山行日:2020年12月20日(日) 曇りのち晴れ
参加者:Y村(CL記録)、H井(SL救護)、S井、K間、Nま、M内、O本紀、O本和、Y森、
K林、N野達、S口、A元、Y田、M田、T中博子、T中博之、A隅、K原、A倍
T田、その他1名 計22人
コースタイム
8:40皇子山体育館駐車場集合→皇子が丘公園上(トイレ)9:05発→9:33千石岩(休憩)⇒長等三角点→10:47灰山庭園→11:23如意が岳→11:41雨社→12:10(昼食)→12:40大文字山山頂→13:05火床→13:43銀閣寺登山口→14:00銀閣寺観光駐車場(トイレ)解散
【記録】
12月中旬から寒波により寒い日がつづく気候だが、22人が集まり元気に出発した。千石岩までは急坂で一気に体が熱くなる。千石岩にはロッククライミングのグループがロープを使って岩登り中で、大人に続いて小学生もトライしているのに驚いた。長等山三角点への道はロープで止めているものの踏み跡はあり、注意しながら進むとゴルフボールの墓場に出た。長年皇子山カントリーから飛んで出た大量のゴルフボールが谷に堆積され、永遠に土に戻ることのないボールで自然が壊されている現状は、ゴルフを楽しんでいる人には想像つかない光景だろうと心が痛んだ。
長等山三角点のベンチ下には、「長等山を守る会」が設置したノートがあり、登る度に回数と名前を記入している。二人の常連さんらしき方が座っておられ、「春には植樹されたコブシと枝垂れ桜を楽しめるから来てや」と声をかけられた。如意古道は、京都鹿ケ谷から三井寺を結ぶ如意越と言われ、鎌倉幕府時代「吾妻鏡」等の古い書物にも登場するそうで、三井寺周辺に住む「oh!讃山クラブ」の方々が復活させようと、2か月に一回山行を続けあらゆるコースを整備しておられます。2018年台風21号の被害で通れなくなった道も、倒木を切り迂回路をつけくださっていて道標も整備され、とても歩きやすく感謝である。斜面を覆うすさまじい量の倒木を見ながら、時折風で木々がこすれる音でも不気味なのに、これだけの木々が倒れる時の音はいかばかりか想像すると自然の驚異を感じた。
如意が岳は、航空施設の中にありポイントを確認することができないので、迂回してから灰山庭園と雨神社に立ち寄ると大文字山はもうすぐである。続々と登山者が山頂へ向かうので、人の蜜を予想して山頂手前のゆるやかな樹林の中で昼食とした。食後山頂と火床で集合写真を撮影した。火床では冬の澄んだ空気と午後からの晴れ間であべのハルカスや大阪のビル群まで見渡せ、京都市内の主な観光ポイントも見渡すことができ、しばしソーシャルディスタンスも忘れて話が盛り上がった。山の魅力はやはり鳥目線で景観を眺められることである。下山後は、豚熱の発生により靴底を洗ってから帰宅するようにと看板があり、脇の川でストックや靴底を洗って、予定通り銀閣寺観光駐車場で解散した。
午前中雪がちらついたものの、穏やかな天気に回復し楽しいハイキングだった。