個人山行 八ヶ岳ブルーの北横岳

【山行日】2023226日(日)晴天

【メンバー】T中(L)、T田(SL)、N堀(記録)

【コースタイム】9:00 北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅―9:13 ロープウェイ山頂(坪庭)駅―9:45 坪庭―10:21北横岳ヒュッテ10:36―10:46北横岳南峰―11:05北横岳北峰―11:37北横岳ヒュッ12:23―13:06ロープウェイ山頂(坪庭)駅

晴れ渡る青空の下、計画より早く北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅(1,771m)に到着。9時から乗車チケットが販売されるので少し屋内の待合室で準備を整えていると、すでに列ができていた。ロープウェイは定員80名で乗客は皆それぞれが楽しみたいスノーボードやスノーシューなどを持って乗車。かなり混んでいたが約7分で坪庭駅(2237m)に着く。本格的な雪山は初めてで、天候と服装がうまくマッチするか心配だったが、事前のリーダーのアドバイスを参考に各自準備し、そしていざ外へ。少し素手で作業をすると手がすぐに冷たくなるので手袋をはめたりはずしたりしながら衣服を調整した。駅を出てすぐ目の前に広がる坪庭はほぼ平坦な歩きやすい散策周遊コースとなっており、しばらく登山靴のまま雪を踏みしめて歩いた。麦草峠方面の雪景色が美しい。少し行くと急登があるので、その手前でアイゼンを装着。スノーシューを持ってきたが、雪質が少し硬く踏みしめられているのでアイゼンの方が登りやいというリーダーの判断。このおかげで相当体力を温存できた。道は狭いところもあるが歩きやすく、登りもそれほどきつくはない。しかし標高が高いのでその分少し息が荒くなる。凍った針葉樹の中をぬけると北横岳ヒュッテに到着。ヒュッテは閉まっていて中に入れないが、横にある有料トイレは使用可能。外に少しテーブルと椅子がありそこで休憩ができる。ここから再び樹々の間をぬっていくと眼界に360度の美しい雪山景色が広がった。横岳南峰、到着である。紺碧の空に雪化粧した中央アルプス、御岳が眺められ、最高の景色であった。風は冷たく時折強かったが、清々しく、登頂した感をもたらした。しばらく眺めに見入っていたが、今度は北峰へ。5分ほどで到着。こちらも美しい眺め。極上の雪景色を楽しんだ後、名残惜しいが、風を避けて昼食をとるためにも再び南峰へ戻り、北横岳ヒュッテへ。そこで美味しい出来たておぜんざいとお団子をいただき、ほっこり。身体も温まり、山頂駅に向かう。下山途中の眺めも素晴らしく、帰りのロープウェイは空いていたので、最後に景色を再び堪能することができた。スノーシュー個人練習の間待って下さったり、共に雪に寝転んだりと終始楽しく過ごしていただいたお二人に感謝したい。雪山に抱いていた恐怖心が完全に払拭された山行であった。(N堀)

 

 

 

1週間前から天気予報を気にしながら、晴れますようにと思い続けての当日。
この日は夜中3時出発。高速道路で夜明けの空を感じ、朝日がオレンジに輝くのを見て今日は晴れる!と、3人で確信しました。

八ヶ岳ブルーと言われる意味がわかるほど真っ青な空で吸い込まれそうになります。2000m越えの山は初めて、
とにかく私には見る景色が初めてづくしでした!
片栗粉を踏むような感触、歩くたびにふーふーはーはー、と、すぐ息切れして、これが高山病?あとの2人は平気っぽいし、私だけ?慣れない初心者はこうなるんだな、と、痛感しました。思ったより人は多く、登山道は狭くてすれ違いもギリギリのところがありました。山頂からの眺めは想像を超えるいい眺め!神々しい山々。中央アルプス、南アルプスなどが見えました。ホントに感動です。いつか挑戦したいと心に決めました。

山頂ではせっかくなので、と、若者たちの真似をして、N堀さんと山頂ジャンプ!をしたり、人間魚拓を作ったり、(あ、雪質が硬くてカタチはできませんでした)、またリーダーから雪山についての知識も少し教えてくださり楽しい一日でした。一年分の晴れ女の運を使い切ったような快晴の天気に恵まれてホントに楽しい山行でした。(T田)

 

日程だけ決めて、行先は天候で判断。冬型の気圧配置で強風の心配はあったが、雪山入門コースで大人気の北横岳は最高でした。(T中)