個人山行 鎌ヶ岳・入道ヶ岳周回 鈴鹿の2座を満喫

 

実施日 : 2022 年 5 月 29 日 (日)  晴れ

参加者 :N西、他4名

 

【コースタイム】

 

 8:05宮妻狭登山口―カズラ谷―9:40雲母峰道分岐―10:05鎌ヶ岳10:35ー10:40雲母峰道分岐―(昼休憩)―宮越山―12:25水沢岳―磐座(イワクラ)尾根―14:40入道ヶ岳15:05―井戸谷コース―16:15宮妻狭登山口

距離13Km 登り1419m 下り1425m

 

  距離と標高差のわりには、がっつり歩いた感じがして達成感のあるコースだ。

 7:40時点で駐車場には数台車が泊まっていた。夏日の予報であったが登山口駐車場は風が心地よかった。勢いよく流れる砂防ダムと、滝の川音で清涼感を感じながら登山開始。木陰から差す陽の光で新緑が輝き目を楽しませてくれる。標識に沿ってカズラ谷に入りどんどん登っていく。汗がにじんでくる。登山道は砂質のザレ場になり、更には木の根っこを掴まないと登れないような急登になり、岩道で足の置き場に注意しなければいけない箇所もあった。岩の隙間にイワカガミを発見。大きな岩がゴロゴロあり1歩が大きくなる。雲母峰分岐の稜線に出ると、鎌が岳が見え、笹道を過ぎると岩に覆われた男前の鎌ヶ岳がどーんと前に現れ、その様相に見とれる。可愛いきのこ岩にテンションが上がる。眼下に広がる絶景を堪能しながら、鎌ヶ岳山頂に到着した。山頂は人が多かった。可愛いサラサドウダンが咲く木の下の祠で、今日の山行を祈願して小休止する。

 登ってきた道を降りて宮越山に向かう。鎖場、ガレ場、岩場のアップダウンを繰り返す。鎌が岳がどんどん遠くなる。絶景と新緑に癒されとても気持ちがいい。水沢岳手前の少し開けた木陰で昼休憩とした。ここでテントを張って昼寝をしたら気持ちがいいだろうな。結構歩いた気がするのは、足場に注意が必要な岩場が多かったからだろうか。しかし、バリエーションに富んだコースは飽きることなくとても楽しい。

 

 入道が岳周回を目指して午後の部スタート。どんどん降りていく。岩場あり、枯葉あり、ガレ場ありで足元に注意しなければいけない。途中、ロープもあり、掴めるものに頼りながらアップダウンを繰り返す。水沢峠から入道が岳までが結構長い。休憩しながら無理をせずに歩く。向こうから疲労感をにじませた男性が歩いてくる。これから鎌が岳まで行くようだが、水がなくなってしまったようだ。聞くと武平峠から鎌が岳、入道が岳を周回して再び鎌が岳を経由して武平峠に戻るようだ。水分に余裕のある2人が分けてあげた。水を分けてほしいという人に会ったのは初めてだが、この男性は本当にラッキーだ。翌日、ヤマップを見ると、男性が感謝の気持ちをアップしていた。アップダウンを繰り返しながら、いよいよ入道が岳に近づいてきた。白い鳥居と雲一つない青空、360度の展望に疲れがすっと引いた。眼下には伊勢湾、四日市市街、名古屋市街も見渡すこことができた。開けた山頂は整備されていて、仰向けになったら寝てしまいそうだ。

 あとは、宮妻登山口に安全に下山するのみ。15:00でまだまだ明るい。山頂付近は滑らないように注意し、木陰の登山道に入り、どんどん下っていく。遠くに見えた四日市市街が近くなりいっきに下った感じがしたが、まだまだ標高は高い。展望が開けると本当に気持ちがいい。鋭く聳える鎌ヶ岳が見え今日の山行を振り返る。どんどん下っていき、川の音がだんだん近くなり、川の水でほてった顔を冷やしほっとした。えっ?この川を渡らなければいけないの?最後に2所の渡渉が待っていた。最初の渡渉は足元に注意しながら、バランスを保って何とか渡れたが、次の渡渉の最後でバランスを崩してしまった。やばい!落ちたくないと思い何とか踏ん張ったところで手を差し伸べてもらった。助かった~(^^;)

 10㎞ちょっとの距離であったが、ほどよい疲労感を感じていた。景色を楽しみながら、バリエーションに富んだコースはとても楽しかった。