【実施日】2021.11.21(日)晴れ
【参加者】K原(L,記録)、A井、M内、K口、N西
【コースタイム】
9:00登山口―11:00明王の禿―11:30三国山分岐―11:50三国山―13:50黒河峠―
14:30登山口
【報告】
「中央分水嶺高島トレイル詳細マップ」を見ていると、三国山と赤坂山の間「明王ノ禿」から東南に伸びる尾根に点線があります。「明王ノ禿直登ルート」と勝手に呼んでますが、踏み跡程度の歩けるルートだろうと、いつか機会があれば行ってみようと思っていました。最近に誘われて赤坂山~三国山~黒河峠に行くことになり、明王ノ禿直登ルートを提案しました。このルートについてのいろいろな話から迷いましたが、積雪期に行ったことがある二人もおられ、他の参加者も同意して行くことにしました。
マキノ林道の260m地点にあるスペースに駐車して、尾根の末端に取りつきました。そこに赤いテープがあって直登ルートにテープがついているだろうとおもい、尾根を登り始めました。ところがいくら登ってもテープは見えません。踏み跡らしいものを見つけても続いてなく、ヤブに近い状況なので、尾根を外さず、歩きやすいところを探しながら登って行きました。途中の480mピークではコンパスと地図で地形を確認して正しい尾根に取りつきます。やはりテープも踏み跡も無いうえ、あちこちに岩も出てきた急な尾根を喘ぎながら登って行くと、やっと680m辺りから緩やかになってきました。この辺りになって、古いテープが時々見られました。木々の間の見通しがきくようになり、かなり歩きやすくなった尾根が西にゆるやかにSカーブとなりました。前が突然開けて正面に場違いのような険しい岩峰が現れました。それが「明王ノ禿」で、登山道に出たのでした。
2時間あまり掛かって詳細マップの点線をほぼ正確に辿って登ることができました。踏み跡もわからないほどヤブになったというか、自然に戻っている尾根になったので、古いテープをわざと取り外したのかもしれません。詳細マップの点線も消してしまったほうがいいと思います。振り返って、登山者が押し寄せる人気の山はオーバーユースで、本来の自然に対しいかにダメージを与えているかを考えさせられました。
その後、三国山で昼休憩をして、地図に記載している「アザラシ岩」を見にいきました。この辺りだろうと思うところに行ってもそのような岩は見当たらず、予定コースを外れて林道まで探しに行きましたが見当たりませんでした。アザラシでもオットセイでもトドでも、どれであってもいいんですが、丸っぽい岩はどこにもありませんでした。山が崩落した際に転がったのだろうということで諦めて戻りました。途中、丸というより角ばったおにぎりのような形の岩があり、これはどう見ても”アザラシ”ではないなと思って通り過ぎましたが、下山してからインターネットで検索したら、その岩が「アザラシ岩」でした(^^;) 大きい口のクジラのような岩でした。命名して地図にも記載するのであれば、もう少し形に合った名称にしてほしいですね。