【日 時】 2021年(令和3年)4月14日(水)
【天気】曇り時々晴れ 午後風やや強し
【参加者】 Y森(CL) K間(SL) N野達雄 H井 S口 I田
S井(会計) K林みち子 Y村 K川 A部の11人
【データ】 距離 8.3K 累積標高差 705m
行動時間 6時間18分
【コースタイム】
8:43能登川駅(95m)→9:05岩船と山面古墳群(23号の見学)→巨石道
→9:48北向岩屋観音(260m)9:58→10:00猪子山山頂(267.5m) →10:54雨宮龍神社(300m)11:11
→11:23地獄越(220m) →12:17繖山山頂(432.6m) 昼食12:42→13:08観音寺城本丸・井戸・平井丸跡等
(380~400m)13:40→13:54観音正寺14:00→14:10布施淡路丸跡14:15→14:54結神社(100m)
→15:01観音寺口バス停
【内容】
早朝の雨も、能登川駅を出発する頃には青空も広がる天気となりました。町中を少し歩いて小さな公園に到着。
ここで、資料配布や準備運動を済ませ、いよいよ東近江トレイルに出発です。この道は以前より、参拝道、登山道は
あったものの、標識や道の整備、そして八日市駅までの見どころをどう繋いで整備するか?どのように説明するか等の
課題が山積でした。でも地元の方々の努力でクリア―。
今回ルートが、ほぼ完成したので、ここを歩く企画としました。
歩き出してすぐに「岩船」に到着。岩船の周りを一周すると、この岩はまるで船そのものです。神様が白髭からこの
石船で琵琶湖を渡ってきたと言い伝えられています。神様しかできないことですね。
次の山面古墳群(6世紀後半の円墳)の23号石室には、入って見学できました。
そして道に戻り、しばらく両側の草花を探しながら歩いて行くとチゴユリ、ショウジョウバカマ(咲き終わり)、
ミツバツツジ、ウワミズザクラ等の花々を見つけました。そして北向岩屋観音への階段(450段ある)下に到着。
でもこの階段はパスして、せっかくなので、巨石を訪ねながらの道を選択しゆっくり見ながら進むことにしました。
ここの巨石は湖東流紋岩といって滋賀県の岩石に指定されています。巨石には、太玉命(ふとだまのみこと)のように
神様の名前が付けられていますが、私達は、小象岩、母象岩、猪岩、屏風岩等、そんなネーミングの方が面白くて、
歩いているとすぐに北向岩屋観音に着いてしまいました。
ここは、坂上田村麻呂が戦勝祈願をしたと伝わる十一面観音様です。
ここからの眺望は、すばらしく比良山系や湖北の山々、伊吹山(今日は頭が雲の中)と、
下をみれば、長命寺山、伊庭内湖、荒神山等が見えます。景色を堪能してルートを進みます。
すぐに猪子山山頂(267.5m)に到着。ここから、稜線を進みます。丸太道が続きますが、私達も2年半前に丸太担ぎに
少し協力したので、その丸太が埋まってないかと探しながら進むとH井さんが「あった~」と。
日付と名前(イニシャル)を発見。ちょっと嬉しいような。(*^^)v 気持ちです。
途中のピーク上には、伊庭山城跡、北須田城跡があって、少し土塁等が残っています。そして雨宮龍神社に到着。
休憩と参拝です。さすがに龍神社、龍の彫り物は素晴らしいものでした。
ここから地獄越まで下り、そして約200mを登り返します。
しんどいですが、ミツバツツジ、ミヤマシキミ、イワカガミ等のお花や展望台と云われる大岩の上からの絶景が
あったりして、登りのしんどさも少しは軽減されたような感じでした。
12時過ぎに繖山山頂(432.6m)に到着。ここで昼食にします。昼食中、段々と風が強くなり、寒くなってきました。
長居はせずに出発。少し倒木や枝が多いですが、観音寺城本丸跡を目指します。
途中でミヤマシキミの大群落があり、その次はカンアオイがあちこちに出てきました。
この花は地面に隠れるように蕾を出します。根元を掘ると出てくるお花なのです。
ムラサキケマンやシャガの花を見た後、ようやく城跡に着きました。
本丸と平井丸の虎口(城の入り口)を見学。そして横井戸にビックリ、竪に掘っているのが普通ですが、
横から掘っている井戸です。しかもまだ、今でも綺麗な水がそこにあるのですから。
それと450年以上前からある石垣の古さに感動。平井丸の虎口で記念撮影して、イワカガミ、シャガが咲く城跡を
後にしました。観音正寺で休憩を取り、布施淡路丸跡に立ち寄ったあと結神社へと下り、バス停へ。
すぐにバスが来て、スムーズに能登川駅に戻れました。
皆様、お疲れ様でした。見どころの解説はなかなか難しいものでした。
次回は、東近江トレイルの後半(箕作山編)です。ご参加よろしくお願いいたします。
(記 Y森)