【日程】2022年(令和4年)6月11日(土)~13日(月)2泊3日
【メンバー】 Y森 Nま S口 K西の4人
【日程】
★6/11(土) 天気 雨 距離0.9K 累積標高差登り250m 下り15m
12:30リフト乗り場(見ノ越駅)→12:50リフト下り場(西島駅)
→13:45剣山山頂ヒュッテ
★6/12(日) 天気 ガスと強風、後晴れ
距離15.5K 累積標高差登り1,434m 下り1,471m
5:55剣山山頂ヒュッテ発→6:00剣山山頂(1955)6:05→
7:05次郎笈(1930m)7:15→8:25丸石(1684m) 8:28→9:00丸石避難小屋
9:10→9:58高ノ瀬(1741m)10:02→12:20白髪避難小屋(昼食)13:05→
14:00カヤハゲ(東熊山1720m)14:05→15:17三嶺山頂(1893.m)15:23→
15:35三嶺ヒュッテ(避難小屋)着後水を汲みに行く
★6/13(月) 天気 晴れ
距離8.5K 累積標高差登り511m 下り1,216m
3:45起床― 5:00三嶺避難小屋を出発→6:50西熊山(1816m)→7:15お亀岩(1696m)
→8:15天狗塚(1812m)→10:15天狗塚登山口着→11:00奥祖谷二重かずら橋→12:00見ノ越第一駐車場
6/11(土) 天気 雨 距離0.9K 累積標高差登り250m 下り15m
【コースタイム】 12:30リフト乗り場(見ノ越駅)→12:50リフト下り場(西島駅)→13:45剣山山頂ヒュッテ
【内 容】
11日の四国の天気予報は...昼前後から雨 大津から淡路・徳島へと向かうとやはり雨が降りだした。
心積もりはしていたのと今日の行程は40分歩くと剣山頂上ヒュッテに着くので気が楽。幸い屋根のある駐車場に車を
停めて腹ごしらえ&準備をしてリフトで山上駅へ。とはいえテント泊の装備程では無いけれど避難小屋での装備なので
何かしら重たいリュック、雨の降る中リュックを抱えての15分のリフトは長~い。
西島駅を降りて周りの景色も見えぬまま、風も吹いて無言で歩くにも関わらず路も歩きやすかったのか
(風は強かったけれど)思いの外、早い感じでヒュッテに到着。
リフトの券をみせると割引がありおまけにステッカーもどうぞ。と頂きました。ヒュッテは綺麗で乾燥室もあり
6回流すだけ(限定)ですが檜風呂もあり(流すだけでも気持ち良かった)小屋は充実しています。
食事も美味しく頂きお蕎麦やこんにゃくのカラシ酢味噌和え、特にアマゴの2度揚げ唐揚げは香ばしくグーでした。
それとゆず皮の甘辛煮もデリシャス! 今日は強風で外にも出られずヒュッテで過ごした事がメインですネ。
スタッフの方々も親切でした。
明日お天気が回復に向かう様。そして強風が早く収まる事を祈り「次郎笈」の縦走路を楽しめたらいいなぁ
(お昼過ぎには強風は収まるとの事 微妙なお天気!) 記 K西
6/12(日) 天気 ガスと強風、後晴れ 距離15.5K 累積標高差登り1,434m 下り1,471m
【コースタイム】 5:55剣山山頂ヒュッテ発→6:00剣山山頂(1955)6:05→7:05次郎笈(1930m)7:15
→8:25丸石(1684m) 8:28→9:00丸石避難小屋9:10→9:58高ノ瀬(1741m)10:02→12:20白髪避難小屋(昼食)13:05→
14:00カヤハゲ(東熊山1720m)14:05→15:17三嶺山頂(1893.6m)15:23→15:35三嶺ヒュッテ(避難小屋)着後水を汲みに行く
【内 容】
早朝6時前に出発。昨日の強風はまだ続いている。剣山山頂(1,955m)はガスと強風、次郎笈なんて全く見えず、
三角点で写真を撮るだけで先へ進む。かなり急な岩場の下りが続く、登りに転じても風は収まらない。
次郎笈に到着しても何も見えない。風を避けて休憩。何も見えないのでどんどん進む。丸石あたりから、少し風が弱まる。
木々の稜線を進んで行くと丸石避難小屋があり休憩する。小屋内でかずら橋から登ってきた男性に会う。
これから剣山に行って下山して、バスで戻って車で帰るという日帰りコースらしい。土日だけバスがあるとのこと。
ガスも少しずつ取れ始めてきた。高ノ瀬への登りはきついが、まだ前半戦だ。高ノ瀬山頂を過ぎると、
天気も回復してきて青空も出てきた。笹原の中をやっと気持ちよく歩くことができた。
平和丸手前で、2テンのポールが落ちているのを発見。通りすがりのお兄さんに剣山山頂ヒュッテまで持って行ってもらうことに
した。しばらく笹原の稜線が続きやっと山を楽しむことができた。鹿からオオヤマレンゲを守るため、
ずっとネットが張り巡らされている。これから整備されるのか土壌も防護マットが置かれていた。
笹原上にも獣みち(鹿道)が無数に付けられていた。
さて白髪避難小屋手前で右手に三嶺らしき山が見える。恐ろしいほどに遠く高く聳えている。本当にあれを越えないと
三嶺ヒュッテに着けないのか。頑張っている心がゆらぐ。白髪避難小屋で昼食休憩にする。日帰りザックのパーティーに
良く出会う。重い荷を背負ってのスタイルは古いのか?
小屋出発後しばらくすると先頭のNまさんが、狸みたいな動物が横切ったと言われた。カヤハゲ(東熊山)に到着。
少し平であり、ここから三嶺は良く見える。少し進むと大きな岩が見えてきた。鎖場があって一人ずつ通過。
そこからしばらくで、三嶺山頂(1,893.6m)へ到着。えらかった。360度の景色を満喫。
しばし、ここまでの縦走路を見たり、明日行く天狗塚方面の縦走路を確認したりして景色を満喫。
避難小屋は少し下だ。さあ行こう。小屋に到着。先客は二人の女性パーティー。今夜は計6名で小屋を利用することに。
そして水場まで一緒に行くことにする。水場は、またまた大変。標高差約100m下り、ガレ場。水はチョロチョロ、
昨夜雨降ったのにこれだけ?夏場のかんかん照りは、きっと枯れていると思う。水場の往復に疲れながらも夕食を終える。
小屋の近くで鹿が鳴く。トイレは20m程離れているのでちょっと怖い。20時過ぎに就寝。 記 Y森
6/13(月) 天気 晴れ 距離8.5K 累積標高差登り511m 下り1,216m
【コースタイム】
3:45起床― 5:00三嶺避難小屋を出発→6:50西熊山(1816m)→7:15お亀岩(1696m)
→8:15天狗塚(1812m)→10:15天狗塚登山口着→11:00奥祖谷二重かずら橋→12:00見ノ越第一駐車場
【内容】
そうとう疲れていたのに熟睡できなかったが、暗い中ごそごそ起き出して準備する。寒くはない、外はガスもかかっていない。
いよいよ最終日だ。天狗塚をめざして頑張ろう。小屋で一緒だった二人のキュートな女性に見送られ、
うっすらピンク色の朝焼けの中を歩き出す。あんなにヘトヘトだったのにまた歩けるのが不思議。
最終日は一番天気が良く、四方八方に山、山、山・・。遙か向こうに出発点の剣山や次郎笈も見える。前日歩いた距離を思うと、
今日の天狗塚は楽勝かなとも思える。
進むに連れ一面に広がる笹原が美しく、遠目には手入れが行き届いた薄緑色の広大なゴルフ場のようだ。
キーンという甲高い鳴き声と共に鹿が何度か走り去る。当たり前だが、奈良の鹿とは違ってこちらに気付くと白いお尻を
揺らしながら一目散に逃げる。
西熊山まで楽勝どころか、十分に消耗する。道中、ミヤマクマザサの合間に風に耐えながらしっかり根をおろす
コメツツジが見られた。花は咲いていなかったが、米粒のように小さな葉も愛らしく癒された。
名の通りこっちを向いている大きな亀のようなお亀岩が見えてきた。
岩の下の谷あいには、ペンションかと見紛うハイカラなお亀岩避難小屋が見える。天狗塚はもうすぐだ。
天狗峠の先の分岐に重いザックを置いていよいよ最後の頂上を目指す。とがった天狗塚は下から見あげると相当険しく見えたが、
空荷だったこともあり頑張り切れた。辿り着いた山頂で360度の大パノラマをゆっくり楽しんだ。
そしてふと南側の笹原の斜面を見るとたくさんの茶色の物が点々と・・・鹿の群れだ!後から写真で数えると83頭はいた。
初めに出会った数頭のうちは可愛いと喜んでいたが、四国の山の草木も食べ尽されてしまうのではと心配になった。
ザレた長い長い下りの登山道は、疲れた膝や足首にこたえる。慎重に黙々と下り、ようやくたどり着いたゴールの登山口に
予約したタクシーが待っていた。キラキラのカボチャの馬車のように見えた。
重荷での縦走はしんどかったが、歩ききれた達成感と四国の美しい山々の魅力を満喫できたことで
とても満たされた気持ちになった。ここまで来られたことに感謝したい。
<オプション>
車を置いた見ノ越へ戻る途中、祖谷川の渓流にかかるカズラ橋を訪れた。シラクチカズラという蔓で作られており、
日本三奇橋のひとつとして知られている。一歩踏み出すたびに軋んでゆらゆらと揺れてスリル満点だった。
そして疲れた身体に自然豊かな渓谷の美しさが心地よかった。 記 S口
GPS軌跡
強風とガスの中、剣山山頂にて
強風とガスの中、次郎笈山頂にて
丸石避難小屋近くNまさん
高ノ瀬を過ぎ、稜線をゆく
やっと青空が
三嶺頂上に到着
三嶺山頂にて
三嶺ヒュッテを見下す
三嶺ヒュッテにて、出発前に
天狗峠より、天狗塚と牛ノ瀬