【日 程】
2022年8月6日(土)(午前中は晴れ、午後曇り)
【参加者】
T本、他2名
【行 程】約19.5km 上り:約1,498m 下り:約1,498m
荒川登山口(06:10)・・・小杉谷橋(06:55)[休憩 5分]・・・楠川分れ(07:30)[休憩 5分]・・・大株歩道入口(08:40)[休憩 10分]・・・ウィルソン株(09:15)[休憩 15分]・・・縄文杉(10:45)[休憩 10分]・・・ウィルソン株(12:20)[休憩 20分]・・・大株歩道入口(13:20)[休憩 5分]・・・楠川分れ(13:55)・・・小杉谷橋(14:45)・・・荒川登山口(15:35)
【報 告】
(大勢の人が縄文杉に会いに)
屋久島で縄文杉を見に行こうとハイキング山行を計画。朝3時半に起きて4時に宿を出て、屋久杉自然館に向かう。4時40分頃バス停に着いたがすでに大勢の人がバス待ちをしていて5時のバスには乗れなかった。次のバスが5時半に出るということで、ここで朝食弁当を食べる。その間にも続々と登山客が集まってきた。この時期の屋久島は夏の観光シーズンで人気だが、やはり縄文杉はみんなが一目見たいと会いに来るスポットだ。
(長いトロッコ軌道歩き)
6時過ぎに荒川登山口に着きトイレを済ませて歩き始める。トロッコ軌道の真ん中に滑り止めの溝を刻んだ板が敷いてあり、その上をトントンと歩いて行く。トンネルがあったり、手すりのない橋があるなど変化があって楽しいが、6、7キロはこのような道が続く。一体何枚の板が敷かれているのか、整備していただいた方に感謝。45分ほど歩くと旧小杉谷集落跡。小学校の跡地付近で休憩する。案内板に昔の写真などがあり、屋久杉で栄えていた時期の集落の様子がうかがえた。さらに進んでいくと白谷方面への分岐、三代杉を経てトロッコ軌道の終点、縄文杉への大株歩道入口に到着する。
(大きな杉の木を見ながら縄文杉へ)
大株歩道入口から登り始めると、やや急登のゴロゴロとした岩の間を登っていく。しばらく登ると広い空洞があるウィルソン株。ある場所から見ると上の空洞がハート型に見えるということで、人気の撮影スポット。それにしてもこれほど大きな切株跡がどのような大木だったのかと想像し、それがまた江戸時代から今日まで残っていることに自然のすごさを感じた。その後も大王杉や多くの大杉を間近に見ながら、縄文杉に着いた。
縄文杉は展望台の上からしか見ることはできなかったが、樹齢2千年から7千年とずいぶん幅のある推定樹齢だが、長い歴史を刻んだ大木だということはその風貌でよくわかった。
縄文杉近くの休憩台は登山客でいっぱいだったので、しばらく下ったところで昼食休憩にした。
(登山道近くに猿や鹿が)
登りの登山道ではすぐ近くに猿が出てきてキノコを食べていた。人が通っても逃げないし、穏やかに過ごしている。また、下りの登山道でもすぐ近くの崖の上に小さな屋久鹿が木の葉を食べている。こちらも逃げようとしない。豊かな自然の中で猿や鹿も人を自然の一部として受け入れている、このような関係が続くように人間の側が自然を護っていかなければと強く思った縄文杉を訪ねる山行だった。