【日 時】2021年(令和3年)7月20日(火) ~22日(木)
膳所駅5:30出発
【メンバー】 Y森(CL,記録)、K川(SL)、
K西(情報)、A部(会計)、
S口(運転)、A元(運転)の6人
【一日目】 7月20日(火) 雷雨のち曇り
▼距離 6.5K 行動時間 2時間55分
▼累積標高差 登り+636m 下り-159m
▼コースタイム
14:11大清水(1,190m)発 → 15:20一ノ瀬休憩所(1,410m)15:28
→16:40三平峠(1,762m)16:43 → 17:06尾瀬沼山荘(1,670m)着
【二日目】7月21日(水) 快晴のち雷のち雨
▼距離 15.5K 行動時間 7時間5分
▼累積標高差 登り+185m 下り-443m
▼コースタイム
6:50尾瀬沼山荘(1,675m)発 → 7:17長蔵小屋(1,670m)7:22
→ 7:35大江川湿原(1,665m)8:10 → 9:13沼尻
→11:10見晴らし(1,420m)昼食11:57 → 12:46竜宮(1,405m)12:53
→ 13:06下ノ大堀川展望所13:12 → 13:56至仏山荘(1,410m)着
【三日目】7月22日(木) 晴れのち曇り後小雨,雷少し
▼距離 7.8K 行動時間 7時間10分
▼累積標高差 登り+896m 下り-711m
▼コースタイム
6:46至仏山荘(1,410m)発 → 9:10ベンチ休(1,890m)9:14
→10:35至仏山(2,228.1m)山頂10:50
→ 11:36小至仏山頂(2,162m)11:44 → 12:10ベンチで昼食(2,050m)12:35
→ 13:55鳩待峠(1,591m)着
【報告】
【1日目:7/20 雷雨のち曇り 大清水~尾瀬沼山荘】
尾瀬の水芭蕉を見たいと昨年も今年も計画したけれど、コロナが流行して断念。それならとニッコウキスゲの
季 節にもう一度計画を練る。7人乗りのエステマに6人が乗り、運転を交代しながら行く計画で、
膳所を早朝5時半出発。
途中高速道路の工事で一車線規制等があって少し遅くなったが、バスの発車時刻に間に合った。
しかし、バスに乗って間もなく、なんだか空模様が怪しいと思ったら、降ってきた。
大清水についても土砂降り状態。でも少し治まりかけたのでカッパを着て出発。
すると私達の横をタクシーが行く。
一ノ瀬休憩所までタクシーは走れるようだ。知っていたら乗ったのに(タクシーは大清水行きだと思ってた)。
頑張って歩くも土砂降り状態に雷も追加。ちょっと恐い。必死に一ノ瀬まで歩くと漸く小降りに。
一ノ瀬休憩所で休んで、いざ尾瀬へ。
ここからが本番。道も山道になった。道には、川のように水が流れている。そこに壊れた朽ちた木道、
滑りやすい。尾瀬は整備が行きわたっていると思っていたが、間違いだ。整備するお金はないのだ。
原発とコロナ流行も追い打ちをかけているのだろう。三平峠まですごく長く感じられた。
三平峠手前でAさんが何かの原因で転倒、膝をすりむかれた。(幸い小屋到着後、小屋の方に薬や、
バンドエイドで手当て頂き落着)三平峠からの下りは、これまた、滑るので危険要注意。
17時過ぎ、尾瀬沼山荘に到着。10畳のお部屋に私達だけの個室でした。夕食前に入浴。
さっぱりして夕食を美味しく頂きました。
食後に尾瀬沼湖畔に出てみたら、素晴らしい夕焼けが見られ、やっとホッとできました。
ホントに綺麗、これぞ尾瀬って感じ。
【二日目:7/21 快晴のち雷のち雨 尾瀬ヶ原縦走】
朝食時、テレビの天気予報を見ると、雨の降りだしが昨夜の予報より早まっていたので、
三条の滝見学をカットすることにした。昨日のような雷雨の中、歩くのは、もう嫌だ。
朝食を終えて出発、湖畔に出ると青空の下に燧ヶ岳がくっきりと見えた。
途中、長蔵小屋の前を通ると高山植物が植えられていて、大好きなヒメサユリが咲いていた。
そして大江湿原へ、途中、動物に食べられたのか水芭蕉の葉が無残な形になっていた。
大江湿原のニッコウキスゲが最盛期で黄色の花があちこちに群生していたが、
以前より、かなり少ないように思える。
ニッコウキスゲを見たら、尾瀬沼湖畔に付けられた木道を、いくつかの小さな湿原を通って見晴らしに向けて
歩きます。でも湿原には高い木々が無く、直接日光が当たり暑いです。
白砂峠からは、下り木道になり、しかも濡れているので非常に滑り易いです。
Kさんは、木道で3回も滑ってしまった。靴裏が少し、減っていたのも滑る原因だったようです。
11時過ぎに見晴らしに到着。ベンチもトイレもあるので、ここで昼食とします。
ここは、尾瀬で唯一テントが張れる場所です。さて雷が心配で、そこそこに出発。
尾瀬ヶ原の正面には明日登る至仏山が、どっしりと構え、私達の目標となり足を進めて行きます。
尾瀬の広さを感じながら、進んで行きます。
木道の両側には、ナガバノモウセンゴケ、ヒツジグサ、サワラン等の高山植物が葉や花を咲かせています。
途中柵があり尾瀬でも動物が高山植物を荒らすのを防いでいるようでした。
ふと、空に目をやると曇ってきました。昨日のような雷雨は避けたいところ、
メンバーの足は自然と早くなります。
でも見どころの竜宮(水が地下に潜ってまた、出てくる現象は、しっかりと見て、
また、下ノ大堀川展望所の撮影ポイントも押さえ、その後は、雷雨との競争で、
写真撮影もそこそこで、雷もなって非常に恐い状態が続きました。
木道より高い物は人間だけ。牛首も越えて漸く山ノ鼻の至仏山荘に午後2時前に到着。
なんとか雨には、合いませんでした。良かった~。(*^^)v
夕食後、隣のビジターセンターで尾瀬の解説があるので出かけて行きました。
私達のみの貸切です。尾瀬の成り立ちや、至仏山はなかなか手強い山であることを教えて頂き山荘に帰り就寝。
今日も3人ずつの個室です。
【3日目:7/22 晴れのち曇り後小雨,雷少し 至仏山から鳩待峠】
早朝の山の鼻地区は朝もやに包まれていた。
でも薄く青空も広がっている。さあ最終日、難関の至仏山登山です。
ここの山は蛇紋岩で覆われ、濡れていなくても、つるつるして滑ります。
さあ、正面に至仏山と青空を見ながら出発。登山道は雨で濡れ、水たまりや、川のように流れているところも
あって、要注意です。急登をゆっくりと水分補給もしながら進んでいくと間もなく森林限界を超え、
その先は太陽がまともにあたりめっちゃ、暑い。滑らないように、熱中症にならないようにかなり気を使って
登っていった。中程にベンチがあって、休憩。振り返ると尾瀬ヶ原と燧ヶ岳。
何回も写真を撮りながら進む。山頂直下のお花畑では、ホソバヒナウスユキソウ(谷川岳とここだけ)、
タカネナデシコ、イブキジャコウソウ等が見られました。しばらくで山頂到着。
山頂到着時には、すでにガスの中で眺望はなかったけれど、今までずっと景色は見えていたので満足です。
雨も心配なので、すぐに進みます。小至仏までは一旦下り、また少し登ります。
小至仏山頂は、狭く3人ほどしか立てません。
木道を下って行くと右手にお花畑がありチングルマやハクサンイチゲに混じってオゼソウ(谷川岳とここだけ)が
いていました。これで目的の花2つ見られたので、大満足です。
その後、ベンチで、昼食をとり、雨が降らないうちにと頑張っておりた。
鳩待峠手前で、降ってきたが、なんとかセーフだった。
ここからジャンボタクシー(1人1000円バスも同じ)で戸倉まで帰ったのだが、くねくね道をすごいスピードで、
走るので、酔いそうだ。無事戸倉に着いたがAさんの様子がおかしい。
最初は、車酔いかと思いましたが、地元の病院は、めまいとのことでした。
良かった。その後運転交代しながら滋賀へと帰りました。
尾瀬のお花観賞、尾瀬ヶ原縦走、至仏山登山と毎日、雷雨に追われ、ゆっくりできなかったけど、
青空と尾瀬の風景は、忘れる事のできない登山となりました。
皆様、お世話になりありがとうございました。(記 Y森)