【 日 時】2022年12月10日(土) 晴れ
【メンバー】K原(L・車)、K口、K川、M内、Oちゃん、N西(感想)
【コースタイム】
10:55太山寺登山口―11:55阿弥陀山山頂12:45―13:55高面山山頂―14:55太山寺登山口
ポカポカ陽気に誘われて、比良最北端の阿弥陀山へ。阿弥陀山とは何ともありがたい名前だ。登山口のすぐ近くには、古民家風のカフェとギャラリーがある。登山口には1台も駐車していない。11:00から登山を開始するので、お散歩程度のさくっと登れてしまう山なのだろうと思っていた。
太山寺登山口から石仏が祀られている正規ルートではなく、ポイント338を目指す尾根を登ることにした。理由は2つ。その方がショートカットできるから。2008年の地図にはその道が書かれていたから。恐らくこの辺だろうと思われる所から山に入っていく。踏み跡があるような、ないような道だ。雲っていたら薄暗い道であるが、今日は小春日和で、針葉樹から差し込む日差しが明るく気持ちがいい。シダが生い茂り、イワカガミが群生している。登山道はなくなり、ポイント338を目指して直登する。しっかりした木があるので、それにつかまりながら登っていく。予定していた尾根の北側を直登したようで、結果、ポイント338は踏まずにその先の尾根に出た。ぱっと明るくなり視界が開け、琵琶湖の対岸に伊吹山、霊仙山が見える。ここからは尾根沿いの歩きやすい登山道で気持ちがいい。敷き詰められた落ち葉の上を歩いていく。予定通り登山開始から1時間で阿弥陀山山頂に到着。
ゆっくり昼休憩をして、八田谷越方面へと少し歩く。昔は材木を運ぶために歩かれていたのだろう。“木馬道(きんまみち)跡”と書かれた表示がある。自然林の気持ちのいい稜線を歩いていくと、防衛庁の管轄区域に入っていく。基地だろうか、立ち入り禁止の柵がある。この辺りで阿弥陀山山頂に引き返す。阿弥陀山山頂から北東の高面山(たかつらやま)方面へと下る。急坂だが比較的新しいロープがあるので、それを頼りに256mまで下る。ここまできたら高面山はすぐそこだ。登山道はなさそうだが、標高も高くないので歩けそうな気がしたが、そのように見えただけで、結果藪漕ぎとなった。高面山山頂には比較的きれいな表示板があり、記念撮影をして下山する。歩きやすそうなところを探して下山するが、倒木とトゲのある枝に難儀することとなった。すぐ下の林道に降りる2m程度の斜面が崩れやすく難所であった。Oちゃんは怖かったことだろう。怪我なく下山できてよかった。ここからは林道に沿って登山口へ戻る。
ひとひとり、動物一匹にも遭わなかった。太山寺登山口から石仏の祀られている登山道から登ると、歩きやすい道なのだろう。イワカガミの咲く頃にはまた違った景色が楽しめるだろう。高面山を除いては、静かな山歩きが楽しめるの穴場スポットではないだろうか。お勧めしたいコースである。