個人山行 ダイヤモンドトレイル分割縦走二回目 (葛城山~千早峠) 

 

 【日 時】2022年(令和4年)4月6日(水)【天気】晴れ

【参加者】Y森(CL) Nま(SL) H井 S口 S井 Y村、A見の7人

【データ】距離 16.5K  累積標高差 1,480m  行動時間 7時間5分

【コースタイム】

 9:20葛城山ロープウェー山頂駅発(890m)→9:50ツツジ展望所10:00→

  10:53水越峠(520m)11:00→(ガンドガコバ林道)→11:30金剛の水(660m) →11:42カヤンボ  (690m) →12:01稜線展望所(825m)12:10→13:10葛城山山頂(1,125m)13:15→13:20山頂広場(1,070m)昼食13:42→14:14伏見峠→14:41久留野峠(900m)14:46→15:40千早峠(785m)15:44→(池の川谷林道)

→16:25ロープウェー前バス停着(640m)

                

 

 【内容】

 ~ダイトレの中心、葛城山と金剛山からの眺望を満喫~ 

                 

 ロープウェー片道切符(950円)を購入し葛城山へ向かいます。7年前ツツジ満開時に来た時は、人いっぱいでバスも、ロープウェーにも乗れずに歩いて登った苦い記憶があります。最初から歩きと分かっていれば気にもせず歩けたと思います。さて思い出から離れ、今日のロープウェー乗場の周りには山桜が美しく咲いています。ロープウェーも空いていて快適に山頂駅まで行けました。

 

 9:20に山頂駅を出発。地図を見ながら、分岐まで近道を選んで歩きだしました。でも、谷に下りていく。壊れた橋も見える。大丈夫なのかと進んでいったら、小さな橋があって渡るとその後は、登りが待っていました。こんな事なら少し長くても遊歩道を行った方が良かったかもしれない。分岐に着くと展望が開け金剛山が眼前に大きく見えます。素晴らしい景色だと思った瞬間、今日は、あそこまで登るんだと思いだす。しかも水越峠まで400m下ってから登り返すのだ。(-_-;) 「さあ皆さん、行きますよ」という声も弱い。

 

 下りだしてすぐに展望所があり、今度は反対の奈良盆地が、近くの大和三山が一望に見えました。道を進んで行くと「ギフチョウが飛んでいるよ」とA見さんの声。貴重な蝶々が飛んでいます。けれど、だんだんと階段の段差が大きくなってきて蝶々を探している場合じゃない。慎重に下りる。この段差、私達は、まだ下りだからいいけど。ここを登ってくる方は大変そうである。

 

 さて、50分程の下りを経て水越峠に到着。少し休憩して出発。ダイトレはゲート横からガンドガコバ林道に入って行きます。最初は舗装道路、そのうち地道になり木々の芽吹き、花、山野草等楽しめる道と分かった頃には余裕はなかった。一枚だけ写真を撮ったのは黄色の花。見た目は福寿草に似ているけど「ヒメリュウキンカ」という花です。実はキンポウケ科の花で、花びらがテカーっと光っています。

 

さて歩いていると「金剛の水」という水場に到着。まずまず冷たくてホッとします。休憩そこそこで出発。しばらくしで地図上の「カヤンボ」という場所に到着。ここから再び山道です。しばらく行くと半分以上埋もれているダイトレ標柱が出てきました。土砂崩れのせいかもしれません。稜線に出た所で休憩、ここでお昼にという意見もありましたが、食べたら動けへんという方もおられて、歩いてもらうため山頂で食べることにしました。少し歩くと標高約960mで北方向に展望が広がり、丁度、葛城山が見える場所です。ヤッホーと叫んでみましたが遠すぎるのかこだまは返ってきませんでした。(-_-;) 朝、あそこを出発して、漸くここまで来たと灌漑深く思いました。

あと少し頑張ります。

 

 階段地獄に苦しめられながらも13:01に一ノ鳥居に到着。金剛山参道両側には、一千回、三千回と登拝されている方々の石灯篭もありました。また、仁王杉、夫婦杉等の巨木もあって神域の雰囲気がしてきました。13:10約30分遅れで葛城神社、葛城山山頂(金剛山の最高峰)に到着しました。これで本日の半分以上が終わった感じです。写真を撮って山頂広場に移動し昼食としました。ここ山頂広場では、ライブカメラが設置され10分ごとに自動撮影されます。A見さんが写りに定点に行かれましたが、果たして旨く写っていたかどうか?

 

 さあ、一ノ鳥居まで戻って、少し遅れているので歩みを早めます。伏見峠までは車も通れるような平坦な広い道だったので意外と早く着きました。ここからまた山道です。山頂出発から久留野峠まで約60分。階段やアップダウンも少なかったせいか20分も早く歩けました。ここ久留野峠で15:10を超えていたら、ここから下山の予定でしたが30分以上早かったので、予定通り千早峠経由で下山することに決定。しかし、ここからが、アップダウンの階段が多いのです。休憩していても前方に立ちはだかる階段に威圧されているような感じです。でも登ります。千早峠までの間に中葛城山(937m)、高谷山(935m)というピークがありますが、登山道の途中という感じでした。

そして木々の下に笹原が出てきたら千早峠に着きました。ここからダイトレを離れ、池の川谷林道を下ります。車も通れる広い道です。途中巨大な木製の檻があり、イノシシなどを捕獲するためでしょうか。そして16:25にロープウェー前に到着。なんと予定より2本早いバスに乗れました。皆様の足と体力のお蔭です。ありがとうございました。

 

                   S口さん曰く「階段地獄と書いてダイヤモンドトレイルと読む」                                                (記 山森)