個人山行 音羽山未踏ルート 水車谷不動尊~音羽山~鳴滝不動尊 

【 実施日】2022年4月16日(土) 快晴

【参加者】K原(CL)、N西(感想)

【コース・タイム】

 8:15JR膳所駅―鶴の里北口登山口―大津ICー9:15ピーク363―9:50水車谷不動尊―11:15路傍休憩所11:30―11:45音羽山12:25―13:05鳴滝不動尊13:40―14:30国道1号線

 

 

【感想】

  今日もいいお天気で山の神様に感謝。今日は鶴の里北側から登り大津ICの上の展望スポットに出る予定。登山口は地図で確認しないとわかりにくいが、山に入るとあまり歩かれている形跡はないが、踏み跡はあった。10分程歩くと大津ICの上に出て、心地よい風を感じながら展望を楽しむことができた。琵琶湖花火を見るには絶好のスポットだ。落ち葉の下の土は柔らかく、自然林の枝の間から陽が差し込み新緑がキラキラしていて、ミツバツツジがきれいで雰囲気のいい山道だ。登山道が明瞭ではないので途中で地図を確認しながら歩く。

 地図とコンパスでこの辺だろうという所から水車谷不動尊に向かって下る。以前も歩いているはずなのに、やけに道幅を狭く感じ、滑りやすくて若干怖かった。いっきに水車谷不動尊まで下った。ここから本日2つ目の未踏ルート。GPS上には破線も何もないが、“ここの尾根から登れないだろうか”というリーダーの提案に従う。私はこういうのが嫌いじゃない(^^;)もちろんリーダーは大好きだろう。今まで水車谷不動尊には何度か来ているが、この尾根から登ろうなんてことは考えたことがなかった。さて、どこから登ろうかと見渡すと、短い虎ロープがついている箇所がある。誰かが登っているのか。私たちもそこから登ることにするが、ロープの位置が微妙で、結局ロープは意味がなく、両手を使ってよじ登っていった。そこからも歩きやすそうなところを両手を使ってよじ登っていく。倒木は多いが、木が腐っていて体重をかける前に確認しないと危ない。

 200m程をいっきによじ登り尾根に出た。暫く歩いて、ピーク420mのところで水分補給をしていると、近くから人の話し声のような笑い声が聴こえてきた。ここまで誰に会うこともなかったし、周りを見渡しても誰もいない。空耳かと思ったが今度ははっきりと笑い声が聴こえてくる。その後も何度も聴こえてくる。今まで聴いた木の擦れる音とは違う。“誰かいるのか!?”めちゃくちゃ怖い。一人なら恐怖に怯えて耳を塞いで動けなくなっているだろう。怪奇現象だ。気を取り直して歩き始めると、道幅が狭くなり両側が谷になって馬の背のような道になる。この道は暫く続く。いつも歩いている音羽山でもルートが違うと全く違う山を歩いているようだ。 東海自然歩道に合流し路傍休憩所で小休止する。1週間前にきれいに咲いていた馬酔木の花は落ちていた。

 11:45ほぼ予定通りに音羽山山頂に到着。山頂から見える山々は緑色で、新緑に輝く季節の到来を感じる。心地よい山の風に吹かれながら、ゆっくりお昼休憩をする。山に入って美しい自然を見て、きれいな空気を吸って、休憩も楽しみながらゆっくり歩いた。

 下山は本日3つ目の未踏ルート。GPSでは破線で表示されているが果たして歩けるのか。地形を見てこの辺だろうというところでGPSを確認する。もちろん表示もテープない。踏み跡はなく、道は落ち葉で覆われており急な坂道なので、木を掴んだりして注意して歩く必要がある。ここの落ち葉は小さい。リーダーが地図とコンパスと地形を確認して進んでいく。暫く下ると枝に白いテープが巻かれている。数年前に巻かれたテープだろうか。枝の間から陽が差し込むので暗い雰囲気ではない。最後まで同じような坂が続き、山に包み込まれるような山歩きだ。鳴滝不動尊手前で篠笛の音色に暫し癒される。草花も篠笛の音色に合わせてダンスしてるようだ。今日は3つの未踏ルートを歩いたが、山は登ってみなけりゃわからないですね。