個人山行 御在所岳-イブネ-雨乞岳周回

【実施日】2022年4月19日~20日(晴)

 

参加者:T本、I野

 

【コースタイム】

(19日)

武平峠駐車場(07:50)・・・武平峠(08:00)・・・八大龍王池(09:00)・・・御在所岳(09:10)[5分休憩]・・・国見峠(09:30)[10分休憩]・・・コクイ谷出合(11:05)[10分休憩]・・・御池鉱山跡(11:55)[5分休憩]・・・杉峠(12:40)[休憩 10分]・・・イブネ(13:30)[50分休憩]・・・クラシ(14:35)・・・銚子(14:45)・・・イブネ(15:10)〔テント泊〕

(20日)

イブネ(8:25)・・・杉峠(09:00)[5分休憩]・・・雨乞岳(09:45)[10分休憩]・・・東雨乞岳(10:05)・・・七人山のコル(10:25)・・・七人山(10:40)〔5分休憩〕・・・クラ谷出合(11:35)[10分休憩]・・・沢谷乗越(12:05)〔5分休憩〕・・・武平峠駐車場(13:40)

 

 

 

【報告】
 武平峠のトンネル西口駐車場は朝8時頃すでに7~8台停まっていました。登山口から10分ほどで武平峠、そこから御在所岳に向けて岩場混じりの登山道を登ります。ところどころに鮮やかなアカヤシオが咲いていて、目を楽しませてくれます。急坂を登り終えると山頂遊園の舗装路に出て、八大龍王の池に立ち寄って「家内安全」「健康長寿」を祈願してから山頂へ。360度の大展望を期待したのですが、春霞に煙って遠方はあまり見えません。平日の朝だからか山頂には誰も居ませんでした。
 山頂からハンバーガー岩(恐竜岩?)が目印の国見峠に立ち寄り一服。御在所岳の北側のゴツゴツとした山容が見応えがありました。そこから水晶谷を下ったのですが、雪解けの影響か沢と登山道が荒れていて歩きにくいところもありました。途中地獄谷を通過、どこが「地獄」かと周りを見渡しましたが不明。さらに谷沿いを下って千種街道と合流。11時前になったのでここで軽く昼食をとりました(もっとも休憩のたびに食べていたので、どこが本当の昼食かわかりませんが)。川沿いをしばらく進むとコクイ谷出合。その後沢から離れてイブネの山裾をトラバース気味に登っていくと、御池鉱山跡に着きます。明治末期には300人も働いていたとの説明書きを見て、細い山道の街道で生活物資をどのように運んでいたのか、どんな生活をしていたのかと不思議な気持ちになりました。
 この近くの小川で水を補給。浄水器の「ソーヤーミニ」を使って、そのまま飲用にしましたが、問題なく使うことができました。浄水器は荷物の軽量化に役立つので、さらに活用方法を研究していきたいと思います。
 鉱山跡からもう一息登ると杉峠。枯れた一本杉がよく目立ちます。雨乞岳の北面の谷筋にはいくらか残雪が見え、杉峠の付近にも雪が残っていました。杉峠からイブネに向かっては、歩きやすい林の中を杉峠の頭、タイジョウ分岐、佐目峠と進んで、一面コケに覆われ馬酔木の木々が縁を彩るイブネに到着しました。ここでひとまずテントを設営してから散策。イブネ北端、クラシ、銚子などを散策しました。木々が芽吹いて涼やかな風が吹き、岩ウチワのピンクの花を愛でながら気持ちの良い春の山の散策でした。早めの夕食をとって就寝。イブネでは10人ほどがテント泊をしていました。なかなかの人気です。
 2日目は靄の中からぼやーっと出てきた日の出を拝んでから、ぼちぼちと荷物整理をして朝食。8時過ぎに出発しました。雲一つない晴天で新芽をつけた木々や山が光っていました。杉峠まで下って、雨乞岳に取り付きます。なかなかの急登でしたが、振り返ってイブネや御池岳、釈迦ヶ岳や龍ヶ岳などを眺めながら40分ほどで山頂に着きます。雨乞岳では青い「タテヤマリンドウ」をあちこちで見ることができました。
 山頂で一休みしてから、眺めの良い東雨乞岳でも景色を満喫。七人山に立ち寄って、クラ谷、沢谷を下ります。沢谷乗越からは御在所山腹のトラバース道。大きな木の根を乗り越えたり小さい沢を渡ったりして、武平峠駐車場に着きました。駐車場はほぼ満杯。三重県側の国道が通行止めになっていることもあり、山歩きに絶好の季節の鈴鹿は人気が高いようです。帰りは大河原温泉カモシカ荘で汗を流し、ダムカレーを食べて帰途につきました。二日間とも良い天気で春本番の爽やかな山行となりました。