【山行実施日】2021.12.11.(土)晴れのち曇り
【参加者】T本
【コースタイム】
石榑峠(07:00)・・・10/16ポイント(08:10)〔休憩10分〕・・・
三池岳(09:05)・・・八風峠(09:20)[休憩 10分]・・・
中峠(09:50)・・・仙香池(10:00)・・・
釈迦ヶ岳(11:00)[休憩 25分]・・・釈迦ヶ岳(11:40)・・・
仙香池(12:30)・・・中峠(12:35)・・・八風峠(12:45)[休憩 10分]・・・
三池岳(13:15)・・・石榑峠(15:00)
【報 告】
初冬の釈迦ヶ岳へ石榑峠からピストンで山行してきました。7時前に駐車場に着いた時は車は2台ほどで、
あまり登る人は多くないのかと思いました。
朝は良い天気で石榑峠から伊勢湾方面に朝日がきれいに見え、登山口からふり返ると竜ガ岳もモルゲンロート
で輝いていました。このコースはたくさんの小ピークが連なっていて、花崗岩の風化した白い砂の急坂や
やせ尾根、粘土質の急坂など少し歩きにくい所も多かったのですが、変化に富んだ登山道が面白かったです。
はじめのうちは前方に三池岳、後ろに竜ガ岳を眺めながら灌木帯の中をアップダウンを繰り返して少しずつ
高度を上げていきます。三池岳を過ぎるとコケや白い砂に覆われた開けた登山道になり、少し強く吹いていた
風を避けて八風峠で休憩。風があちこちから吹くので八風峠かなどと推理。
中峠を越えてしばらく歩くと仙香山、その先に山の中に小さな仙香池があって、周囲の木々を水面に映して
とても美しい。そこからはだんだんと近づく釈迦ヶ岳を目指して、小ピークを越えて歩きます。
11時頃に釈迦ヶ岳山頂に到着。天気は良いが景色は少しかすんでいて、御嶽山や中央アルプスなどが
なんとか見えていました。山頂で写真を撮ってもらった青年が「雪を期待していたのに」と残念そう。
1週間ほど前には少し降ったとのことでした。
ちなみに私も軽アイゼンは用意していったのですが・・・良い天気でよかったです。
山頂付近は朝明方面からの登山者も多く、稜線の日当たりの良い場所でそれぞれに昼食をとっていました。
私も眺めの良い場所でおにぎりとラーメンの昼食を済ませて、
最高点に立ち寄ってから元来た道を戻りました。
この季節は花はほとんどありませんが、赤く色づいたイワカガミの葉っぱ盛りや緑あざやかなヒカゲノカズラ
の群落、盆栽のようなマメ柘植の造形、馬酔木の新芽やどんぐりの行列など目を楽しませてくれるものも
たくさんありました。
下りは右手に伊勢湾や三重の町を眺めながら楽しく歩くことができました。昼過ぎからだんだんと雲が
多くなり、西からの風も強くなって、三池岳に戻った頃には釈迦ヶ岳山頂にも雲がかかっていました。
最後はけっこう足にこたえる小ピークのアップダウンを繰り返して、竜ガ岳の麓を目指して下山。
これから竜ヶ岳方面に上る2人の青年などもいて、駐車場は車が増えていました。
12月の鈴鹿もなかなか楽しめると実感した山行でした。