下越&南会津の山に紅葉を求めて 

 

 

平ケ岳(2,139.6m)  会津駒ケ岳(2,133m)  会津朝日岳(1,624.3m雨天中止)   

~ 南 東 北 の 山 と 温 泉 三 昧 & 只 見 線 観 光 ~  車の走行距離約1200K

【山行期間】 2023年10月1日(日)~5日(木)

【参 加 者】 Y森(CL,企画,運転),A見(SL,運転),S口(運転,救急),Y口(運転.会計),Nま(運転,装備),

K西(会計,情報)の6人 

 

 10月1日(日)  現地へ行くだけ 雨のち曇り

  朝6時10分,膳所を出発 各ピックアップして栗東ICから北陸道経由で行く。関越自動車道の小出ICで下り、ガソリンを入れ、シルバーラインというトンネルを通過します。このシルバーラインはトンネルが狭く、トンネル内では岩が露出のまま、また、トンネルの中で分岐があるという道です。でも銀山平に行くには、一番早い道です。宿には、15時前に到着しました。そしてすぐ前の[白銀の湯]という温泉へ。もちろん内湯もあります。またここは、新潟県魚沼市。「魚沼産コシヒカリ」をお土産に買いました。夕食後6時半ころから明日の登山の説明がありました。明日はプリンスルート登山口までバスで送ってもらいます。明日実施できるかどうかは、バスが走れるかどうかにかかっているのです。道路わきから水が滝のように流れている時もあるからです。早めに就寝。(Y森)

 

                         

10月2日(月) 平ヶ岳(2,139.6m) 小雨のち曇り

【データ】 距離 8.8K  行動時間 6時間35分  累積標高差 1,050m

【コースタイム】 5時50分 平ケ岳登山口→8時55分 平ヶ岳山頂→9時37分 池ノ岳→10時20分 玉子石→12時8分 ひかり苔地点→12時19分 平ケ岳登山口

【内 容】

 平ヶ岳は山頂付近に泊まれる施設がなく、一般的なコースで登ると12時間近くかかる難関の100名山。でも銀山平の宿の宿泊者専用送迎バスを利用すれば6時間程度で登れる中之岐登山口に行くことができる。今回はこのルートで登る。

 4時に宿を出発。バスに揺られること1時間40分で登山口に到着、バスを運転する宿の主人に「12時30分までには戻って来るように」と見送られ、5時50分に出発する。

 昨夜から降っている雨は次第に弱まってきたが、急登の道はぬかるみ、場所によっては川のようになっている。木の根っ子もよく滑る。

 7時頃に雨はやみ、標高1500m付近ではナナカマドやオオカメノキ、ミネカエデが色づきはじめる。木道が敷かれた稜線に出ると草紅葉も加わり、常緑樹の緑に紅葉黃葉が点在していい感じ。木道で滑らないように下ばかり見て歩くが、時折は足を止め、秋色に色づく頂上付近の風景を楽しむ。

 山頂を踏んだ後、姫の池近くの池ノ岳で食事をして、玉子石に立寄ってから、転けないように慎重に下山。無事、12時30分までに登山口に戻ることができた。

 浩宮皇太子が登ったことにちなみプリンスルートと呼ばれるこの道だが、なかなかハードだった。

 でも日帰りが難しい100名山に登れたのはこのルートのおかげ。送迎付の宿を手配し山計画して頂いた山森リーダーに感謝です。       (A見)

 

 

10月3日 (火) 会津駒ケ岳(2,133m) 快晴

【データ】 距離 12.6K  行動時間 8時間30分  累積標高差 1,209m

【コースタイム】 滝沢駐車場登山口 8:00・・・8:30休憩・・・駒ノ大池10:48・・会津駒ヶ岳11:12・・・

中門岳12:04・・・駒ノ大池13:15休憩・・・滝沢駐車場登山口 16;25

【内 容】

旅館から車で3分のところに登山口があり、遅めの出発となりました。前日登山口まで下見に行ったころは、駐車場に止まっている車の台数は少なく、駐車は問題なくできるだろうと考えていましたが、当日登山口から遠く離れたところに駐車している車の数を目の当たりにし、悪い予感が的中。結局登山口から150Mぐらい離れた場所に車を置かざるを得ませんでした。さすが人気の百名山・会津駒ヶ岳です。

登山口からは急登が続き、ハードですが、急登の先にある湿原は最高のご褒美です。この日は晴天に恵まれ、駒の小屋直下のベンチで天上の楽園の秋をたっぷり満喫しました。湿原は草紅葉で覆われ、池塘に映る青空とのコントラストが鮮やかでした。見晴らしよく遠くに尾瀬の燧ケ岳の見事な山容が望めました。会津駒ヶ岳~中門岳の稜線歩きも池塘と紅葉と山々の眺めが素晴らしく飽きることのない山でした。私たちが登ったあと(10月8日)に初雪が観測されたとのニュースをネットで知りました。短い秋です。(Y口)

 

 

10月4日 (水) 会津朝日岳は雨天中止 観光に変更 雨のち曇り

 まずは、1.5時間かけて南会津の大内宿へ向かう。大内宿は下野街道の宿場町として栄え、現在も茅葺屋根の民家が並び、国の重要伝統的建造物群保存地区になっており、当時の景観を保っています。でも土産物店、食事処になっています。私達も名物「ネギ蕎麦」を頂きました。箸代わりの一本ネギでは、なかなか難しく、お箸で食べました。

午後からは只見線沿いに戻り、映画「峠」の主人公「河合継之助」記念館に寄りました。戊申戦争では、負けてしまいましたが、長岡藩の家老として最後まで戦い、この地が終焉の地となったとの事でした。

さて、只見線の車両を入れての撮影はできないはずでしたが、観光に変更したお陰で、丁度良い時間に電車がきそうなので、にわか撮り鉄に変身して電車を追っかけました。皆さん、自分の腕前に満足のご様子でした。そして最後に赤べこ発祥の地、会津柳津の温泉へ。観光の一日が終わりました。 (Y森)

 

 

10月5日(木)  只見線乗車後、帰途 雨、強風、時々曇り

最終日は、前日に続きJR只見線を乗って、撮って楽しむ一日となりました。なぜ只見線が鉄道ファンのみならず多くの人に愛されているのか。確かに奥会津の大自然のなかを走る列車は美しいのですが、それだけではないように思います。2011年7月の豪雨により、鉄橋の流出や土砂崩れによる線路崩壊など甚大な被害受けました。その後地元の方の努力と多くの人びとの支援により2022年10月に全線で運転が再開されました。只見線の復旧が原発事故からの復興に進む福島とダブって見えるのです。今、全国のローカル線が廃線の危機にあります。その中で只見線の復旧は極めて稀なケースでしょう。そんな意地を張って走る列車を応援します。がんばれ、只見線!(Y口)