2022.11.18 金曜 晴れ
●参加者: K内(記録・車軽)、他1人
●コース・タイム:5:00大津発→6:30熊川宿→7:00JR小浜線美浜駅→(コンビニ7:30)→松屋
→粟柄関所跡→赤坂山登山口→8:15折戸谷林道P(送電線下広場)8:30~枝谷出合~9:20新庄乗越
~9:50・661~(谷源頭をトラバース)~鞍部11:35~11:50風況観測機12:30~12:45・806
~駐車場所14:35→粟柄関所跡→15:10松屋→15:30JR美浜駅→16:10熊川宿→(R161)→18:50大津
●記録:朝日新聞記者N山さんを案内して、久しぶりに野坂の風力発電計画地に入った。崩落のため通れなかった林道も通行可。路上に落石があったが、何とか折戸谷林道終点まで行くことができた。林道途中の広場に、鉄パイプなどの資材がヘリコプターで降ろされていた。(関電用?)
本流も枝谷も水量は少なく歩き易かった。葉を落としたブナ林の中、赤や黄色のモミジの彩が美しい。・806ピークを間違えるなど、考えられない道迷いをして、1時間近く浪費した挙句、正午に目的の風況観測機着。N山さんはカメラやビデオで丁寧に観測機周辺と伐採された木々を撮影。ついでに観測機と伐採巨木をバックに取材を受けた。
観測機と・806の間は、夏場なら低木のブッシュで道が分かりにくいのだが、冬枯れのこの時期、足元もピンクリボンも良く見え歩き易かった。ただ・661より下では鹿の食べないエゾユズリハが繁り、何度か違う尾根に入りかけた。
今日中に東京に帰りたいというN山さんを3時半に美浜駅で降ろし、熊川宿経由、R161で大津へ。土日ではなかったが白髭神社付近が大渋滞。1時間以上帰宅が遅れた。金曜日でも要注意です。
●感想:
〇工事進捗状況・・作業道を伸ばすためのピンクリボンが、・661~・806、観測機周辺、芦谷山(・866)へ向けて、うるさいほど付けられていた。作業の速いGPIのことだから来春には道ができているのではないかと懸念する。
〇質問に答える形で、取材を受けた。CO2削減のために木を切ることの矛盾。電力消費を抑えるために自分たちの生活を見直すことが先決ではないか、という話はOKをもらえた。
尾根上の木を切ることで地元の土砂災害の危険が増す、低周波による健康被害が起きるかもしれない、など風力発電の負の部分がちゃんと住民に説明されていないこと。福井県という原発依存県での反対の動きの難しさ。他府県の者がいくら声を挙げても、行政にも地元新聞にも取り上げてもらうのは難しい、ことなどは、全国紙では書いても共感は得にくいらしく、話は聞いてもらえたが取材内容には多分入っていない。(笑)