個人山行 音羽山バリエーションルート仙人窟をリベンジ

【日にち】2023年10月14日(土)曇り空 

【メンバー】K原(L)、N西

【コースタイム】

 8:20京阪追分駅―9:10仙人窟取付き―9:30仙人窟手前の梯子ー9:50仙人窟10:05―10:55音羽山―鳴滝不動北谷―12:10鳴滝不動尊

 「仙人窟」!やっと行けました。音羽山の西、標高290mくらいにある小さな洞窟。一人が入って座るのがギリギリ、中に仏像があるので入りま

せんでしたが、昔、仙人がここにいたという言い伝えも頷けました。目も眩むような絶壁の上のほうにあって、そこへ辿り着くには十数メートルの梯子を登るしかありません。その梯子もグラグラの状態で固定ロープが1本でも外れたら・・と思うとゾッとする代物です。その梯子に辿り着くにも登山道が無いほとんどガラガラの急斜面を標高差100mほど登ります。ルートを示すロープはありますが完全に頼ることはできず、崩れやすいステップとホールドは緊張のために汗が流れます。私も結構急斜面を登った経験とヤブ山の経験がありましたが、それでもずっと緊張を強いられました。仙人窟から尾根に出るところも気が抜けず、尾根の踏み跡のテープを見つけたときはホッとしました。

 近く、低い山でもこんなところがあることに驚きでしたが、行くことを勧められない所でした。(K原)

 

  前回、仙人窟の手前の梯子の下で待つことになってしまったのでリベンジしてきた。仙人窟取付きの斜面は滑りやすいが、斜面にはしっかりした石もあるのでそれを頼りに登っていく。ルートも分かっているのでスムーズに登れた。トラバース斜面は更に滑りやすいが、前回登ったときよりもしっかりとロープが括り付けてあるので安心感がある。ここまでは順調に登ってくることができたが、仙人窟手前の梯子が見た目以上に怖い。崩れそうな斜面に取りつけてある梯子は、ロープで括り付けてあるが不安定でぐらつき、倒れてしまったら・・・という不安にかられてなかなか進めない。北アルプスの梯子よりはるかに怖かった。途中で引き返そうかとも思ったが、後悔するだろうと思い登り切った。仙人窟の前は大人2人が座れる程のスペースがあった。

 ゆっくり梯子を下りて音羽山山頂を目指す。仙人窟まではロープが取りつけてあるが、その先はロープもピンクテープもないので、方向を確認しながら歩きやすそうな場所を登っていく。斜面を登って11時前に音羽山山頂に到着し、小休止して下山する。リーダーは新たなピンクテープを見つけ、未踏ルートを下山したかったようだが、天気も心配なので今日は鳴滝不動北谷ルートから下山した。ここもバリエーションルートで獣道しかない。僅かにある踏み跡は、数週間前に歩いた跡だろうか。好き者しか歩かないルートだろう。私は3回目だが、もう歩くことはないだろう。数週間前に歩いたときに比べると、倒木が整備されており、歩きやすくなっていた。仙人窟リベンジ成功!!K原リーダーありがとうございました。(N西)