【実施日】2022.1.29(土) 曇りのち晴れ
【参加者】K原(L)、M田、T田、N西(感想)
【コース・タイム】
8:40上桐生駐車場―9:40鶏冠山―11:00天狗岩―11:40竜王山―12:30馬頭観音駐車場―13:20瀬戸ヶ滝-14:15白石峰付近―14:40狛坂磨崖仏―15:45上桐生駐車場
馬頭観音堂から瀬戸ヶ滝を歩くことができたら近江湖南アルプスを周回できると思った。ハイキングマップにはこのルートは記載されておらず、GPS地図アプリでは破線で表示されているため藪漕ぎになるかもしれないと思い、破れてもいい服を着て、水泳用のゴーグルを持参し、ヤブフェチはカマまで用意して出発した。
駐車場には他府県ナンバーの車もちらほら見られる。花崗岩の独特の景観と稜線歩きの絶景が楽しめる人気の山だ。上桐生駐車場から北谷線で鶏冠山を目指す。50分ほどで三上山と栗東トレセンがきれいに見える子鶏冠山に到着。鶏冠山から稜線を歩くと視界が開けて、ゴロゴロとした岩場に入り天狗岩に到着。場所を移動して天狗岩と言われる所以を聞いても天狗には見えない。耳岩も同様、どうして耳に見えるのか・・・。白石峰から龍王山を通過し馬頭観音堂へ向かう。馬頭観音堂手前に南に入るルートがある。ご丁寧にリボンも結ばれている。もしやここが瀬戸ヶ滝に抜けるルートなのか、GPSで確認する。どうやらこの道のよう。「全く笹なんてないですやん!普通に歩けますやん!」馬頭観音堂から瀬戸ヶ滝までの時間が記載している表示もちゃんとある。ヤブフェチはがっくり。
気を取り直して馬頭観音堂前でお昼休憩とする。冬場はランチジャーが大活躍。若干重いが温かいご飯はやっぱりいいね。さて、“ちゃんと瀬戸ヶ滝に抜けるコースがあるのに敢えて藪漕ぎするか”と、一瞬魔が差したが冒険せずにリボンを辿って降りていく。それにしてもいい道だ。静かで柔らかな土が足に心地よい。途中の大きな岩だけが滑りやすいので注意が必要。暫く歩くと次は谷沿いをいく。水がとってもきれい。等間隔に結ばれたリボンさえ見失わなければ迷うことはないだろう。藪漕ぎしたい人には残念だったかもしれないが、私はこの雰囲気がとても好き。新緑の季節も気持ちよさそう。大きな岩の間を水が流れている。瀬戸ヶ滝だ。勢いよく流れる滝ではないが、なかなか風情がある。ここから白石峰に戻り、ほどよく疲れた体を国見岩からの景観が癒してくれる。狛坂磨崖仏を拝み南谷林道から駐車場に向かう。
馬頭観音堂から瀬戸ヶ滝ルートは踏破困難ルートではなく、今の状態でそっとしておいて欲しいと思わせてくれる歩きやすい雰囲気のいい登山道であった。