個人山行 登ってみなけりゃわからない。音羽山群、本宮ノ峰、醍醐山、経塚山、笠取山へ

 2023年7月7日(金)晴れ 

K原(L)、N西

 

【コースタイム】

①7:45西笠取登山口(185m)―8:40本宮ノ峰(476.1m)―9:15開山堂―醍醐山(454m)―10:15西笠取登山口  距離5.8km  登り562m 下り552m

②10:40ムネの峠(291m)―11:05経塚山(490m)11:15―11:40ムネの峠(車移動)

③12:05笠取山登山口側道(314m)―12:13笠取山(370m)―12:25西笠取登山口 清瀧宮で昼休憩

  音羽山群の山々によく登ってきましたが、山続きの醍醐山周辺の山々へはほとんど登ってませんでした。宇治市西笠取の周りにある経塚山、笠取山、本宮ノ峰へ登る計画を立てました。暑い日で午後からは曇りのち雨なので、午前中にほとんど全部登るつもりでした。

 西笠取の醍醐登山口から登り始めた頃既に蒸し暑く感じ、先が思いやられました。尾根に上がって少し吹いてきた風に心地よさを感じながら、いくつかアップダウンを越え、本宮ノ峰山頂に近づいた時に初めて人に会いました。75歳の男性一人で、8時半頃にここに登って来るとは「もの好きな人もいるもんだ」と思いました。醍醐山を経て登山口に降り、次の経塚山の登山口へ移動し、巡視路を辿って30分ほどで山名板がある山頂に着きました。また戻って車で笠取山山頂付近の道に停めて登れそうなところを探すと、やはり踏み跡と標識テープがあり、山頂には山名板もありました。

 経塚山でも笠取山でも誰にも会いませんでしたが、時折は「もの好きな人」が来ているようです。私もその「もの好き」の一人か・・・。(K原)

 

 先日の音羽山ハイキングで、西千頭岳の南に490mの山があることを知った。地図には山の名前は書いていないが「経塚山」と言うらしい。西千頭岳から行こうと試みたが登山道がないため諦めた。別の場所からアプローチしている記録があったので、再び経塚山に行ってみることにした。

 リーダーからコース予定を聞いたが、文字で見ているだけではどこを歩くのかイメージできない。地図に明記されておらず、登山道があるのかもわからない山に、そもそも行く必要があるのかとさえも思ってしまった。どうやら、リーダーは昔から山と名前のつくところには行きたい性分のようだ。

 まずは本宮ノ峰を目指す。山に入るところで今にも壊れかけの木橋を渡らなければいけないという難所に遭遇。橋を渡ると雰囲気のいい登山道がある。陽が当たらないのだろう、登山道は濡れている。川のせせらぎと風が心地よい。暫く歩くと登山道脇は広範囲に石垣が残っている。道標の石碑があり、中腹には清瀧宮の鳥居もある。登山口から約1時間で本宮ノ峰に到着。誰にも会わないと思っていたが、横峰峠から来たという短パンにトレランシューズの75歳のハイカーに出会った。続いて醍醐山に向かう。時間が早いせいか開山堂、醍醐山にも誰もおらず静寂を感じることができた。青空と新緑がとってもきれいだ。登山口に戻り、経塚山登山口のムネの峠まで車で移動する。

 ムネの峠に駐車し経塚山へと向かう。登山道には昨夜掘りましたと言わんばかりのイノシシ君の堀跡がたくさんある。登山道は風が通り心地よく、西千頭岳から経塚山にアプローチするより良さそうだ。登山道を歩き進めると、階段があり鉄塔が見えてきた。地図には標高しか書かれていないが、鉄塔を少し過ぎると「経塚山」の表示がちゃんとあった。風がとおりとても気持ちのいい山頂だ。山頂から北へはどこまで登山道があるのだろか。続いて、最後のミッションの笠取山へ。こちらは山の側道に駐車し、山頂まで10分もかからなかった。近くに射撃場があるようで銃声が鳴り響いていた。

 ひっそりとした雰囲気のいい清瀧宮で昼休憩にした。珍しい狛犬さんがいた。地図には名前のない山も、行ってみると登山道もあるし、山頂にはちゃんと表示もあった。人が歩いていないので、静かでいい雰囲気のお山であった。まさに、”山は登ってみなけりゃわからない”ですね。(N西)