると風はやんで歩きやすくなる。イブルキノコバへの分岐を通り越し、八雲ヶ原への分岐まで戻って下っていく。しばらく歩くと旧リフトの駅跡に着く。11月にテント泊をした開けた場所で昼食休憩。リトル比良や釈迦岳、琵琶湖も見える絶好のロケーション。コヤマノ岳から少し下がっただけだがほとんど雪は無い。

 その後八雲ヶ原から北比良峠へと下っていくと小さなあられのようなものが降ってきた。ダケ道を下る途中でだんだん雨に変わって本降りになった。最後は雨に濡れながら大山口から正面谷駐車場へと下山した。もみじの葉が道一杯に積もり、雨に濡れてきれいな中を踏みしめながら車へと戻った。師走の比良山、雪や雨・強風の中だったが、季節の変化を肌で感じることができた楽しい山行だった。