【 実施日】2022年4月9日(土) 快晴
【参加者】Y森(CL)、N西
【コース・タイム】
7:00JR膳所駅―日本電気硝子保養所裏―7:50ピーク363少し上の分岐から水車谷不動尊方面に下る
10:45水車谷不動尊―日本電気硝子保養所裏―12:05JR膳所駅
距離11.6Km 登り911m 下り911m
【感想】
絶好の登山日和り。満開の桜が咲き誇る中、電気硝子保養所裏の登山口に向かって歩く。若干肌寒むく感じたが、登山口に着くと身体も温まり衣服調整をして出発。ひと月前に音羽山へ登った時に出会った男性が歩いた道を行ってみることにした。
谷筋から登り、363ピークの少し上の分岐から水車谷不動尊の方面に下っていく。何回か歩いているが、急な下りなので滑らないように注意して歩く。いっきに15分程下り、男性に出会ったであろうところまできた。さて、この辺りに西側斜面に取りつくルートはあるのか?道はなさそうだ。以前出会った男性も「登り初め10分程は、道はなかったが、暫くすると登山道にでた。」と言っておられたような。ここは強引に登っていくしかないのか。手足を使ってよじ登っていく。少し歩くと踏み跡らしきものが出てきた。10分も歩いていないだろう。もう少し進むと登山道が明瞭になってきた。振り返ると、どうやら登山道は下から続いているようだ。それを確認するために下ってみた。強引に登らなくとも、斜面に取りつくルートはちゃんとあったようだ。巡視路かもしれない。そのまま山頂に向かって進んでいく。木漏れ日がさし、いつも歩く音羽山とはまた違った雰囲気が楽しめる。展望が開け、鉄塔の先には白い花が見える。大きな木はタムシバのようだ。音羽山でタムシバが見られるのは珍しいよう。今年は当たり年か。大津港がきれいに見える。いつも見ている景色とはまた違っていい眺めだ。休憩所を通過し、9:10音羽山山頂到着。こんなにいいお天気なのに誰もいない。絶景を二人占め。
ちょっと休憩して登ってきた道を下る。登山部らしき男子学生が重そうなザックを背負ってどんどん登っていく。守山高校ワンゲル部の学生のようだ。暫くすると女子生徒も登っていく。こちらも重そうなザックを背負って汗をかきながら登っていく。ザックは14kgとのこと。それは大変ご苦労様。雨具も待たずにきた自分に“喝” 東海自然歩道の方面へ下っていく。山頂へと向かう大勢の集団と出くわす。その後、GPSでは破線で表示されている分岐にきた。音羽山山系ではおなじみの手書きの栗の表示がある。予定通りのルートにするか、破線の方面に行くか迷い、破線の方面に行ってみることにした。そこがスリリングルートの始まりだった。最初は道幅はかなり狭いが何とか歩けた。その後、崩れかけた木の橋が見えてきた。橋の上は歩けるのか。橋から落ちてもそんなに高くはない。一人ずつ歩いた。そこからは斜面で足の踏み場に迷う。木の枝や石などのしっかりした持ち手はなく、かなり慎重にいかなければ斜面から滑り落ちてしまう。一歩ずつ確実に進んでいく。前を歩くY森さんは怖くないのか。今まで歩いた音羽山未踏ルートで一番怖いかもしれない。慎重に、慎重に歩き、やっと道らしいものが見えてきてほっとする。水車谷不動尊に通じる市道に向かって下っていく。ヒノキだろうか。花粉で鼻がムズムズしだした。スリリングなコースを歩き始めて45分後に水車谷不動尊に到着。青空と新緑と桜がとてもきれいで暫し癒される。
ここから一気に180m近く登ってピーク363に出る。少し前にも歩いているが、こんなに道幅が狭かったのだろうかと改めて感じる。ピーク363の手前までくると道はなくなり、ここも強引によじ登る。Y森さんがヘビを見る。これから遭遇することが多くなるが嫌だな~。谷筋から日本電気硝子保養所裏の登山口まで歩き、桜の花びらが舞い散る中を膳所駅に向かって歩いて帰った。バラエティに富んだ音羽山山行であった。