【日 時】2022年(令和4年)3月24日(木) 【天気】曇りのち晴れ やや寒い
【参加者】Y森(CL,記録) K間(SL) H井 S口 S井 M田 Nま A隅 の8人
【データ】距離 18.1K 累積標高差 1,430m 行動時間 8時間30分
【コースタイム】
8:35二上山駅(100m)→9:17屯鶴峯(130m)9:24→11:13二上山雄岳
(517m)11:21 → 11:40二上山雌岳(473.9m)昼食11:58→12:26竹内峠
(288m)12:38→13:28平石峠 (377m)13:33→14:19岩橋山(658.6m)14:32→
14:35久米の岩橋(635m)14:38→14:48岩橋峠(570m)15:00→15:24布施城跡分岐
(600m)15:31→16:20住宅地で休憩(185m)16:25→17:05近鉄新庄駅(80m)
~階段とアップダウンに悩まされながらも、お花と歴史の道を楽しむ~
2年前の2020年に企画したのですが、その時はコロナ感染防止のために中止にしました。
もう一度あらためて実施したいと再度の計画です。
そもそもダイヤモンドトレイルとは? 屯鶴峯(どんづるぼう)から二上山、葛城山、金剛山、岩湧山、槇尾山へと至る
約45kmの自然歩道です。名前は金剛石(ダイヤモンド)にちなんで付けられ、ダイトレの略称で親しまれています。
主峰は標高1,125mの金剛山。大阪や奈良、和歌山の県境の山々を満喫できる縦走路です。
8時35分、二上山駅をスタート。まずは、ダイヤモンドトレイル起点の屯鶴峯まで歩きます。
屯鶴峯では、起点の標石と記念撮影。少し見学します。二上山の火山活動でできた凝灰岩が白い地肌を見せていまし
た。次は、いよいよトレイルに入って行きます。最初は菫、ツツジ、山桜等を見ながら少し春を感じていたのですが、
そのうち、アップダウンがきつくなり、階段の登山道も厳しく感じてきました。でも鉄塔下からは、二上山の雄姿が
綺麗に見えます。時々ダイヤモンドトレイルと書いた石柱が立っています。
ようやく二上山の山域に入ると公園なのか、人出も多くなってきました。
まずは、二上山雄岳最高峰(517m)へ、大津皇子のお墓があります。ここで、S井さんが、大津皇子の姉(大伯皇女)が
読んだ歌を披露して下さり、奈良時代に思いをはせるひと時となりました。
さて先は長いので、雌岳に行き昼食をとります。山頂は広く眺望もありますが、ゆっくりできないのは、
少し残念でした。
さて、竹内峠まで下りて、ここで、残り時間を検討すると、葛城山まで行った時に最終のロープウェーに乗れない
可能性が大きくなってきたので、皆さんと相談し、途中の岩橋峠から当麻寺の方に下りることに決めました。
さて頑張って次のピークの岩橋山へ向かいます。階段を登り、アップダウンも我慢します。
写真にとれば美しい桧林の中の階段、疲れを乗り越えて、岩橋山の山頂に到着。ダイトレの標石はあったものの、
眺望はなし。ここで一息入れているとNまさんから「久米の岩橋」が近いと知らされ、寄ってみることにしました。
西へ約200mのところでした。なんでも、昔、役の行者が葛城山と吉野金峯山に岩の橋をかけるようにと神々に
命じたとか。このことが伝説となり残っています。その石の一部なのか大きな岩がぽつんとありました。
見学も終わり、岩橋峠まで下りてくると当麻寺への道はなんと閉鎖になっていました。ここに目標番号が書かれた
看板があり葛城消防署の電話番号が書かれてあります。電話をかけてみることにしました。するとその道は、崩壊して
いのでお勧めはしないといわれ、もう一つ先の分岐(布施城跡分岐)まで行くはめになりました。
もう下山と思っていたのに、また、登りです。この負担は大きい。でも登らなければ帰れない。みんな頑張る。
やっと布施城跡分岐に到着、少し休憩して笹で覆われた下山道に入って行きます。細いのは、入口だけで道は、
はっきりわかります。でも、深くえぐれた箇所、ザレた箇所、倒木、谷筋とひどい道、やっと布施城跡の立札が
出てきました。今日は、見学せず下ります。帰宅後調べると筒井順慶の家臣,布施氏の居城とのこと。
やっとゲートを越えて田畑のある民家のそばに下りました。ここで教えてくださった葛城消防署へ下山の報告を入れ、
ここで少し休憩。休憩後は、東へ東へ一直線に歩き近鉄新庄駅に17時05分到着。
疲れましたがホッとしました。参加の皆様、ご協力ありがとうございました。 (記 Y森)