日 時】2023年(令和5年)1月31日(火)
【天 気】小雪のち曇り時々晴れ
【参加者】Y森(CL記録),K澤 O本紀 S口,A元,Hまの6人
【データ】距離11.9K 累積標高差1,018m 行動時間6時間27分
【コースタイム】
8:29二の瀬バス停(174m)→9:15夜泣峠(375m) →9:45向山(426m)9:55→10:52洛北発電所近く
(118m) →11:34トレイル案内板(盗人谷入口)11:36→12:32小峠(396m)昼食12:57→
13:07氷室町の氷室跡見学(370m)13:22 →13:26氷室神社(373m)13:30→14:05京見峠(373m) →14:56鷹峯源光院前バス停(152m)
~ 冬の雪道、嬉しさ楽しさあるも、後半は雪に苦しむ~
【内容】
朝、家を出る時に降っていた雪は、出発点の二の瀬バス停に到着しても降っていた。鞍馬寺の近くともなれば雪の量は大津より多い。だが粉雪だ。木々は
雪を纏い美しく輝いている。そんな中出発。今日は2度の山登りが待っている。
まずは、第一部の始まり、夜泣峠までの約200mの登りです。道はジグザグにつけられているので急斜面でも登れます。道はだんだんと雪深くなり高度を
上げていく。周りにはモミジ、椿、アベマキ等の木々が生えていると本には書いてあったが雪がのっていて全くわからない。でも雪景色の中を歩いている
という嬉しさはある。さて30分程で夜泣峠に到着。この峠の名前は、惟喬(これたか)親王の乳母が、この峠の松の樹皮を親王の枕下に置いたところ泣き
止まれたという伝説からつけられたようでである。小さな峠でしたが。
一休みして出発、ますます、雪は深くなり、木々は雪を乗せてアーチ状に曲がり、その下をトレイルは続きます。向山に到着する頃には20センチの積雪
になっていました。向山山頂からの眺望はありません。
ちょっと休憩して先へと進みます。ここからは緩やかに長い下りが続きます。進むにつれ積雪量が減ってきます。二の瀬では登山口でも相当積もっていま
したが、この辺では、木々の上に積もっている雪は少なく、風向き、斜面の向き、標高などで全く違うのだと知りました。
皆さん雪景色に終始ルンルン気分でした。ここまでは。
1時間以上歩いて洛北の発電所近くに到着。ここから、地獄の第二部の始まり。ここでは、盗人谷(ぬすっとだに)を登るのですが、ただでさえ、台風等の
影響で倒木が多く荒れているのに、雪は、道を覆い隠しわからなくしています。そのうえ、穴が開いている所も。足元は、積雪で木なのか土なのか岩なの
かもわかりません。テープや案内はあるのですが、そこまで行くのに、どこをどう通れば行けるのか? K澤さんの活躍とメンバー全員の目で、雪で隠さ
れた道を探します。難所が3つ程ありましたが、ようやくクリアして小峠に12時半に到着。ホットしました。しかし「盗人谷」の由来は、どこからきたの
か? 帰宅後調べると、昔、この辺りに盗賊が隠れ住んでいて、夜になると京の町に下りて盗みをしたからとか、いかにもあるような伝承である。
さてここでお昼とします。ベンチはあるけど、真っ白な雪がのっています。。ここで、ビューポイント(賀茂川から東山方面の眺望が良い)に行くかどうか迷
ったのですが、そのために時間をとるのは、この雪でどうかと思ったので、行かずに氷室へとむかうことにしました。
氷室跡を氷室地区の住民の方に場所を教えて頂き見てきました。往復15分くらいでした。積雪の中3か所窪地がありたぶんここだったのだろうと思いま
した。氷室(ひむろ)とは、山間部の地下などの涼しい場所を利用して作られた自然の冷蔵庫で、冬にできた氷を夏まで保存しておく保管庫です。昼間で
も日の当たらない山の谷間など、気温の低い場所に穴を掘り、カヤなどで作った屋根をかけた簡単な造りのものでした。1600年前から作られていたよう
です。ここには京都市のりっぱな石碑があり、隣にご近所の方が作ってくださった案内板もありました。場所を教えて下さったSさんありがとうございま
した。さて近くの氷室神社へ参拝へと進みます。神社前で、私が写真を撮ろうとした時、溝にはまってしまい、足を少し濡らしてしまいました。雪が溝を
覆い隠していたのです。怪我無く良かったです。
氷室地区からはもうずっと車道歩きです。どこからか犬がきてしばらく一緒に歩き、またどこかに消えていきました。京見峠では「京見峠茶家」と書かれ
た家がありましたが、もう閉鎖になっているようでした。この長坂古道(京都トレイルではない)を歩いて下山します。
15時前に鷹峯源光院前バス停に到着、今日は皆様、お世話になりました。疲れましたね。ゆっくり休みましょう。第一部と第二部の差は大きかった。
終わってみれば楽しい思い出の方が勝っていました。 次はこの長坂古道を登るのか・・・ (-_-;) (記 Y森)