鈴鹿の渓谷美を堪能する

 

 

D a t e s : 2020年8月15日(土)

Weather   : 晴れ

Member   : K澤(CL・車)、K口(車)、K内、A井、M内(車)、Y岡、N西(記録) (計7名)

Coures   : 8:36 駐車場 → 9:03~9:24 504 入渓地点(沢装備装着) → 10:21 581 15m大滝 →  

        12:01~12:20(昼食)724仏谷出合→13:36 895稜線(沢装備解除)→16:16駐車場

 

  ヘルメットとハーネスを装着して、沢登りを経験できるなんて考えてもいませんでした。沢登りに必要な装具一式を貸していただき、リーダーの言葉に甘えて、未経験ですが参加させていただきました。行きの車中で、「沢が好きになると、暑い夏がくるのか楽しみになるよ。」と言っていただき、ますます沢登りがどんなものなのか楽しみになってきました。
 駐車場から30分程度歩き、沢装具を装着していよいよ入渓。川に入るのなんて何年振りだろうとテンションがあがり、ちょっとドキドキしましたが、入るととても気持ちよく、”沢登りは大人の水遊び”と聞いていたので、なるほど!と思いました。石が滑るので普段の登山での小さな渡渉も苦手なのですが、沢登りではそんな石の上を歩いていくのでずっと注意が必要でした。
 15mの元越大滝に行くまでに、深い釜があり、足がつかないと思った途端とても焦り必死でバタ足をしましたが、リュックが浮き袋代わりになってくれるようで焦る必要はありませんでした(*^^*) 横を見ると、K口さんがザックを前に泳いでいました。なるほど!そうすればいいのかと思いましたが、水の流れに逆らって泳ぐのは大変そうでした。A井さんも流れのきつい滝を登っておられました。がんばれA井さん。
 15mの高さのある元越大滝は迫力がありました。でも、「ここを登るの?」、「どうやって?」と頭の中では疑問がいっぱいでした。怖く感じたら”怖い”と言ってねというリーダーの言葉を信じて後に続きました。怖いと思ったら前に進めないので、頑張って登ろう!と自分に言い聞かせて、手元足元に注意しながら登りました。その後、小さい滝が続き、景色を楽しみながら進んでいきました。15mの大滝以外にも4mと6mの滝があり、その滝が手ごわく自力では登れず、リーダーのお助け紐に助けていただきました。
 山頂に近づくにつれ水の量が少なくなっていき、もう胸まで水に浸かることはないんだと思うと少し寂しくも感じました。稜線に出て、沢装具を外して腰を下ろすと、動きたくないくらいに疲れていました。沢登りがこんなにも体力が必要だとは思っていませんでした。水に浸かっているから体力を消耗するんですね。普段の登山では見ることができない山の雰囲気を感じることができ、透き通った美しい水を肌で感じることができ、貴重な経験をさせていただきました。皆さんにサポートしていただき無事に下山することができました。ありがとうございました。

 三点確保は登山の基本と言われますが、今回、岩場を登りその意味がよくわかりました。そして歩幅が開くとバランスが悪くなるので歩幅は小さくし、遠くの岩を掴もうとしてはいけないこともわかりました。安全に登るためには、普段から足腰を鍛えて、バランス感覚を身につけることが大事ですね。