個人山行 加賀大日山周回 

【日 時】 2023年10月11日(水) 

 

【参加者】 Ts本、K川、K藤、Y口、Nま、Hま

 

【行 程】

駐車場(08:15)・・・真砂登山口(08:30)・・・徳助の頭(10:00)[休憩 10分]・・・小大日山(10:45)・・・加賀大日山(11:45)[休憩 25分]・・・加賀甲(12;50)[休憩 5分]・・・真砂登山口(14:50)・・・駐車場(15:00)

 

 

 

 

【報 告】

 しばらく不安定な天気が続いたが、秋晴れの予報となった11日、福井県勝山市の北西にある加賀大日山への登山にでかけた。登山口駐車場までの林道は途中工事中で、基本的には通行止めだったが、工事の隣を通らせてもらった。泥ドロの坂道を下って登山口に向かったが、帰りは上れないのではないかと心配。(帰りには坂をならしてもらえたようで、上がることができたが、車はハネが飛んで泥だらけだった)

 駐車場からしばらく歩くと洞川登山口との分岐、ここで左に曲がって徳助新道の登山口から登り始める。徳助の頭までは結構な急登が続く。息を整えるために立ち止まると、ブナ林を抜けて吹く風が心地よく、日差しも木もれ日のため柔らかい。

 徳助の頭では眺望が開け、北にこれから登る小大日山、大日山と加賀甲、西に日本海方面などを望むことができた。

 そこからかなり下って、また登りかえしてピークを越え、さらに登ると小大日山。ここからは小松方面の海岸線も間近に見え、北には白山の姿も。大日山の山頂もいよいよ迫って見える。やや緩やかになった登山道を1時間ほど登ると加賀大日山の山頂。途中で逆方向から登山者一人と出会った。どこからどこまで歩くのか、車は私たち以外なかったので、北東の新保登山口あるいは小松方面からだろうか。

 山頂は良い天気で眺望抜群、白山をはじめ、先日登った大長山、荒島岳などの山々がよく見える。足下には青紫のリンドウの群落に花が咲いている。ここで昼食休憩。ほどよい日差しと爽やかな風の中しばしゆったりと過ごした。

 下山は甲小屋めざして進む。大日山を少し下ったところから見た笹原と低木に彩られた加賀甲山の美しい姿が印象的。加賀甲への登山道では、左手に越前甲が見え、その麓に勝山の町並みが広がっていた。恐竜博物館の銀色のドームがすぐ間近だった。

 加賀甲大日山避難小屋は古びてはいるが、ストーブなども置いてあり、使い勝手の良さそうな小屋。トイレブース?らしいものもあったが全く使えない。

 加賀甲からは急坂の下り。前日の雨もあって、石や土道、木の根はとにかくよく滑る。バランスを崩さないように慎重に下る。登山道の近くにあった杉の大木の皮がたくさん剥がされていて、熊か鹿かと想像しながら歩く。緩やかかと思うと小さな沢を渡るところもあり、最後の登山道までの急坂をこなして、2時間ほどで洞川登山口に着いた。後は林道跡を20分ほど歩いて駐車場まで戻った。

 紅葉は山頂付近で少しだけはじまったところで見頃はもう少し先だが、晴天下、石川・福井県境の両白山地での初秋の風情をたっぷりと味わうことができた大日山山行だった。