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個人山行 野坂山地・緑深まるブナ林・ユンボで進む林道拡張工事

【日 時】 2021年7月2日(金) 曇り一時雨

【報告者】 M内(車)、M上、O田(一般)、W林(日本自然保護協会)、K内 (車・軽)

【コースタイム】

 堅田米プラザ7:00→8:10熊川宿→9:10松屋渓流センターの分岐
→林道終点P~・708の尾根~・795~標高850mのピーク~12:30風況観測の塔(昼食)13:00~・806~・866(芦谷山)14:30~・806~15:30標高850mのピーク16:20~・795
~17:30林道・車着→松屋・松屋渓流センターの分岐→熊川宿→20:30堅田米プラザ(解散) 走行距離 片道95 km

 

【報告】

●林道状況:ユンボが入り、林道の拡幅工事が進んでいた。林道終点まで資材を運び上げ、その後ヘリで空輸するのではないか。(W林さん)
●林道終点付近に置かれたままのユンボのそばをすり抜け、薄い踏み跡を頼りに強引に尾根に這い上がった。・795付近にはブナ巨木が何本かあるが、それ以外は植えっぱなしの杉植林の中の道。標高850mの広いピークから・806に向けて進む。いいブナ林が続く。
そして風況観測塔の広場。こんなに広く伐採されていたのかと、改めて切られたブナの本数を数えてみた。切り株の年輪から考えられるこのブナの樹齢は230~250年位だろうとのこと。
昼食の後・806から・866(芦谷山)の間を歩いた。4月8日に胸高周囲300cm以上のブナを測りながら一度は歩いているのだが、改めてこの尾根のブナ林の美しさに感動した。ここは絶対切られてはならない。
霧にかすみ始めた尾根を言葉少なに戻り、標高850mのピークへ着いたのは15:30頃。W林さんとO田さんは庄部谷山往復。女子組は小雨の中ゆっくりとお茶をして二人を待った。合流後急いで下山開始。車に降り着いた時には本降りの雨。ぐじゃぐじゃの林道をゆっくりと下り、松屋でW林さんと別れ、急ぎ大津へ。R27号線を走行中は怖いほどの豪雨。帰宅後、熱海で起こった土石流の報道を見た。どうか少しでも早く皆さんが救出されますように。