【実施日】2022.2.11. 晴れ
【参加者】T本
【コース・タイム】
駐車場(07:50)・・・林道登山口(08:20)・・・南尾根分岐(09:05)
[休憩 5分]・・・大堰堤上部(10:25)[10分休憩]・・・仙ヶ岳
(12:05)[休憩 30分]・・・大堰堤上部(13:30)[5分休憩]・・・
南尾根分岐(14:30)・・・林道登山口(15:05)・・・駐車場(15:30)
【報告】
立春も過ぎて雪も少し落ちついてきたのではないかと鈴鹿南部の仙ヶ岳に登ってきました。山ビルが冬眠して
いる間に登ろうと、先週の油日岳に続いて鈴鹿南部を目ざします。
駐車場は、石水渓谷キャンプ場近くの舗装された駐車場。車道を少し歩き、バンガローの前から山道に入り
一山越えて登山口へたどり着きます。そこから長い林道を歩いて南尾根との分岐へ着くと、
白谷道の登山道です。
分岐近くの「白雲の滝」は大きくはないがきれいな滝。そこから渓谷沿いに鎖場や崩落した登山道を迂回する
「はしご」などを通り、何回か徒渉を繰り返すうちに積雪が増えてきて、消えかかっているトレースを
探しながら、時々踏み抜いて膝まで埋まりながら進みます。
標高600メートル付近の大堰堤を過ぎると左手の斜面の上は雪が少ないのですが、谷底の登山道はさらに積雪
が多くなり、トレースもほとんどわからなくなっていました。テープや小さいケルン・道標を頼りに、
ステップを作りながら登るので結構時間がかかり、少し疲れます。また、ゴロゴロ岩の登山道が雪に隠れて
いるので、踏み抜きや転倒に注意して歩きます。
谷を上部まで詰めて、滑りやすい急坂を登って稜線に出ると、風もそれほど強くなく、日ざしもあって
穏やか。しばらく登ると山頂にたどり着きます。
山頂からは、360度の展望で、綿向山、雨乞岳、御在所岳や鎌ヶ岳などがきれいに見え、遠くに御嶽山と中央
アルプス、東は鈴鹿や亀山の街とその向こうの伊勢湾、西は愛宕山や比叡・比良山系、びわ湖なども望むこと
ができました。山頂で地元の亀山から毎週近くの山を登っているという男性と一緒になり、30分ほど昼食休憩
をとって登山談義を楽しみました。
計画では東峰に行って「仙ノ石」を観る予定でしたが、疲れもあったのでそれは次回の楽しみにして、来た道
を引き返します。下りは自分の踏み跡をサクサクと歩いてスムーズに下山。結局、持っていった軽アイゼンも
ワカンも使わずに歩くことができました。
登山口からは林道で下山しようかと迷いましたが、距離が長いのでもと来た山越えの道をたどってバンガロー
のある石水渓谷の道へ出て、駐車場に戻りました。
晴天のもとで、雪道歩きと眺望ををたっぷりと楽しむことができた仙ヶ岳山行でした。