オールラウンド山行部例会 今シーズン初めての雪山山行 荒島岳 

■山行形態:ピークハント 山行目的:12月オールラウンド山行部例会 冬山テント泊

■山域・山名:荒島岳(1532m)

■日 時 : 2020年12月26日(土)(曇り)~

             12月27日(日)(曇りのち晴れ)

■メンバー:T田(CL) M田(SL) A部(SL) M内     U都宮 K西 K川(記録) 

■データ: 1日目 距離 2.9キロ  所要時間:7時間06分

       2日目 距離 4.6キロ  所要時間:7時間06分

■コースタム:

12/26(土)瀬田5:30出発→黒丸PA6:00集合→福井北IC→8:45勝原登山口着→9:20出発→ 

                     15:00 1154m(シャクナゲ1204m平手前)テント設営 16:10テント設営終了

12/27(日)6:10 1154m出発 → 8:10 先発隊1450mあたり荒島岳(1523m)後発隊1300mあたり

      → 9:00 1154m → テント撤収 → 10:10下山開始 → 12:00勝原登山口

                      →お風呂、帰路 17:30瀬田着

 

 

 

 

■報告

何年か振りに12月に雪が降ったので、年末の気忙しい26日27日オールラウンド山行部の12月例会で荒島岳に7人で行って来た。今回は、勝原登山口から登る。先週降った雪が、良い感じ。先人グループがつけてくれたトレースを辿りながら登る。約17キロのリックが応える。今回はコロナの関係でテントはソロ。加えて、荷物はアイゼン、ピッケル⛏ワカンと冬装備一式なのでかなり重くなる。T田リーダーは、なんと22キロ!途中で会った若いカップルに「テント泊ですか。カッコいい❣」なんて煽てられて調子に乗るもやっぱりタフはタフ。スキー場のトレースを辿りながら交代で登って行く。途中M内さんに代わりましょうかって聞いたら、「大丈夫、ずっとトレースが付いてるから行けるよ」と言う力強いお言葉に甘えて後発隊で行かせてもらうも3回も足が攣りそうになって例の相棒「68」(芍薬甘草湯)のお世話になる。先発隊はスイスイ登って行くのを遠くに見ながら、エッコラヤッコラ。汗もタラタラ。なんでこんな重い荷物を背負って君は行くんだ。還暦を随分超えているのに。自問自答しながら登って行く。途中、大きなブッシュにハマって一回転転倒。ギャー起きられないよう!何とか持ち直してふぅー。一の呼吸、雪の呼吸!!いやはや悪戦苦闘である。何組が、しゃくなげ平までの急騰の手前で諦めて戻って来られる。急騰なので行けませんでしたと。と言う事は、これからラッセル?やはり1000m超えたあたりから膝上から腰のあたりまでのラッセルになり、しゃくなげ平の手前、1154mでテントを張る。この間13時から15時まで2時間、掛かった。先発隊、ラッセルありがとう!シャクナゲ平まであと50m。しかし、この50mがきついのである。15時で行動を終えないとテント設営にも時間が掛かる。リーダーの的確な判断だ。7人で5張り。それぞれで雪を平らにしてテントを設営する。竹ペグがない人は、レジ袋で代用。レジ袋に雪を入れて石代わりにしてペグの代用とする。ナイスアイディア。トイレも作ったし、完璧、いつもならここで例の泡泡で乾杯するところだが、今回はちょっと寒いのでそれぞれテントの中で乾杯! 私達のテントは、おでんです。良いね。A部K子さんのおニューのチタンのお鍋がとてもナイスな働きをしてくれてすぐに温まる。T田リーダーもおニューのエスパースのテントが心地よさそう。テントからは談笑が聞こえてくる。居酒屋エスパースは、今夜も盛況。

 

次の日は、6時出発で荒島岳に向かう。準備をしていると雪山トレラン4人組が軽快ないで立ちで登って来る。5時に登山口を出発したとか。なんという韋駄天(いだてん)。颯爽と追い抜いて行く。私たちも今朝は、荷物が少ないので何とか行けそうだが、最初から急斜面なのでここはピッケルにすべきだった。ストックが邪魔。途中、宮内さんのスノーシューの具合も悪くなって、坪田、椋田、宇都宮の先発隊がもう少しで荒島岳と言う1450mあたりで撤退して戻って来る。後発隊もやれやれ1300mあたり。8:10で終了。テン場に戻りってテント撤収中、例の韋駄天チームが降りてくる。なんと8:15に荒島岳登頂だとか。ワカンを持ってる人は、リーダーのみ、後の人はツボ足。凄い人たちだ。さて下山。下山の方が、危険なので注意が必要。転倒しない様に気を付けて降りて行く。途中、ご褒美の様な青空が広がって白山、奥美濃 取立山などが一望。とても綺麗!ほっこり雪山の絶景を楽しみます。これだから辞められないんですよね。気持ちいい。

昨日のしんどさはどこへやら。上機嫌。スノーシューも気持ちよさそう。下りはスノーシューが良い感じ。

荒島岳への登頂は叶わず、又、来年に持ち越しですが、還暦を越えても山の仲間といつまでも

こんな風にテント泊で春夏秋冬の山を楽しんで行きたいものです。

山と仲間に感謝と乾杯デス。

 

めちゃしんどかったけどめちゃくちゃ楽しかった❗