日時:2020年10月25日(日) <歩行距離20㎞、累計登り1.9㎞、歩行時間7時間>
行程:7:00 福定親水公園駐車場 - 7:30 東尾根登山口 - 9:30 神大ヒュッテ - 10:00 氷ノ山 -
11:40 氷ノ山超 - 12:30 太平頭小屋 - 13:10 高丸山 - 14:00鉢伏山 -
16:00 福定親水公園駐車場
報告:田中博之(ソロ)
ソロ登山をしながら山友会の案内と例会の開催について考えながら歩いてみました。今回はその視点からの報告です。
Q:登る山はどうやって決めるの? 登ってみたい山を希望できるの?
A:山友会では各部ごとに毎月1回、例会山行として全会員対象に山行計画を立て参加者を募ります。それとは別に気の合う仲間と、
またはソロ(単独行)などフリーなスタイルで楽しんでいます。自分が行ってみたい山、他の会員にも勧めたい山が選ばれることが多いです。
氷ノ山は有名だけど、まだ登ったことがないので今回ソロで挑戦しました。兵庫県と鳥取県にまたがる氷ノ山、雄大な中国山地の一部で、
兵庫県側の東尾根登山口から氷ノ山、鉢伏山と時計回りに縦走する、通称「ぶん回し」と呼ばれるコースを歩きました。
Q:どうやって山まで行くの?
A:アクセスは山選びファクターのひとつ。電車・バスで行けるところもいっぱいありますが、自家用車を使うと更に山域が広がります。会員の車に分乗し山に着くまでも楽しい時間です。氷ノ山は紅葉シーズン真っ只中の休日、早朝3:30に大津を出て6:30で駐車場はいっぱいでしたがなんとか駐車できました。日帰りで行くにはぎりぎりの距離かなと思います。季節によっては登山口で車中やテントで前泊することもしばしば。この日も車中泊の登山者も多くいたようです。
Q:登れるか不安ですが大丈夫?
A:会員も経験、技術、体力は様々です。自分に合った例会山行を選んで参加できます。参加人数は例会によっていろいろですが
4,5名から時には20名を超えるパーティーとなることもあります。どの例会でも必ず会員がリーダーとサブリーダーを担当し、それと救護係
として万一の時に備え応急手当てができるファーストエイドキットを準備することもあります。リーダーは参加者全員をまとめながら歩くので
遅くてもマイペースで登ることが出来ます。ソロでも基本は同じで無理せず安全に下山することが大切ですね。
ちなみに氷ノ山はこんな感じでした。
□ 東尾根登山口(標高800m)から神大ヒュッテ(1340m)
登山口から神大小屋まで標高差500mを紅葉したブナ林を一気に登ります。さてこの500mの登りをどう表現するか。ネットの山行記録を
見てもバラバラですし、会員のレベルも様々です。リーダーは参加者のペースを把握することが大切です。
□ 氷ノ山(1509m)山頂 ~とんがり帽子の避難小屋は氷ノ山の目印~
神大小屋からは一転稜線歩きです。ところどころで見える眺望に写真を撮りながら歩きます。おすすめは山頂直下の「こしき岩」からの眺め。
ただしこの岩、登るには三点確保は必須でかなり危険。でも山友会には多くの経験者がいるので適切な指示のもと是非挑戦してみましょう。
□ 鉢伏山(1221m)までのロングコース(約10㎞)
ここから鉢伏山目指してアップダウンが続きます。ここでも体力の差がかなり問われます。距離や高低差などデータも参考にしつつ、やはり身近な経験者の感想が有力かなと思います。ちなみに私はかなり疲れ、足の踏ん張りもおぼつかない状態でした。最後の鉢伏山頂からは歩いてきた稜線を一望でき、ほんとよく歩いたなぁという素朴な感想です。
以前から歩いてみたかったぶん回し、ぶん回してやろうと挑んだが、見事にぶん回された一日でした。例会山行とするには総合的な想定が必要となりますが歩いてみたい良いコースですね。