【実施日】2022年3月10日(木) 晴れ
【参加者】T本、I野
【コース・タイム】
県道登山口(9:00)・・・兜岳(9:40)[10分休憩]・・・峰坂峠(10:30)・・・
鎧岳(11:05)[40分休憩]・・・峰坂峠下の分岐(12:05)・・・
集落の林道入口(12:30)・・・長走りの滝(13:20)・・・県道登山口(13:35)
【報告】
前日の高見山登山に続いて室生火山群の奇峰、兜岳と鎧岳を縦走してきました。曽爾村の民宿に泊まり、
そこから車で5分ほどの登山口、延命地蔵のある「目無橋」まで行きました。
しかし、登山口が荒れていてそこに置かれていた看板にさらに400メートルほど県道をあがるように
書かれていました。
登山口付近に車を停めて、兜岳に登り始めます。林の中の道は少しわかりにくかったのですが、すぐに地図に
載っている登山道に出て岩だらけの急登にとりつきました。ロープの張ってある岩がゴツゴツとした登り坂が
続きましたが、30分ほど登ると兜岳山頂に到着します。
高見山や大峯山方面も見え、正面に曽爾高原と倶留尊山が箱庭のように見えます。晴天で日差しが暖かく、
春のハイキングのまったりとした気分に浸りました。
兜岳をあとにして鎧岳を目ざしますが、峠までは激下りでロープなどを頼りに慎重に下り、いくつかピークを
越えると峰坂峠に出ます。ここは曽爾村への下山道と鎧岳への分岐になっています。鎧岳方面に進むと森林の
中をつづれ織りに登っていきます。
麓から見ると断崖がそそり立っている鎧岳ですが、裏側から登る登山道は比較的緩やか。
11時過ぎに鎧岳山頂について、昼食休憩。
山頂は周りの木々に遮られてそれほど展望が良いわけではありません。
休憩後曽爾村への道を下って、しばらく行くと舗装された林道に出ます。途中にヒダリマキガヤ群生地がある
というので、立ち寄っていこうと思いましたが、場所がよくわからず村へ降り、集落の中を歩いて、駐車した
登山口に向かいます。(ヒダリマキガヤは榧の木の実の殻が左巻きになっているもので、県指定天然記念物と
のこと)春の日差しの中、長いアスファルトの道を歩き、「長走りの滝」を眺め、登山口にたどり着きまし
た。下山後は曽爾高原のお亀の湯で疲れを癒やしてさっぱりと。
「日本一美しい村」曽爾村での特徴的な二つの峰の縦走は、春満喫の山歩きとなりました。