【日程】2022年(令和4年)6月28日(火)~30日(木)
(前昼発テントと車中泊、民宿一泊)
【メンバー】Y森(CL、企画) Nま A見 の3人
【行程/コースタイム】
■6/28(火) 天気 晴れ 現地まで車で行くだけ
■6/29(水) 浅草岳(1.585m) 天気:晴れ、稜線上はやや風あり、
【データ】距離14.7K 累積標高差登り1,650m 行動時間 10時間35分
【コースタイム】
5:24浅草岳六十里越登山口P(750m)発→6:33マイクロ中継局(1,125m)6:39→
7:43南岳(1,354m)7:54→8:38鬼ケ面山(1,465m)8:45→9:13北岳(1,450m地点)9:20→
9:46狢沢カッチ(1,452m)9:56→10:40前岳分岐(1,500m)10:46→
11:06浅草岳山頂(1,585.4m)昼食11:36→11:50前岳分岐→12:26狢沢カッチ12:37→13:01北岳(1,450m地点)13:10→13:35鬼ケ面山13:52
→14:24南岳14:33→15:07マイクロ中継局15:19→15:42小さな谷川(865m)15:48→16:05浅草岳六十里越登山口P着 ・・・民宿へ
■6/30(木) 守門岳(1,893.6m) 天気:ガスと後曇り 下山後晴れ
【データ】距離 9.6K 累積標高差登り 1,140m 行動時間7時間半
【コースタイム】
4:30民宿才七5:00発→5:50保久礼守門岳登山口6:07-→6:10保久礼小屋→6:54キビタキ避難小屋水場→天狗清水→8:07大岳8:23→
9:08大岳分岐→9:31青雲岳→9:45守門岳(昼食)10:21→青雲岳→大岳分岐→11:29大岳11:50→天狗清水
→12:27キビタキ避難小屋水場→13:10保久礼小屋13:21→13:24保久礼登山口着
【報告】
6/28(火) 天気 晴れ 現地まで車で行くだけ
大津から、名神・北陸道を走り、親知の海岸を車窓から眺め、新潟県の浅草岳の麓、いりひろせ道の駅へ、駐車場は空いていたが、暑い。
ここで、テントと車で泊。朝方には涼しくなった。4時前起床。もう明るくなってきていた。
6/29(水) 浅草岳(1.585m) 天気;晴れ、稜線上はやや風あり、
ヒメサユリ咲く浅草岳に一度は見たいと数年前に計画するもその年は雨で中止。やっと今年実現。しかし、まさか梅雨が明けるとは思っていなかった。
暑さに耐えられるかが課題。
早朝、道の駅を出発、浅草岳六十里越登山口まで車で20分程だ。駐車場には、車は数台のみ。六十里トンネルは現在、福島県側で崩落個所があるため、
通行止めになっている。そのせいで登山客が少ないのだと思う。このルートは浅草岳ルートの中では一番長く普通なら避けたいところだが、
一番ヒメサユリが多く咲くルートなので外せない。天気も良いし、眺望も見込まれるので、頑張って行きます。
駐車場より80m程戻ると登山口です。登山ポストもあります。入口は、細いですが、少し行くとしっかりした道になります。
ここより、南岳までは、背丈を越える木々があり日差しが遮られ助かりました。
60m程の急登を終えると右へのトラバース道、そしてまた急登約200m、登り切るとマイクロ中継局が立っている台地に到着。
しかし、6時半といえど、もうしっかり日光に当たります。ここからピークピークで休憩を取って行きます。南岳までは少し緩やかな道で助かります。
そして少しずつタニウツギやゴゼンタチバナ、ユキザサ等の花がでてくるようになりました。どうもここは、多雪のためか、春の花と夏の花が一緒に
見られるようです。風が通らず暑いです。ようやく南岳に到着。写真が趣味という方がいらして、ここから見える山々を教えて下さいました。
越後三山、平ケ岳、燧ケ岳、日光白根山も見える。山頂での写真撮影を終えて、さあ、ここからいよいよ、鬼ケ面山までヒメサユリロードです。
右に左に今が盛りといっぱい出てきます。一本に8個の花をつけているのもあります。ササユリとはまた違い、ひと周り小さいですが、花の色が濃い
ピンク(咲き始めは)です。最高の天気と眺望、咲き誇るヒメサユリに大感激です。とっても嬉しい道ですが、実は右手が断崖絶壁となっていて、
すごく危ない道なのです。雨では、危険度が大です。
そして北岳から先が、しんどい区間、何回もアップダウンがあります。でもニッコウキスゲやエンレイソウ、紅サラサドウダン、ギボウシ、アザミ等、
春、夏の花がバラエティーに咲きだしています。もちろんヒメサユリもまだまだ出てきます。
そしてやっと前岳分岐に到着、この先雪渓が残っていますが、2本ストックで慎重に歩けば登れました。雪渓は涼しいです。
雪渓が終わると木道が引かれています。木道脇にはワタスゲが咲いています。
11時過ぎに山頂に到着。眼前には、明日登る守門岳が。越後三山、燧ヶ岳も目をひきます。眼下には、田子倉湖が見えます。ここで昼食にします。
弱い風もあり、時々雲が日差しを遮ってくれてうれしい。
山頂で十分景色を見て下山にかかります。同じ道のピストンですから、アップダウンありです。
帰り道からは、丁度、断崖絶壁のルートが目に入ります。帰りは、左側が切れ落ちています。疲れもあるし、十分気を付けて下りていきます。。
ふと気がつくと水分ぎりぎりです。皆さん2Lは持ってきたのですが、それでも足り苦しいです。水分は、計算して飲み、残しながらの下山です。
ピークピークではえらいので休憩を取ります。日陰があると休憩も長くなります。マイクロ中継局で、ほとんど水はなく登って来た時にあった小さな谷
川を思い出し、そこで一息つくことにしました。この水で顔を洗ったり、水を飲んだりして恵みの水でした。16時過ぎ駐車場に到着。お疲れ様でした。
本当に疲れました。やや熱中症ぎみです。
15分ほどで、民宿「才七」に到着。山菜料理とコロッケがおいしい。冷房も良く効いてとっても良いお宿です。朝食は4時半からでも用意して下さり
翌朝の予定も遅れずに行けました。雨はいやだけど、夏の日差しも強敵でした。無事に下山でき良かったです。ホッとしました。
記 Y森
6/30(木) 守門岳(1,893.6m) 天気:ガスと後曇り 下山後晴れ
民宿を出る時は空は厚めの雲が覆っている。整備された林道を走り、登山口に到着。すでに3人が登り始めるところ。登り始めたら晴れてくるだろうと
思いつつ、登山口を出発する。
いきなりの長い長い階段が続き、ようやく見事なブナの群落の中にあるキビタキ小屋前の水場に到着。昨日の反省もありしっかりと冷たい水を確保す
る。そこから大岳までの道は、ずーっと樹林の中で展望もなく、花もなく、しかも粘土質で所々、ぬかるみもあり、とても歩きにくく閉口する。
やっとこさ着いた大岳もガスの中で展望はまるでない。昨日、浅草岳に対面していた守門岳を思い出し、たぶんこの辺りに浅草岳が見えるだろうと想像
しながら、青雲(あおぐも)岳を目指す。
大岳から青雲岳は標高差100メートルの厳しいアップダウン。途中、昨日同様のヒメサユリやニッコウキスゲ、ゴゼンタチバナなど様々の花が
咲き誇り、雪渓から吹き上がる風が涼しい。
青雲岳から守門岳への道は一部、木道が整備されていて比較的歩きやすかった。
守門岳もやっぱりガスの中。先に着いたハイカーが晴れるのを待っておられたが、我々は食事のあと、記念写真を撮って早々に往路を戻ることにする。
キビタキ小屋あたりから雲が晴れ青空がのぞくが、同時に強い日差しと蒸し暑さを感じる。保久礼小屋前の湧き水で靴の泥をぬぐってから駐車場に到着
した。
晴天の下、狭く切り立った稜線を歩いた昨日の浅草岳とは全く対照的な守門岳登山でしたが、花々が評判どおりの美しさで、本当なら梅雨の最中、雨に
降られず登れたことと長い道中(7時間!)を無事帰ってこれたことに感謝感謝でした。 記 A見